米軍再編に絡み、厚木基地空母艦載機の移転受け入れに反対を掲げ当選している市長に対し、国が補助金カットの嫌がらせ。大変なことになっています。
広く市民からのカンパも募られていますが、市長は「自分の首と引き換えに大切な予算を通してほしい」として予算案を提出、移転賛成派は反対する見通しで、市長は示威を表明。
国のやり方はあまりに横暴です。繰り返し繰り返し嫌がらせです。
経緯・カンパは
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また、以下は東京小金井市議会で可決された、国の横暴を批判し岩国市を支援する意見書です。
心ある方のご支援をお願いします。
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岩国市市庁舎建設補助金交付打ち切りの撤回を求める意見書
山口県岩国市が現在進めている市庁舎建設について、国は交付が予定されていた補助金のうち、本年度分としての35億円を全額カットした。
もともと、この補助金は、1996年のSACO(沖縄に関する特別行動委員会)合意における普天間基地のKC−130空中給油機移転を岩国市が受け入れた見返りとして交付されたものである。ところが昨年、国は米軍再編に関連して新たに厚木の空母艦載機の移転受入れを岩国市に求め、岩国市がそれに応じないことを理由に交付をストップしたものであり、きわめて理不尽かつ強権的と断ぜざるを得ない。
この問題を受けて、今年3月、岩国市は艦載機移転の賛否を問う住民投票を実施したが、反対が87%という圧倒的多数を占めた。また、その後4月に行われた市長選挙においても移転反対を鮮明にしていた現市長が圧勝した。
このような岩国市民の艦載機の移転反対の圧倒的な民意を踏みにじって、国が理不尽な交付金打ち切りという圧力により、移転受入れを強要していることは、きわめて遺憾であり、われわれ地方自治に携わる者は到底、看過することができない。
よって、小金井市議会は、政府に対し、山口県岩国市への市庁舎建設補助金交付打ち切りを撤回するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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