父が亡くなったあとでいろいろとばたばたしている上に母が胃癌で手術して闘病しており、更新も滞っておりました。
さて、10/30は新潟市の歯科医師会などの主催で興味深い講演がありました。歯科医師会の会員ではないのですが、講師と同じ歯科放射線専門ということと大学関係者ということで、会の御配慮により参加させていただくことができました。
最近いろんなメディアに登場している若い歯科医、小菅栄子さん。群馬県からおいでです。僕と同じ歯科放射線学会専門で、歯のエックス線写真を使った身元確認システムを世界で初めて開発されました。
御父様が歯科医で、1985年の日航ジャンボ機墜落事故の遺体の身元確認作業に当たり、その姿を見て自身も歯科医を志したとの事。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200808190012a.nwc

↑小菅栄子先生(上記記事から)
大地震などでは膨大な照合が必要になるため、これをコンピュータを用いて効率化するシステムを当日一緒に講演された青木孝文・東北大工学部教授とともに開発。その真摯な想いと独創的な開発の経緯、しっかりとした発表に感銘を受けました。
実は事前に僕の開発した歯科医向けパノラマ解説CDを御本人に厚かましくもお送りしていたのですが、幸いなことに喜んでいただき、当日も何十人もいる会場の中で先方から声をかけて頂きました。きっと僕の顔の鼻の下は長かったことでしょう(笑)。
東北大の青木教授もこのCDを事前に見ていただいたようで、青木先生からも親しく話しかけられました。なんとブログもチェックされていたようです。歯科医と一緒に仕事をしている先生にとっても「あのパノラマ写真はこういう原理だったのか!とあらためて思いました。」とお褒めいただきました。懇親会でもじっくりとお話しでき、有意義でした。
小菅先生の講演では政策的な提言などにも触れられ、歯科医としても政治活動家としても、得るものの大変多い日となりました。

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