週末は、北米版「ベニスに死す」に収録されている特典の中の一本「
タジオを探して」を見ました。
これは映画の「メイキング」という視点で撮影された30分のドキュメンタリーなんですが、2度見てしまうほど凄いアーカイブ映像だと思います。以前、日本でもVHSで発売されたことがあると記憶していますが、僕は今回初めて見てかなり興奮しました!これは僕が見た多くのメイキング画像の中でも、画質は悪いですが5指に入る内容です!!
ヴィスコンティご一行が、タジオを演じることが出来る少年を探し、欧州を飛び回る内容で、ブロンドと青い瞳の少年が比較的多いとされるポーランドやハンガリー、ヘルシンキまで子役を探しまわり、思うような少年を見出せない監督ヴィスコンティの焦燥感が感じられますが、スウェーデンのストックホルムで、ビヨン・アンデルセンに出会った時の瞬間がカメラに収められている部分が白眉であります!!なぜか、ヴィスコンティ監督は通訳の女性に仏語で指示を出しているのも面白かったです。
これはもし国内版が出るなら絶対収録して欲しい映像です。IMDBには英語でこのドキュメンタリーに関するやや長いコメントが書かれていますが、なかなか興味深いです。お時間のある方は是非読んでください・・・
https://www.imdb.com/title/tt0209906/?ref_=nv_sr_1

1