2010/8/27
魚野川水系の岩魚稚魚放流 フィッシング
暑い中、例年同様岩魚の稚魚放流を行いました。

漁協の呼びかけで集まった放流員6〜7名は、急いで稚魚を袋詰めします。
まず水を入れ、稚魚を入れるのですが、決して軽いものではありません。

次に酸素を入れます。
準備完了してから、各放流員は放流場所へと散ります。
30分〜1時間以内に放流を完了しないと岩魚の稚魚は死んでしまいますから
大急ぎです。
ヤマメの稚魚放流と違い、本流のアプローチしやすい場所での放流ではありません。
私の場合は、
・餌が豊富
・漁的な行為を行う人が来ない。
・水質が良い。
・成長後は、本流に出られ、棲み良い場所を探して自ら移動できる。
等々の条件を満たした沢を選びます。
結果、激しい藪を漕ぐような沢になる訳ですが、
当然車を横付けできるようなところにそんな場所は有りません。
車を停めた後は、少しでも早い方が良いので、
のんびり藪を掻き分けながらという訳にもいかず
重い袋を持って(今回は2つ)藪に突っ込み小走りです。

袋をできるだけ揺らさぬようにギュっと掴むことで萎えた腕をかばうことも
ほとばしる汗をぬぐうこともせず、ようやく放流に適した場所にこぎつけました。

現在、5〜6cm程度の岩魚。
岩魚は、ある程度大きくなるまでは、
とぼけたような?なんとも愛くるしい顔つきですよね。

日中でもデジカメを向けるとフラッシュがたかれてしまうような場所なので、
ここなら静かに育つでしょう。
今後も魚が棲み良い川となるように尽力しますので、応援してくださいね。