心配なので、今日も平田村にばあちゃんのお見舞いに行きました。
ひらた中央病院に着いて、ばあちゃんの部屋に入ったら、目をぱっちり開けて、
「今日も来てみたよ〜」と僕が話すと、ばあちゃんは口を開けて「来てくれてよかった」というように応えました。
今日は、一生懸命話をしようとしていました。うまく発音はできませんが、話したいことはよく分かるので、僕も答えて、たくさん話しかけました。
繰り返し話をしてゆけば、言語機能も少しずつ回復してくるのではないかと期待しています。とにかく、地道に、繰り返し会話を続けることが大切なのですよね。
発音して会話を続けることによって、言語機能の回復が図られるのではないでしょうか。
ばあちゃんのそばに座っていると、整体療法士の方が来られて、僕に挨拶されました。
「私がおばあちゃんの整体リハビリを担当しています。おばあちゃんは起き上がって座ることはできるのですよ。まず起き上がって座るリハビリから始めています。」とおっしいました。
僕も「大変お世話になっています。起き上がって座ることが出来ると聞いて安心しました。あとは自分の口で食事ができるようになってくれればいいのですが。最近は自分の口で食事していないものだから、会話をしていても、発音が上手くできないようなのです。」とお話ししたら、
「なかなか自分で食べようという気持ちにならないのですよね〜。どうしても口を使って食べるということができないようなのです。」とのこと、
「口を使って食べることができれば、脳が刺激されて発音もできるようになると思うのですが。」と僕が話すと、
「口を使って食べたりお話ししたり出来るようにするリハビリの専門もここにいるので、おばあちゃんにもそのリハビリを施しているのですよ。」とおっしりました。
そのうちに、別の療法士の方が立ち寄られて、
「私が言葉と食事のリハビリを担当しています。」と僕に挨拶されました。
言語聴覚士という方です。
言語聴覚士は、音声機能、言語機能、摂食・嚥下機能、又は聴覚に障害のある者に対し、その機能の維持向上を図ることと言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行う資格を持たれたリハビリの専門家とのことです。
お話を聞いたら、ここの病院には、整体療法、理学療法、言語聴覚療法の3種類のリハビリ専門家がおられるとのこと。
リハビリと聞くと、マッサージや四肢の機能回復訓練だと思っていましたが、言語聴覚士という方もおられるのですね!!!
心強い限りです。
その方のお話ですと「口からものを食べ、咀嚼機能や嚥下機能、そして発音機能の回復を目的にリハビリテーションいたします。」とのこと。
僕が「ばあちゃんは、コーヒー牛乳とか、プリンとか甘いものが大好きなのです。」とお話しましたら、
「飲料は、ただ飲むだけなので、まずは、プリンとかゼリーを食べることで咀嚼機能や嚥下機能の回復ができるようにします。」とのこと。
偶然、今日は整体療法と言語聴覚療法の専門家のお話を聞くことができてよかったです。いずれの方も大変親切で、心強く感じました。
女性の整体療法士の方が病室に来られて、患者さんの身体のリハビリマッサージを始められたので、僕もいろいろお話ししました。
僕が「この間は、ここに来てから、蓬田岳に登ったのですよ。」とお話ししたら、
「そうですか〜、うちの院長も山登りが大好きなんですよ〜。ここの病院でも、以前は患者さんと花見とか、いろんな行事をしていたのですが、今年ばかりは花見の季節、何もできませんでした。そのかわり、花の写真とか自然の写真を談話室に飾って、患者さんに見てもらっています〜。」とのこと。
たしかに今年は震災や二次避難者の受け入れでそれどころではなかったはずです。しかし、患者さんの自然との触れ合いを大切にしているここの病院は、素晴らしいですね。
だいぶ長居してしまって、ばあちゃんが疲れてはいけないと思い、「また来るからね〜。お大事にね〜。」と話しかけると、ばあちゃん、「楽しみに待っているからね」と答えてくれました〜。
今日は、僕が一番心配していたことを、病院の整体療法士と言語聴覚士の方にお話をお聞きすることができて、少し安心いたしました。先は長いけど、一歩ずつ回復することを願うばかりですね。
病院を後にしてから、ぜひ行ってみたかった、いわき市の差塩湿原に行きました。差塩湿原は、地図で見ると、意外と平田村から近いのです。
差塩湿原は、なんと、道路のすぐそばにありました。
車を駐めてから山道を歩くと思っていました。
ミツガシワが咲く湿原というと、雄国沼湿原のように、山奥にあるイメージだったのです。
山村の民家の近くに差塩湿原はあったのです。
こんなに身近にあるとは、驚きです。
差塩湿原は木道すぐ脇でミツガシワを見ることができると、ねもしゅうさんから聞いていましたが、本当に木道すぐ脇でミツガシワの花を見ることができました。
差塩湿原で間近にミツガシワの花を見ることが、かねてからの夢だったのです。
願いがかなえられました。
ミツガシワの花期は終わりかけていましたが、それでもたくさんのミツガシワの花を撮影することができました。
念願の、ミツガシワの花の接写もできました〜♪
サワオグルマの黄色い花も、かなり咲いていました。
ひらた中央病院から差塩湿原までは、30分程度で行くことができました。
意外と近かったです。
それもそのはず、差塩湿原は、いわき市の西部の三和町に位置しているのです。
差塩湿原を十分に堪能してから、国道49号に戻り、磐越道のいわき三和ICに向かう途中、「まんぷく」という食堂に立ち寄り、遅い昼食を食べるため、焼き肉定食を頼んだら、すごいボリュームでした〜。ありゃ本当に満腹します〜。あの量で800円は、お得感です〜。トラック野郎定食ですね〜(笑)
菅原文太さんのトラック野郎シリーズ「望郷一番星」など、思い出しました。
望郷一番星、楢葉には、いつ帰れるのかな〜???
早く帰りたいです〜。。
望郷一番☆
積載量 積めるだけ
この世に生まれてごめんなさい
全長8m死ぬ気で追い越せ
トラック野郎がビカビカのイルミ光らせて、楢葉の国道6号を突っ走る、そんな時代が懐かしいです〜。
トラックの後ろにヌードのお姉さん(WAO!!! H!!)の絵をギンギンに描いて走っている、とんでもトラック野郎もいました〜。
そんな平和な時代が、戻るのでしょうか?