昨日まじめなコメントをいただいたので、ご返答ということです。
育成と言う点では、2軍監督と球団フロントが基本的にはその責を担うのは、日本のプロ野球のやり方です。メジャーではフロントがその責を明確に担っています。
メジャーの場合は、ルーキーからAA、AAA、と7つの育成リーグが存在しており、監督と育成は関係ないといえるでしょう。それは、ドラフト、トレードに関してもフロントの権限が強い。
一方で日本の場合、チーム作りには監督にある程度の権限があるといえよう。落合前監督の場合、ドラフトの野本獲得や中村紀洋獲得にはその意向が反映してしているといえる。また、ドラフト補強やトレードに関して意見を取り入れられると考えていいだろう。その点では、落合前監督場合は、不可解なコーチ解任、トレードに落合前監督が係わっているといわれている。
短期政権の場合は、育成に関しては責任はないといえるが、星野監督のように粛正、トレード補強などでその場限りの強いチームづくりをしたり、強烈な権限を持った監督も存在した。チーム作りという点では、長期政権であった落合前監督場合は、星野ほどでなくても意見を通せる立場であったと推測は出来る。
その点を考えるとチーム補強という点から即戦力、育成選手を上手に採用してチームを運営することが日本の監督には必要である。そのための意見もフロントに伝えられるし、ごり押しも可能な部分もあるのである。
日本の場合メジャーとAAAと違って、1軍と2軍の差が大きいと思われる。そのため、若手の育成には一軍での経験が必要であるが、若手の起用では、全く我慢していなかった。一方では、ベテランと助っ人起用は我慢のしすぎであった。巨人の坂本、広島の堂林などの成功例から素質の見極めと起用に関しては、落合監督の評価は非常に低くなることは仕方がない。
勝利のためと言いながらも使えない助っ人に使うポジションを若手に使えていれば結果は違ったかもしれない。例えば、藤井選手など確かにポカのある選手であるが、堂林に比べれば少ないし、素質的に十分であったのに、不可解な干しかた(好き嫌いと言われもしょうがない)で折角の開花時期を逃したようである。
ただ、世代交代に関しては、巨人川上監督でも出来なかったことですから、常に優勝争いに絡む場合難しい点もあるので、しょうがないかなと思います。現状のチーム状態の原因は落合前監督にも責任の一端はあるのにオチシンに責められる高木監督がかわいそうなだけです。
組織運営という点では、メジャーのように経営基盤がしっかりしていないので個人的にはトヨタがドラゴンズを所有すべきだと思います。そうすれば、現フロントも一新できますから。その点から、オチシンは高木監督でなく、フロントを徹底的に糾弾すべきで、怒りの方向が間違ってると思います。
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