4月も今日で25日。
来週から5月。
ゴールデンウイークですよ、って、何か今年も時間が過ぎてゆくのが早い感じ。
だけど、楢葉町の状況に何か変化があったかしら?
4月になったら警戒区域から解除準備区域になって自由に立ち入り出来るようになると期待いていたけど、それは実現しなかった。
4月下旬に警戒区域の見直しがあって、5月には解除準備区域になって自由に立ち入り出来るようになると聞いたような感じしたけど、毎日新聞を見ているけど、何にも音沙汰無し。
このままでは5月の立ち入り自由化も、どーなるか分からないね。
去年も今年も春の楢葉町に立ち入れなかった。もっとも去年はそれどころではなかった。
皆さんは楢葉町の春って、どんな想い出がありますか?
「音の風景」という言葉があるけど、
楢葉町の春の音の風景を想い出してみましょう。
田圃を耕す耕耘機やトラクターの音、僕にとってなぜかこの音が春には印象的です。桜の花咲く頃に田植え前の農作業が忙しくなるので、暖かい春風に乗って聞こえてくる耕耘機のドッドッドッという音が懐かしいです!!! 今でも遠くから聞こえてきそうです。
それと、遠くで水を揚げるポンプの音も耳に残っています。
耕された田圃に水を張り、水ぬるむ頃になると、いっせいに蛙がゲコゲコ合唱しはじめます。夜になるといっそうにぎやかでしたね。
田の畦を歩くと、蛙がチャポンと水の中に飛び込む音。
午後になると「カツオ〜カツオ〜」と初ガツオの販売を告げる移動鮮魚販売車のスピーカーの声が遠くから聞こえてきた(これはだいぶ前のこと、最近はなくなった)。そうなのです。いわきの漁港には初ガツオが水揚げされる時期なのですね。
実家のまわりの木々が春風にそよぐ音、小鳥のさえずり、軒下に来たツバメのさえずり、涼しげな小川のせせらぎの音も春を感じます。
井出川渓谷で聞いたウグイスの声、大谷から乙次郎に向かう谷の道で聞いたカッコウの声、木戸川渓谷の大瀧神社で聞いた雄滝雌滝が流れ落ちる音も耳に残っている。
春に限らないけど、
国道6号を通る自動車の音、ときおり通る常磐線の電車が木戸川鉄橋を渡る音、
竜田郵便局の人が配達に来るバイクの音と郵便受けに封書を入れる音、
隣のお宅の犬の鳴き声、
隣の「結いの里」から聞こえてきた音楽も懐かしいです。
Vチェーンネモトの店内の賑わいも耳に残っているし、竜田駅前の小松酒店のおばちゃんの話し声もはっきり覚えています。
そんな楢葉の「音の風景」を想い出すと、今でも実家にばあちゃんがいて、町の人々も元気に生活している、そんな感じになってしまいますね。
そして楢葉の春に咲く花の想い出、
楢葉の桜のイメージ、
僕は、北田天満宮の桜並木、実家近くにある太い桜、中学校の桜、そして山田岡の清隆寺のしだれ桜が懐かしいです
一番想い出深いのは、山麓線沿いに咲くヤマザクラの美しさでした。
今日は、写真に残していた山田岡の清隆寺のしだれ桜と山麓線沿いに咲くヤマザクラをブログアップしたいと思います。
皆さんがそれぞれ記憶されている「楢葉町の音の風景」を心のBGMにしてご覧になってください。
山田岡にある清隆寺のしだれ桜です。
町指定の天然記念物。
満開のときは、それはもう見事でした。
常磐線木戸駅から狭い道を通ってお寺に行きました。
写真は、一昨年の4月18日に撮ったものです。
今は、もう満開を過ぎたでしょうね。
昨年も今年も、誰も見に来ないお寺の境内でしだれ桜は咲きました。
来年は、ここでしだれ桜と再開できることを願っています。
続いて、
山麓線のヤマザクラ
山麓線を上繁岡から富岡町にかけて走ると、
沿線の林のあちこちに素晴らしいヤマザクラが咲いていました。
ヤマザクラは浜通りには普通に見ることができますが、中通りでは見られません。
中通りで見ることが出来るのは、カスミザクラとオオヤマザクラだけです。
ヤマザクラは、花の開花と同時に若葉も展開いたします。
花と同時に展開するヤマザクラの若葉を見上げると、淡い透き通るような色彩が何とも美しく感じました。
これぞ日本の春を代表する桜、
そんな感じがしました。
あぁ〜
もう一度楢葉のヤマザクラを眺めてみたいです〜
このブログ記事と連携して、
僕のサイトのコンテンツ「雑感ノート」
http://yamagatuko.sakura.ne.jp/zoukannoto/top.html
に、
「楢葉の桜 ほんとうの春の花」と題して
http://yamagatuko.sakura.ne.jp/zoukannoto/2012.4.25/2012.4.25.html
アップいたしました。
このブログ記事の写真+αをスペシャル画像で、
そして、感じた事、考えている事を書きました。
ご覧くださいね。