2006/7/15

Jazz  公演情報

すごい落雷でした。
演奏を終えて、最終便で声楽講座のために故郷の香川にきています。
今日、私は宮間利之とニューハードVSマント・ヴィーヴォ(藝大学生ジャズ・バンド)
で《Night and Day》を歌いました。普段のレパートリー以外の曲を歌うのはいろいろな発見があって新鮮な気持ちです。
他にもコンサートではガーシュインの《スワニー》や映画音楽《ある愛の詩》などをレパートリーにしています。

昨日は、東京文化会館で『蝶々夫人』を観ました。教え子の大山亜紀子さんと泉良平さんが出演しています。自分が出演する時以上になんだかそわそわするものですね。
栗山昌良演出は、蝶々さんを歴史に翻弄された無知で弱い女性としては描いておらず、ピンカートンとの結婚も自分で選択したという意志が強く現れているし、所作のひとつひとつまで本当に美しく、失われた日本人の尊厳というものにスポットを当てて、とても演出意図がはっきりしているのが特徴です。
昨日は学校公演とのことで中学生や高校生が1600人近く観にきていましたが、とても反応がよく、このオペラを通じていろいろなことを体感してくれるといいなぁと思いました。
私の想い出としては1990年にフィンランド公演も行ったミラノ版に基づく故三谷礼二演出でシャープレスを演じたことが懐かしく回想されます。
そのヴァージョンでは、蝶々さんの純真可憐さが際立ち、ピンカートンの身勝手さ、当時の親戚付き合いというものの強靭さなどがより強調され、シャープレスの役割もケートとのやりとりなどでより積極的な関わりや人間性を帯びたものだったので、とても色彩豊かな活き活きとした印象が残っています。
現行版では蝶々さんをしっかりと主軸に据え、スズキとの深い絆などもよりわかりやすく描かれ、物語としてすっきりとわかりやすいものになっていて、これはこれで共感できる傑作です。
それにしてもプッチーニは本当に人間の琴線を揺さぶることに長けた素晴らしい作曲家ですね。
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2006/7/16  11:05

投稿者:多田羅 迪夫

葡萄の雫さん、コメントありがとうございました。オペラの中には様々な人生があり、『蝶々夫人』を観ると私は先日もやはり泣いてしまったけれど、今日もうまくゆくことを祈っています。

2006/7/16  1:29

投稿者:葡萄の雫

久しぶりにコメントを書かせていただきます。
私も蝶々さんには合唱で参加したことがありますが、本当に涙を誘う、傑作だと思います。今回の公演には都合がつかず観に行けないのが残念ですが、多田羅さんの文章を読んで、さぞかし素晴らしい舞台なのだろうと想像しています。また、中学・高校生の感性の豊かな子供たちが、そのような舞台を観る経験をできるというのも、素晴らしいことだと思います。
それにしても、着物で舞台に立つというのは、とても気持ちがワクワクして、楽しかった思い出があります。私はアマチュアの合唱団員ですが、舞台というのは癖になりますね。f^_^;


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