ちょっと前にダンナが、私の大学時代のゼミの先生の
セミナーがあるけど行く?と教えてくれました。
大学で夜の8時からなんだけど、自分は仕事だから
ミヤビを職場に連れてきてから行っておいでよと
言ってくれたので私は大喜びで今日行ってきました。
セミナーに参加するのはほぼ2年ぶり位かしら…
仕事を辞めてからは1度も行くことができなかったので。
単身で行けることと、久々に獣医師として参加できたことに
すっごく喜びを感じました。
後輩にも会えたし、先生と話もできてすっかり上機嫌。
セミナーも終えて帰る途中、ダンナからメール。
『そろそろ帰ってくるかな?ミヤビはまだ起きてるよ』
実はダンナの職場へミヤビを車に乗せてくる途中
彼女はすっかり寝こけてしまったのです

なので、
『やっぱり…

今○○(帰宅途中の場所)だからねー』と
返信して帰り道を急ぎました。
で、駐車場に停めていたら上から「アヤ!」と呼ぶ声が。
お?ベランダから二人でお出迎えか?と
のん気に上を見上げたら
「ミヤビに締め出された。泣いてるから急いで!」
とダンナが言うのです。
驚いて慌てて家に入り、ミヤビが思いっきり泣き叫んで
いる声が聞こえたので
「ミヤビ!」と声をかけると、その声にも驚いたのか
さらに怖がって泣き叫んで暗い私の部屋のベットに
しがみついていました。
でも私だと分かるともうワンワン泣きながら
がっしり抱きついてきました…
ミヤビを抱えてベランダへ行ってカギを開けて
ダンナを部屋に入れてあげると
ダンナもちょっと半泣き(実際には泣いてないけど)チックで
「ミヤビ‥!」と抱きしめようとしました。
しかしミヤビは断固拒否!
私からしがみついて離れませんでした…
ここで多分ダンナの心にぐっさり来たんじゃないかと
感じました
「いつから締め出されたの?」と聞くと
「アヤにメール送ってからだから…20分くらいかな」
「え!!?20分!!?」
そりゃあ怖かったろうに…
ダンナがタバコを吸おうとベランダに出た時に
ミヤビが鍵をしめてしまったようなのです。
実はコレ、ダンナが子供の頃に全く同じコトを
お義母さんにしたという話を聞いたことがあったんです。
やはり血は争えないか(笑)
で、最初はミヤビはゴキゲンでニコニコ笑ったり
私からのメールを受信して音楽が鳴ったので
携帯を持ってきてダンナに「はい!」って渡そうと
していたみたいです。
しかしダンナはどうやっても受け取れないし、なんとか
鍵を開けられないかミヤビを誘導してみたり
隣の窓を開けてみようとしたり色々と努力していた
みたいです。
そのうちミヤビが泣き始めてしまって、5分くらいは
姿も見えなかったらしい…
ミヤビも怖かっただろうけど、その20分間ベランダに
締め出されてミヤビをどうすることもできなかった
ダンナも辛かったろうに…
ちょっと落ち着いてから再びミヤビを抱きしめようと
ダンナが手を伸ばしても断固拒否のミヤビ。
このままではきっとダンナもミヤビも傷ついたまま
眠ることになっちゃうなあと思って
冷蔵庫にあるプリンを持ってきてもらいました。
そしてダンナからミヤビにあげてもらいました。
するとすっかりいつものミヤビに戻って
「オイシイ!」といいながらプリンを食べました。
ダンナも笑顔が戻って一安心。
よかったよかった
それにしても、私が出かけた直後じゃなくて
ホントによかったです…
携帯も部屋の中だからどうにも連絡取れないし。
とうとうこんな年齢達してしまったのだなあと
実感。
そして…
私はやっぱり単身で心置きなく行動できないのかしらと
ちょっと哀しくも感じたのでした。
まあ今回の事件はダンナが一方的に悪いってわけじゃ
ないんですけどねー

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