さて、本年度も今日で終了。
皆様当blogをご覧いただき、本当にありがとうございました。…全然更新してませんが。すみませんねえ。
さて、ドーでもよくないココロの名盤2011邦楽編をやり終えて今年は終了といたしますよ。洋楽編でも書いたけど、岡村さんとラジオをやっていたので新譜は通年に比べてたくさん聴きましたが、実はいわゆるCDRの類は聴かなくなっていきましたよ。というのはライヴハウスに行く回数が極めて減ったから。仕事の内容が変わったということもございますが。来年はライヴハウスにもうちょっと行こうかな、と。
では今年はこんな感じですなあ。順位とかとくにありません、はい。
・二階堂和美 / にじみ

久しぶりにニカちゃんに会ったときに「本当にたくさんの人に聴いて欲しいんです」と力強く言ってましたが、この作品を聴いた人の多くも「ああ、このアルバムをたくさんの人が聴いたらいいのに」と思っただろうなあ。そう思わせる愛しい、今までよりもっと広い、聴く人を選ばない曲が並びます。5年ぶり、その間に練りに練られた全曲オリジナル。
・坂本慎太郎 / 幻とのつきあい方

ゆらゆら帝国が終わり、さてどうなるかと思えばこの力の抜けっぷりがいかにも。バンドという制限がなくなって、その先で選ばれた音の数々は70年代に作られた、と言ってもおそらく信じる人もいるだろうけして最新型の何か、といった新しい試みは無い。けれど、でもだからこそ伝わるものもございましょう。何度でもくりかえし聴ける。でもほかとは違う。それで十分でございましょう。
・Pizzicato One / 11のとても悲しい歌

いつまでも夜の明るさや華やかさを求めている人にはこの作品は必要ないと思うかもしれない。でも人は悲しさや寂しさを必ず持つ。そして人は必ず老い、そしていつか消える。それを内包できる歳になった人(僕も含め)にとって、この作品はとても深い贈り物になったでしょう。2011年のこの辛い出来事があった年にこの作品がリリースされることになったことは必然ともいえるかもしれません。
そしてこの世に無数にある凡百なカヴァー集とは全く異なる、深く考えられた選曲とアレンジメントは「カヴァー」というものを深く考えさせられる内容となっております。よく聴かれた曲もハッと思わせるアレンジの妙はさすが小西さん。
・細野晴臣 / HoSoNoVa

まーHosono Houseから38年ぶりの全編ヴォーカル入りソロアルバム、というのは事実だが、少々そこまで掘らなくてもーとは思ったけれど(笑)、いやでもコンセプトありきでこういう作品がリリースされたとしたらありがたいことだなあ、とかやっぱり思ってしまったのです。
ええ声。ええ歌。ええ感じ、という3拍子揃った無駄のない内容。レコ大で歌われたSmileの詞を改めて味わって、これもまた2011年に歌われるべき曲だったのだなあ、と。
おっと、ちょいとヤボ用が。
続きは年またぎで(すみません)。

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