江戸子守唄は、私の大事なレパートリーです。伴奏なしで吹ける数少ない曲のひとつです。もちろん、ほかの曲も伴奏なしで吹けるのですが、伴奏なしで吹いた場合に、聴いてくださる方の心に届くのか、自信が持てないのです。歌の場合でも、クラシックからポピュラー、民謡まで、伴奏なしで独唱をお聞きになることは、あまりないのではないでしょうか。
江戸子守唄も、もちろん伴奏のある時の方が吹きやすいのですが、なくとも、何とか演奏できますし、あるいは、素朴さがかえって効果的なのかもしれません。
私の覚えているメロディが、本当のものなのか分かりません。覚えたままで、楽譜などで確認せずに吹いております。陽旋法と陰旋法との両方があるとのことですが、これも分からずに吹いております。サンケイのシリーズを読み、少し勉強をしなければと自戒しているところです。
この江戸子守唄は、母の琴から覚えたようです。母は、田舎で琴を教えておりました。姫松小松、さくらなどの次に教える曲が、子守唄で、江戸子守唄をベースにしている曲でした。
時計の音は いま8時
母さん 寝ますよ お先です
といった歌詞でした。前後は忘れてしまいました。綺麗な変奏部分があるのですが、草笛の音域を越えており、演奏できません。私の音域が広がり、この変奏部分を加えての江戸子守唄を演奏できたら、素晴らしいと思うのですが・・・

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