胡同の理髪師
http://futon-movie.com/
2/24 税務署--散歩-->病院-->岩波ホール
北京の胡同に住む93歳のチンおじいさんの実話。
冒頭のシーン、これだけでああ気持ちよさそうと思ってしまう。
こういう床屋さんがいたらもういうことない・・。
年をとること、生きるということ、近代化ってなんだ、・・・ 色々考えることがそれとなくちりばめられている。
「あんたはどういう生き方をするんだい」と聞かれているのだ。
今、行っている床屋さんの奥さんも髭剃りが気持ちいい(旦那はうまくない・・)。
奥さんがやってくれるとほっとする。そしておしゃべりに花が咲く・・。
ご本人が演じてる。そこにいるだけで、一幅の絵になっている。 どんな役者もかなわない。
「
有名人も金持ちも、人生は一度きり」
「動けるなら散歩して・・・テレビばかり見ているとバカになる」
おっしゃるとおりです。
同じような雰囲気の映画に「こころの湯」というのがあった。
北京オリンピックで開発したいのはわかるけど、古い文化も時が立てばちゃんとお金になるんだけどな・・。
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2/23 掃除・洗濯-->散歩--.>阿佐ヶ谷ラピュタ
1947年 谷口千吉 「銀嶺の果て」
私の生まれる三年前だ!
谷口監督の第一回作品、脚本:黒澤明、助監督:岡本喜八 音楽:伊福部昭
伊福部さんが最初に手がけた映画音楽がこれ。独特の音楽はそののちのゴジラのテーマを髣髴とさせる。
三船の初出演ではあるが、主役は志村喬。 また彼の渋い演技が素晴らしい。
ロケがすごい。 北アルプスで戦後間もない47年にどうやってロケしたんだろう・・。
山は美しい、モルゲンローテをみるシーンの景色は圧巻。
新雪に描くスキーのシュプールがまたいい。
谷口監督は日本山岳会会員だったという。
アクション映画というより山岳映画だ。
谷口監督、昨年なくなってしまった。
http://home.k00.itscom.net/kowdow/koudous_essay/essay_koudou071206.htm

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