今年も行ってきました♪
楽しみにしていた米沢の斜平山(なでらやま)に♪
この間の日曜日、我らが高山の原生林を守る会とネイチャーフロント米沢さんの共同主催による斜平山観察会が開催されました。
心配された雨も、前の日にずれて、当日は晴天、汗ばむ陽気、20人の参加でにぎやかに楽しく行われました。
やっぱり、私たちのメンバーには、強い晴れ運の持ち主がいるのですね。
前から言われていたけど、
雨降りの日程までをもずらせる程の強いパワーの持ち主が!!!
ということで、
奇蹟的に天気に恵まれて、出発となりました。
出発してすぐ、ヒメヤシャブシとの出会いがあり、
スタート地点から1分程度で、自然観察が始まりました。
「目的地に辿り着けるんだべか???」
誰かが言っていました。
毎度のことですけどね(笑)
ここまでは途中経過割愛します〜
昨年と一昨年の内容と重なるので、それは以下のアドレスをクリックして過去記事をご覧なさってくださいませ。
とにかく歩いては止まって観察を繰り返して、ようやく斜平山の峰が見える所までたどりつきました。
http://green.ap.teacup.com/naraha/1627.html
http://green.ap.teacup.com/naraha/1631.htm
http://green.ap.teacup.com/naraha/1301.html
http://green.ap.teacup.com/naraha/1302.html
http://yamagatuko.sakura.ne.jp/zoukannoto/2012.5.18/top/001.html
ネイチャーフロント米沢のA先生が言っていましたが、
米沢も今年の春は寒くて、花の開花がかなり遅れているそうです。
それでも、美しいタムシバの花が青空に白く映えていました。
斜平山の中腹にたどり着きました。
ここからが楽しみだったのです。
今がカタクリ満開でした。
素晴らしいカタクリの群落ですね〜♪
独特の雪崩地形の斜面が斜平山の特徴です。
ピンクの花のアオイスミレが咲いていました。
皆さん大喜びで、スミレの花の撮影会になりました。
斜面一面に広がる青い草、
何だと思います???
これは全部トリカブトの若い葉なのです。
ここのトリカブトの種類はヤマトリカブトです。
もちろん猛毒ですよ。
それにしても、こんなに広がる凄まじいトリカブトの群落は初めてです〜
斜面の流れの際に、ツルネコノメソウが自生していました。
皆さんで、斜平山のスプリングエフェメラルズとの嬉しい出会いを楽しみました♪
キバナノアマナです。
オトメエンゴサクの花。
以前は、エゾエンゴサクと言われていましたが、
会代表のSさんの話ですと、最近は、オトメエンゴサクという名前になったそうです。
可愛らしい名前ですね♪
どなたが命名されたのでしょう?
Sさんが「素敵な香りがしますよ」と解説されたので、花に鼻を近づけたら、とっても甘い香りが漂ってきました。
乙女の香り???
斜平山の中腹は、オトメエンゴサクが一面に咲いています。
キクザキイチゲの花が盛りでした。
今回は、このような雪崩によるトレンチを眺めることができました。
すさまじい浸食です。
雪崩で押し出された雪(デブリと言うらしい)が残っていました。
そして、雪崩で押し出された土からもカタクリが芽生えて花を咲かせています。
雪崩にも負けずに咲く花は力強いですね!!!
雪崩は、中腹の杉をなぎ倒しています。
ほんとうに恐ろしいまでのパワーですね〜!!!
こんなパワーの雪崩に遭遇したら人間はひとたまりもないですね。
斜平山の東斜面は、このような雪崩によって形作られているのです。
中腹の道を注意して歩くと、
ほら、このような可愛いヒメニラの花と出会えます♪
実際は、ほんとうに小さい花ですよ。
マクロレンズで撮影しました。
日差しが強い日でしたので、木陰で昼食となりました。
インスタントラーメンが美味しい〜♪
昼食後、近くを散策したら、
美しく青い彩りのオトメエンゴサクの花と出会えました。
そして、
Sさんが「白花オトメエンゴサクがあるよ!!!」と叫んだので行ってみたら、
本当に白い花です。
白花オトメエンゴサクとは初めての出会いです。
奇蹟的ですね!!!!!
こちらでは、青花のキクザキイチゲが咲いていました。
ここの斜面は、一昨年観察した場所。
懐かしいです。
一面にカタクリが群れ咲いていました。
そして、アヅマイチゲの花も盛りです。
近くの森の湿地では、水芭蕉の花を見ることができました。
下山途中では、オオヤマザクラが満開でした。
おなじみ、
キバナイカリソウ。
眼下に米沢市街地が見えてきて、楽しかった観察会もお開きとなりました。
ネイチャーフロント米沢のA先生は、
斜平山は「宝の山」とおっしゃっておられました。
本当に素晴らしい自然との出会い、
まさに宝の山、
永遠に守りたいやまですね〜