昨日に引き続き、HDVビデオカメラ、Canon iVIS HV10の画質などについて、インプレッションしたいと思います。
昨日のトップに載せた写真は、HV10が届いて最初に撮った動画なので、使いこなしもなってないし、ピントもビシッとしてるかどうか疑問でもあるので、参考にならないかもしれません。
なので、ここ数日で撮った、動画からキャプチャーしたサンプルを見ていただければと思います。
(せっかくなのでハイビジョン画質の動画をお見せしたいのですが、このブログは動画に対応してないし、私のMacも古めなのでHDVの編集は無理)
まずは、これ。

クリックで拡大。ワイド端で撮影(ワイドコンバーターは無し)
池に映る逆さの浅間山が入らないのでワイコンはあった方が。。。

クリックで拡大。ズーム最大(デジタルズーム切、光学ズームで最大)
ここまで寄れます。

クリックで拡大。ワイド端で撮影した二度上峠からの浅間山。
空が青かったらもっと良かったけどね。

クリックで拡大。光学ズーム最大。

クリックで拡大。六合村へ言ったらニホンザルがいました(笑)
この毛の精細感、これが動画からのキャプチャーです。
さて、以上5枚が、「あとからフォト」で撮影済み動画からのキャプチャー。
ほとんど圧縮していませんで、そのままの解像度です。
HV10の大きな特徴として、動画撮影中にフォトボタンを押せば、静止画をminiSDカードの容量一杯まで何枚でも記録出来る、という機能があります。
相当強力な画像チップを搭載してないと出来ません。というか、「動画と同時に静止画」、が何枚でも撮れるのは、世界初だそうです。
「動画と同時に静止画」の場合、写真のサイズは1920×1080(ピクセル)
いわゆる、フルスペックハイビジョン、そのままの画素数ですね。
ところが、HDVという規格は、1440×1080(ピクセル)で記録するので、撮影済み動画からキャプチャーした静止画「あとからフォト」は、1440×1080を、再計算して1920m×1080に伸ばしているわけです。
ですから、厳密に言うと、「あとからフォト」の方が、画質は落ちる、ということになります。
実際両者を比べても、違いはほとんどわかりません。なんて言ってないで同じシーンの「同時に静止画」と「あとからフォト」を載せて比較しないとわからないじゃん、とおっしゃるかもしれませんが、ではそうしましょう(最初からやれよ)
まずは、「動画と同時に静止画」

暗い室内でフラッシュもライトも無しで撮影したので、普通のデジカメなら確実にブレているところです。
ほっぺたの辺りに多少ノイズがのっていますけれど(クリックして拡大するとわかります)この程度はしゃあない、頑張っている方、と思って下さい。
さて、こちらが「あとからフォト」で撮影済み動画からキャプチャーしたもの

こちらの方が、理論的には画質が落ちているはず、と思いきや、
なんと、ほっぺたの辺りのノイズはこちらの方が少なくなっています。
クリックして拡大した両者を比べてみて下さい。
下の方が、ほっぺたがつるんとしていませんか?多少、ですけどね(笑)
こと暗い室内に関しては、「あとからフォト」の方がノイズに強い、ということが判明。
1440×1080を、1920×1080に再計算する時に、どうやら「Digic DV2」がノイズ処理もしているようなのです。
というわけで、結構使える「あとからフォト」なのでした。
とりあえず動画に専念しておけば、あとからなんとでもなる、ということですね。
「同時に静止画」も全くストレス無く出来るので、撮影に余裕があって、慣れたらどうぞ、という感じですかね。
ここまで書いて思ったのは、ミニライトがせっかく付いているので使えば良かった、とか、オートモードで撮らずに、ポートレートモードで撮れば良かったとか、シャッター優先、絞り優先モードで工夫すれば更に良かった、というツッコミは無しで(笑)
まあ、動画で見た方がインパクトあります。

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