現在、茅ヶ崎市議会の定例会が開催中です。
75歳以上の後期高齢者の医療体系が平成20年4月から大きく変わろうとしています。
75歳以上の方はすべて県が管轄する・・神奈川ですと神奈川県後期高齢者医療広域連合に加入することになります。
たとえば、今までは子供の社会保険に扶養者として加入していて保険料を直接的には払っていなかった方も、今後は保険料を納めなくてはならなくなります。
定例会に神奈川県後期高齢者医療費広域連合に関する議案が2つ出てきています。
広域連合の分担金の補正予算461.2万円と神奈川県後期高齢者医療広域連合客の協議についてです。
この
神奈川県後期高齢者医療広域連合について私が問題だと思っていることは4つあります。
@地方分権とは逆行すること。
私たちの自治の力が及びにくくなります。おのおのが負担する国民健康保険料、一人あたりの医療費は市町村によって違います。管轄する市町村では健康づくり教室など独自の努力で医療費を下げる努力をしていますが、これからは県の管轄になり努力が反映されにくくなります。身近なものではなくなってくると思います。
A議員定数の問題
この神奈川県後期高齢者医療広域連合の議会議員の定数は35市町村ですが、20名となっています。後期高齢者の人数割りで市町村の選出人数が決まります。
茅ヶ崎は5区分に入り、鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市から議員が2名です。1区分は横浜市のみで、議員は横浜市から7名です。
なんと、葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町、愛川町、清川町、城山町、藤野町はすべて8区分に入り、この中から議員はたったの2名です。75歳以上の人口割りで決められます。
少数の意見は反映されにくくなります。問題だと思います。
B分担金の問題
市町村分担金の決め方は、全体の45%が被保険者数の人口割り、45%が人口割り、のこりの10%が均等割りとなります。10%の均等割りは小さな市町村ほど負担が大きくなることも問題だと思います。
Cシステムの問題
県内すべてをつなぐ新たなコンピューターのシステムが必要になり、今後システム変更、整備のための新たな予算が必要になってきます。新たな投資したいですか?情報管理体制、個人情報保護についても心配です。
皆さんはいかがお考えですか?私は反対しようと思っています。

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