昨夕は、第1火曜日で、子守唄研究会でした。生徒は私のほかに3人の女性で、数は少なかったのですが、お三方とも、作詞、作曲、歌唱、楽器演奏など芸をお持ちの方々で、量よりも質の研究会となりました。
大分県の子守唄が主題でした。ひとつは「唄げんか」です。いまは佐伯市に入っている「宇目」の唄げんかを教えてもらいました。「唄げんか」とは、例えば川を挟んで、子守同士が唄で、競い合うのだそうです。相手を罵りながら、自分の雇い主への恨み辛みを晴らしていたのでしょう。
ねんねねんねと 寝る子は可愛い 起きて泣く子は 面憎い ヨイヨイ
面が憎けりゃ 田圃に蹴込め 上がるそばから また蹴込め ヨイヨイ
いらん世話焼く 他人の下道 やいちよければ 親がやく ヨイヨイ
もうひとつは、「隣が人と」と呼ばれる唄で、これは「りんがじんと」と読むのだそうです。漢字のなぞときのような唄で、説明はまた改めて試みますが、数県で歌われているとのことで、原先生は、特に興味をもって研究中とのことでした。

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