4月2日の午後、玉川学園前の「さくらんぼホール」で、「街角の小さなコンサート」と称するコンサートが開かれました。桜が満開な中での、素敵な集まりでした。
3部構成で、第1部は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロでの、ヘンデルの「ヴァイオリンソナタ第3番」、メンデルスゾーンの「ピアノトリオ第1番」、そして町田治編曲「日本の四季」でした。
第2部が、お目当ての、原田さん(2月28日ブログご参照)のソプラノで、ドナウディの「どうか吹いておくれ」、モーツァルトのフィガロの結婚から「ケルビーノのアリア」2曲、そしてブラガの「セレナード」でした。
原田さんのケルビーノのアリアをお聴きするのは2度目でした。最初は、オペラのとおり男児に扮しての、今回はロングドレスでのケルビーノでした。ケルビーノの姿を借りて、モーツァルトは、男性が等しく持つ「女性への憧れ」を表してくれたように思われます。ドナウディ、ブラガともに初めての曲でしたが、それぞれ素敵なメロディでした。大きな拍手でした。私も「ブラボー」と応援しました。
第3部は、混声合唱団「やまびこ」により、組曲「旅」(3曲)の演奏がありました。アンコールで、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が歌われました。生で聴くのは初めてでした。モーツァルトの最期が偲ばれ、涙がこぼれそうになりました。
小さな、そして素敵なコンサートでした。

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