1月22日に行った小野川不動滝での写真整理が、やっとできました。
あの日、福島駅にひまわり君を送ってから、裏磐梯の五色沼トレッキングしようか、小野川不動滝に行こうか迷っていました。
時に午前10時。
厳冬期の小野川不動滝は初めてなので、行くのには朝早くの方がいいと思うから、今からでは遅いかな??? などと考えました。
朝食は食パン一枚だけだったので、少しお腹空いて、途中、荒井のセブンに立ち寄ってお握りを買っていただきました。美味しかった♪
お握り食べながら、だいぶ前に見た映画「八甲田山」のことを思い出しました。
僕の大好きな高倉健さんが帝國陸軍弘前第31聯隊の徳島大尉、北大路欣也さんが青森歩兵第5聯隊の神田大尉を演じています。そして宇樽部村の案内人滝口さわを若き秋吉久美子さんが演じているのです。あの時の秋吉久美子さん、とっても可愛かった〜♪
で、青森歩兵第5聯隊が八甲田山中で吹雪の中に立ち往生し、お握りも凍って食べられなくなったシーンもありました。
そのシーンを思い出して、
よし!!! 今日は雪の状況が許せば、小野川不動滝にいってみよう。雪中行軍しよう!!!!! と決めました〜。なにか、滅茶苦茶な動機ですね〜(笑
僕は、こーいう、脈絡の取れない思考回路の持ち主なのです〜
土湯トンネルを抜けると、猪苗代町側は雪が少ないのです。これなら行けるかもと思いました。
裏磐梯に入る手前のセブンに寄って、飲料水と、
ふぁいと〜!いっぱ〜つ!! リポビタンDを買いました。
そして裏磐梯に入って、小野川湖畔の道に入ると、路面は圧雪凍結でしたが、落ち着いて慎重に運転すれば大丈夫でした。
小野川不動滝に向かう道の所に駐車スペースがあったので、そこに車を駐めました。
雪中行軍の装備をして、愛機ニコンD300を持って、いよいよ出発です。
映画の、あのシーンを思い出しました。
「軍歌!! 雪の進軍!!!」
徳島大尉率いる八甲田山踏破部隊が弘前第31聯隊を出発してから歌った、あの歌です。
丹波哲郎さん演じる弘前第31聯隊長の児島大佐が八甲田山踏破部隊を見送るシーンが目に浮かびました。
僕も「雪の進軍」を口ずさみながら、小野川不動滝に向かいました。
不動滝に行く道は、雪面に先行者の踏み跡が深く残っていたので、僕はそれをトレースするだけでいいのです。これが処女雪のノートレースですと、ズボッズボッと歩かなければならないので体力使います〜。それに、今から11年前の平成13年の2月にビッグフットさんで買ったスノーシューのゴムベルトが駄目になったので、長靴のツボ足なのです。なので、先行者踏み跡のトレーストレッキングで助かりました〜♪
結果、楽に小野川不動滝に行くことができて、最高でした。
それでは、厳冬期の小野川不動滝までの写真を一挙公開したいと思います。
もちろん総天然色です。
撮った人間も天然?系です。
例によって、写真をクリックすると、950ピクセルのスペシャル画像複数枚がご覧いただけます。上下にスクロールしてご覧くださいね。
写真をクリックすると、950ピクセルのスペシャル画像複数枚がご覧いただけます。上下にスクロールしてご覧ください。以下同じ。
車を駐めたあたりの景色を眺めると、
さすが裏磐梯!!!
デコ平から流れてきた渓谷も、素晴らしい雪景色です。
ここから出発して、ちょっとした峠を越えて、歩いて、橋を渡って、小野川不動滝への参道入り口前駐車場(積雪期は駐車不可)までのシーンをスペシャル画像として掲載いたしました。
雪深いイメージでしょうが、先行者のトレースだったので、楽でした。
少し、身体が温まりました。
雪景色を楽しみながら、歩けました。
ここが、小野川不動滝の参道入り口です。
鳥居らしきものが見えますよね。
だけど、雪深いのでくぐることはできません。
柏手を打って拝んで、鳥居の脇を通って参道に進みました。
素晴らしいミズナラの林です。
参道=トレッキングコースなのですが、
ここのコースは懐かしいです。
なぜ懐かしいかというと、
一昨年の秋、紅葉の時期、ここを妻のひまわり君と一緒に歩いて不動滝まで行ったのです。
あの日、彼女に紅葉の小野川不動滝に連れて行くことができて良かったです♪
この日、福島駅まで彼女を送っていくとき、
彼女が僕に、
「あんまり雪の多い危険な所には行かないで〜」と言ってくれましたが、
ここは、危険な所ではないですよ〜
でも、心配してくれて、ありがとう♪
ミズナラの枝に厚く積もった雪、
だけど、今年は、例年より雪が少ない感じがしますけど、
どうなんでしょう?
寒いのは去年より寒いけど、
雪の量は少ない感じ、、、
ああ〜!
覚えているよ〜!!
この背の高いブナの樹、
元気でいてくれてありがとう♪
このブナの樹を見て、何か、懐かしく嬉しい気持ちになりました。
雪に埋もれかかった石灯籠。
ここを過ぎると、
やがて、杉林の中の急な石段となりますが、今は積雪期、
雪の坂道を登りました。
思ったより楽でした。
雪の坂道を登り詰めると、あとは、不動滝までの杣道。
もちろん深い雪に埋もれています。
左右の雪景色を眺めながら進むと、やがてお不動様のお社が見えてきます。
到着しました〜♪
お不動様のお社です。
屋根に厚く雪が積もっています。
ここで礼拝して、不動滝に参拝いたしました。
念願の積雪期、厳冬期の小野川不動滝のお姿に感激!!!
あこがれていた厳冬期の小野川不動滝♪
しばし見とれてしまいました。
様々な角度から、積雪期の小野川不動滝を撮りました。
逐一言葉にはできませんが、スペシャル画像をスクロールしてご覧ください〜
雪と氷と滝、
いろんな事が頭をよぎりました。
氷結期でも、滝は生きている。
神秘的なものを感じました。
滝は生命が宿る場所、
滝の瀑布は男性(不動明王様)で、
滝壺は女性で、
瀑布と交わる滝壺こそが、生命が宿り始める神秘的で神聖なるパワースポット!!!
なので、滝は神聖にして侵すべからずなのですね。
昔の人は、滝に神聖なる「性」「性の交わり」を感じていたのではないでしょうか?
滝に打たれる滝行の禊ぎは、命の生まれ変わりを体験するのでしょうか?
そんな事を考えました。
滝の下にブルーアイスが育ちつつある様子を見ることができました。
これからさらに寒い日々が続くと、もっと美しいブルーアイスとなるのでしょうね。
楽しみです♪
2月になったら、もう一度来たいと思いました。
小野川不動滝の周辺の雪景色も、とっても素敵でした。
今でこそ道路状況が良くなって、比較的楽にここまで来ることができますが、
昔の小野川不動滝周辺は、ここまで来るには大変だったと思いました。
新鮮な感動を覚えた小野川不動滝、
やはり、積雪期は素晴らしかったです♪
これからさらに寒い日が続いて、
瀑布も氷結し始めたら、
美しいブルーフォールを見ることが出来るかも知れませんね。
それを楽しみに、
2月になったら再び訪れたいと思いました。