ご近所の方との話です。
「犬は大好きなのだけれど、子供のころ飼っていた犬は、戦争になって、逃げて人に危害を加える可能性があるということで連れて行かれて殺された。
それが悲しくてもう二度と犬は飼わないと思っていたのだけれど、孫がほしがって・・・」
テリアの散歩をなさっていました。
知り合いにこの話をしたら、
「知ってるよ。戦争がはじまって、飼い犬が全部連れて行かれて、どこへ行くのか子供があとを追いかけていったら、広場で犬が棒で殴り殺されていた、という話を聞いたことがあるよ。」
と、話してくれました。
象の花子さんかな・・・戦争で折りが壊れて逃げたら危ないから、水も与えられず餓死させられた話は知っていますが、ペットの犬達のことは知りませんでした。
8月24日の全員協議会の資料として「茅ヶ崎市国民保護計画(案)」が郵送されてきました。
その中に
(10)動物の保護等に関する配慮
市は、「動物の保護
等に関して地方公共団体が配慮すべき事項についての基本的考え方」を踏まえ、次の事項
等について、所要の措置を講ずるよう務める。
ア 危険動物
等の逸走対策
イ 要避難地域
等において飼養又は保管されていた
家庭動物
等の保護
等
短い文章ですが、
「等」が7回もありますね。
保護等・・・小さい犬はそのまま、人に危害を加える可能性のある大型犬は殺す・・・「殺す」ということも「等」に含まれる可能性は充分あります。
4 武力攻撃事態等の類似等に応じた留意事項
(1)着上陸侵攻の場合
大規模な着上陸侵攻やその前提となる反復した航空機攻撃等の本格的な侵略事態に伴う避難については、事前の準備が可能である一方、国民保護措置を実施すべき地域が広範囲になることから、国全体としての調整が必要となる。
このため、市長は、事態発生時における国の総合的な方針に基づく避難措置の指示を踏まえた知事の避難の指示により、対応を行う。
結局の所、大規模な攻撃の場合は市での対策は出来ない。国の指示に従うということになりますね。
国の指示で土地を提供したり、輸送業、電気産業等は、国の指示にしたがって働かされたりすることになります。
戦争になると「軍隊は国は守るけれど国民は守らない。」
被災情報の報告様式
死者、行方不明者、負傷者、住宅の被害、全壊、半壊
死者の死亡地の場所、性別、年齢、概要・・・かなり具体的です。
戦争をしない、巻き込まれないことが一番大切です。
歴史は繰り返すと言います。
でも、戦争の歴史は繰り返さないように皆で知恵を出し合わなくてはなりません。この茅ヶ崎市国民保護計画(案)から見えてくる状況は、今まで伝え聞いている戦争の時と同じ状況です。

1