今夜は家に帰って速攻で夕食を済ませ(鍋だった)8時からのアカデミー賞授賞式をwowowで鑑賞した。
映画好きならアカデミー授賞式を見るためだけでもwowowに加入する価値はある!(毎年言ってますな)
wowowは毎年きっちりやってくれるのでうれしいです。昨日の昼間にリアルタイムで放送してたのだけど、仕事休まないと見れないし、リアルタイムだと同時通訳が毎年ヘボい(失礼)ので時間をおいて字幕で放送してくれる方を見ることにしています。
ラジオ等で結果はある程度知ってしまっているわけですが、どの賞をどの作品が受賞したか、ということよりもこの授賞式そのものがものすごいショーなわけですよ。
受賞結果はこちら→
第79回アカデミー賞を見ていただくとして。
今年は珍しく女性の司会者でした。もしかして初めて?少なくとも私が見た中では初めての女性司会者。エレン・デジェネレス。多くの人は多分知らないだろう。私も知らなかった。でもこの人、エミー賞の司会をした人らしい。「小さい頃からオスカーの司会をするのが夢だった」と語るこの人、本当にいきいきと司会をしていた。
受賞の合間に、ステージから降りて、大物スター達に声をかける。個人的に一番面白かったのは、監督賞にノミネート中のマーティン・スコセッシ(彼が監督賞!)に「私が書いた脚本なの、読んでくれない?」と持ちかけ、スコセッシが「脚本って書いてあるね」と笑いを取り、「今すぐ読むよ」と答えた後、同じく監督賞にノミネート中のクリント・イーストウッドに「昔から大ファンなの」と近づくと「マーティンには脚本をやって僕にはくれないのかい?不公平じゃないか」と突っ込まれると「もっと大切な用事があるのよ」と言ってデジカメを出しつつ「ブログ用にお願いしたいの、誰か撮ってくれない?あ、彼がいいわ、彼なら上手よ」と言ってスティーブン・スピルバーグにデジカメを渡すと、スピルバーグがピースサインの司会者とイーストウッドを撮る。するとすぐさま画像を確認して「ちょっと端に寄ってるわ!」ともう一枚撮らせる。スピルバーグは立ち上がり、今度は両手で丁寧に撮影してあげる・・・
なんて贅沢な写真なんだ!スピルバーグ自身が撮影した、クリント・イーストウッドとの2ショット。しかもブログ用(笑)こんな夢のような演出を楽しませてくれるなんて!これが演出なのかアドリブなのか。。。
いやー、スコセッシ監督が受賞した監督賞のプレゼンテイターが、フランシス・フォード・コッポラ監督と、ジョージ・ルーカス監督、それにスティーブン・スピルバーグ監督で、この3人がショートコント!(そんなのありえない!)
「監督賞をもらう気持ちって僕らが一番良く知ってるよね」「素晴らしいよね」「ちょっと待ってくれよ、僕はもらってない!」「いやいや、何を言ってるんだい、君はここでプレゼンターをしてるんだよ、それだけで素晴らしいじゃないか」「そうだね、受けるより、与える方が素晴らしいよね?」「(二人で)NO!(笑)」これ、どのセリフが誰だか、想像がつくでしょ?
いやはや、この3人にコントをやらせるとは。そしてこの3人にオスカーを渡されたスコセッシ監督は本当に感無量、という感じでした。
まあ、もらったのが「ディパーテッド」で、これが韓国映画の「インファナル・アフェア」のリメイクであるわけで、「パクりで賞」なわけだけど、それは置いといて面白かったな。
そういえば、我らが渡辺謙さんもフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴと共に舞台に立ち、外国語映画賞50年の歴史を紹介していた。彼もビッグになったなぁ。本番の英語はちょっと聞き取りにくかったけど、彼の活躍には今後も期待大です。
まあ、詳しい結果はともかく、これぞエンターテイメント!また映画をたくさん見たくなった、そんなアカデミー賞授賞式でした。

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