今日は高円寺で昨日から行われていた阿波踊りを見てきた。踊りを見るより、笛の様子を見て、できれば録音してこようとおもった。録音はばっちり。そのうち自分で楽譜をコピーしてマスターできる。
18時の開始時刻とともに鳴り物が鳴り出した。太鼓のリズムに不思議とわくわくしてくる自分がうれしかった。
たしかに同じあほなら踊るべきだと思えるようなわくわく感がある。
ただし、多少、スポーツ要素が多くなりすぎて、本当の盆踊りからはかなりかけ離れた踊りだなとも思った。
もう10年ほど前になるだろうか。郡上白鳥の友達をたずねて郡上盆踊りの時期に遊びに行った。夜通し踊る盆踊りに参加して、色っぽい、そしてやや寂しい盆踊りを堪能したが、それとの差をつい考えてしまった。
輪になって踊る盆踊り、輪のずっと先に踊っているあの背中は、もしかして5年前に無くなったおばあちゃんじゃないかなと思いながら顔を隠してみんなが踊る。生きている人も、死んでしまった人も一緒に輪になってすごせるひと時。これが盆踊りの醍醐味だ。阿波踊りのリズム感もとてもよいのだが、今一度、こんなしっとりした盆踊りをたずねてみたい気持ちが沸き起こってしまった。



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