2005/10/24

験を担ぐ  公演情報

昔、少しだけ能を習っていたことがあります。伝統芸能の役者さんたちは験(げん)を担ぐ方も多いですよね。出掛けに火打ち石とか、縁起の良いお菓子とか。それはとても懐かしく美しい日本の伝統に根ざしたものでもある。

「食」で言えば、私もこの仕事をしていて、大学の近くにもある「桃林堂」の小鯛焼きを験担ぎに頂くことがあります。8センチほどの可愛らしい姿です。添えられたヒバの葉も青々と美しい。
上野の杜は銀杏が色づき、実が落ちて、すっかり秋の深まりを感じさせます。私は大学から日暮里までを散歩道にしています。

その途中に「桃林堂」があり、心静かに秋の菓子と抹茶を頂くことが出来ます。
この季節だけの菓子は「深山路」。
ふりつもった落ち葉をかきわけてみるとそこにはいろんな木の実がかくれている。
そんな山深い小路に思いをはせながら、丹波大納言に栗と黒豆を添えて
赤小豆の浮島とそぼろを重ねた控えめな姿が慎ましく美しいと感じます。

余談ですが、切花を最も簡単に長持ちさせる方法は、花瓶の中にコップに半分ほどのサイダーを入れること。これで花の寿命が倍になります。理由はよくわかりません。

公演が終わるまで暫くブログの更新はお休み。
今日はオーケストラ合わせでした。

沢山メールを頂いているのに返事が出来ませんがお赦しください。
集中して体調を整えたいと思います。
皆様も寒さに向け御身体大切にご自愛下さい。



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2005/11/15  20:11

投稿者:葡萄の雫さん

もうしばらくはブログの更新をしないんですか?再開を楽しみに待ってます。(^-^)v

2005/11/7  7:05

投稿者:葡萄の雫さん

「沖のさざ波さん」と同様、私も多田羅さんの人柄が大好きです。それに、歌声はもちろん最高ですが、普通にお話するときの声もとっても素敵です。(*^-^*)

2005/11/7  1:51

投稿者:秋の夜長さん

いつだったか新聞のエッセイで多田羅さんが『ニュルンベルクのマイスタージンガー』のハンス・ザックス親方が騎士ワルターに歌の規則を教える場面を引用なさっていました。確か「青春の只中にいる時には誰しも美しい歌をつくることができる。それは青春が代わりに歌ってくれるからです。けれど人生の秋や冬を迎えて沢山の憂いや生活や争いを体験してもなお美しい歌をつくることが出来るのがマイスターなのです」というところだったかな。その文章がよく思い出せないんですがとても心に残ったのを覚えています。人生いろいろあるけれどがんばろうという気持ちになれた。
多田羅さんの演奏には春の風を感じます。特に『マタイ受難曲』のイエスは素晴らしかった。私はオペラはあまり聴いていないんですが、多田羅さんのコンサートでは人生の節々でエネルギーを貰ってきた気がします。
私も合唱をやっていますが、マイクを使わない2000人ものホールで演奏をするのは至難の業。それも何十年も第一線で活躍されているのは並大抵の努力ではないと思います。これからもご活躍を期待しています。

2005/11/6  22:59

投稿者:ゼンタの夢さん

ヨハンソンさんのゼンタと蔵野さんのゼンタでは演技がかなり違いましたね。ヨハンソンさんは序曲のところでも出てこなかったし、最後の場面でもオランダ人の彫像を蹴っ飛ばしていましたが、蔵野さんは抱えて海に流していました。外国人のゲスト歌手なのであまり演技をしなかったのでしょうか。解釈としても多田羅さんの方はオランダ人が静的な影のように描かれていて、泉さんは蔵野さんを何度も突き飛ばして?暴力的に振舞っていました。暴力的な方がその場の印象には強く残るでしょうが、今、帰ってきて思い出すと一番印象に残っているのはやはり多田羅さんのオランダ人の深々としたアリアです。役作りのためかザックス役の時よりお痩せになったようですが、やはり素敵でした。おつかれさまでした。

2005/11/6  22:37

投稿者:沖のさざ波さん

東京文化での『さまよえるオランダ人』を観ました。多田羅さんの組と泉さんの組を観ました。今回は演出コンセプトがいまひとつ確立されていないのと、照明が暗くてオランダ人とダーラントはずっと黒いサングラスをしたままで、ゼンタ中心の演出だったと思います。私は多田羅さんの小澤征爾プロダクションの時の素晴らしい声と演技に感銘を受けてオペラファンになったので、今回はサングラスで表情が見えなくて衣裳や装置もスケール感が乏しくて歌手を引き立たせるものではなかったですが、それでも多田羅さんの音楽の様式感や抑えた表現に垣間見られる色彩豊かな響きを聴けて遠出した甲斐がありました。オランダ人役に対してはオタクっぽい人たちが上方から意図的にブーイングしたり、あれは演出家にすべきだと思う!本当に日本の聴衆のレヴェルを疑います。モーツァルトにしてもワーグナーにしても多田羅さんの演奏を楽しみにしているファンは本当に多い。人間的にも書かれた原稿や映像の言葉の端々に深い洞察や温かさが溢れていて大好きです。これからもいろいろな活動を通じて音楽の裾野を広げてください。


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