本日、新宿ディスクユニオンにて
図書館「
図書館の新世界」を購入。
僕らは時に途方に暮れる。
一生かかっても到底処理できぬ物で溢れかえり、そのほとんどに触れることなくきっと過ぎていってしまう時間。
さて図書館という場所はどうだろう。
一生かかっても読むことのできぬ、自分の背の高さよりずっと高い棚に並べられた、見たことも聞いた事もない本やかつてどこかで読んだかもしれない本。本当に膨大な本の数々。
でもなぜか図書館で途方に暮れることはない。あの香り、あの空気、あの明かり、お互い別の目的で居ながら、同じ場所で他者を思い遣る気持ち。そして何より、ここにくればきっと在る、という安心した心持ち。
あの図書館の陽だまりの窓際の席で本を開く優しいひと時がこの作品の中には(ジャケットにも)あります。
たぶん、この作品は宮崎さんや田中さんやイトケンさんや近藤さんの音楽や足立さんの言葉を今まで触れたことのない多くの人の元に届き、多くの人の心を締め付けるんじゃないだろうか。
だって図書館ってそういう場所でもあるんだから。
みなさんも素晴らしい時間を、ぜひ。

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