バイオリンを弾いている夢をみた。もう15年も前だろうか。原因が分からず、徐々に右手で弓がもてなくなってバイオリン演奏から遠ざかっていた。その悔しさを忘れるがために、何かをやらねばと思って尺八をやってきたが、なんだかまさゆめかと思うようないい感触の夢だった。
もしかしたらそろそろ弾けるようになったのかも、と思い、昼の稽古が終わって帰ってきてから夕方弾いてみた。
弾けた。いままでと違ういい感覚で弓が持てて、この10数年間弾けなかったことが弾けた。爆発しそうなうれしさがあるが、じっとこらえて、明日もう一度弾いてみようと思う。何か脳の中の血の流れがかわったのであろうか。あきらめていたことだけにもし変化があったならうれしいことではあるが、いったどうしたことだろうか。

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