アンリ・カルティエ=ブレッソン、瞬間の記憶
http://www.longride.jp/hcb/
8/12にドキュメンタリー映画 ”アンリ・カルティエ=ブレッソン、瞬間の記憶”を恵比寿の東京写真美術館に見に行った。
知らなかったのだが、ブレッソンは報道写真の神様のような人で、この人の影響を受けていない写真家はいないといっていい位の凄い人らしい。
パンフレットの説明には
”ロバート・キャパらとともに、写真家集団“マグナム”を設立し、小型カメラのライカを片手に、スペイン内戦前夜やパリ解放、ガンジーの死など歴史的瞬間を撮った報道写真の先駆者だった。”とある。
ブレッソンは残念ながらすでに亡くなっているが、このドキュメンタリーの時は93歳、たいへん楽しそうに自分の撮った写真のことを説明している。
シャッターを押す瞬間のことを ”ポン!”とかいってまねて見せてたいへん幸せそう。
彼には”決定的瞬間”という写真集があって、プロの写真家のあいだではバイブルのように思われているらしい。 ”決定的瞬間を持たないものなど、この世には存在しない”と序文にあるとのことで、”瞳と現実が出会った時”にそれを切り取るということらしい。
特にセンセーショナルな場所へいくとか言う事ではなくて、日常から”決定的瞬間”を掴まえるということで、キャパなどとは対照的である。
こういう説明をよんでもあんまり意味は無いので、写真に多少とも興味のあるかたはぜひご覧になってください。 絶対に損はしません。
ほとんど全編にバッハがながれているが、それはアンジェラ・ヒューイットが演奏している。一瞬グールドと間違うほどの演奏で、ブレッソンはそれを聴きながら実に幸せそうに写真の説明をしている。
私は写真も、バッハも大好きだから、まるで2倍楽しめて、身体全部が幸福感に満たされた。
百聞は一見にしかず・・、とにかく見てください。
8/25で終りになってしまいます。
http://www.syabi.com/details/mo_henri.html

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