大ちゃんとちゅっくんが夏休みで、栃木に来ているので、今日は、茨城県の大洗海岸に行きました。
宇都宮市から北関東自動車道に乗って、水戸大洗ICで降りると近いです。
まずは、大洗水族館、アクアワールド大洗に入りました。
ウミガメやサメやイワシの大群などのほか、たくさんのお魚と出会えて、見どころいっぱいの水族館を楽しみました。
ここは初めてでしたが、とっても素敵です。
那賀川河口をはさんで、向こうには、那珂湊漁港と魚市場が見えます。今年の5月に行って来たところです。
ちょうど、アマゾンの特別展が開催されていました。
アマゾン先住民の鳥の羽飾り、
おなじみのピラニア。
美味しいらしいですよ。肉は、、
トカゲの仲間、、、
というより、恐竜の子孫みたいな感じのイグアナ、、
先住民の人たちがアマゾン川で漁をするのに使う丸木舟も展示されていました。
福島県文化財センター白河館に収蔵されている、相馬市出土の縄文時代の丸木舟と同じ大きさです。
縄文時代の丸木舟を見ていて、ほんとうに人が乗って漕げるのか疑問に思いましたが、こうやって、アマゾンの丸木舟を見ていますと、実用に耐えることが分かりますね。
とっても参考になる展示でした。
ヘラクレスオオカブトと綱引きしている大ちゃん。
以外に強力でした。
ここの水族館は、やたらにサメが多いと思ったら、
サメ・マンボウの飼育数が日本一だったのですね〜
水族館を出てから、大洗磯前神社近くで昼食にして、
鳥居の立っている磯場近くで遊ぼうとしましたが、
台風が近づいているせいで波が荒く、海水浴どころではありませんでした。
すごい荒磯でしたが、
こんな磯場に育つ魚なので、身が引き締まっていて美味しいのですね♪
刺身定食も、海鮮丼も美味しかったです♪
たっぷりと潮風を浴びて、
帰りに、大洗魚市場に立ち寄って、鮮魚などを買い求めました。
そしたら、
なんと、
魚市場に、本物の大砲が置いてありました。
どう見ても、江戸時代の大砲です。
よく見たら、
葵の御紋が飾られていました。
これで分かりました。
この大砲は、水戸藩が製造したものです。
水戸藩の第九代藩主徳川斉昭公(烈公)の命によって製造されたものと思われます。
徳川斉昭公は、徳川幕府十五代将軍徳川慶喜公の実父です。
有名な水戸黄門様の子孫です。
斉昭公は、積極的に藩政改革を断行したばかりか、水戸学の立場から、強硬な尊王攘夷論を主張されました。
海防にも積極的で、那珂湊に造った反射炉により生産された鉄を素材として大砲を製造し、幕府にも献上したそうです。
この大洗魚市場に置かれている大砲も、那珂湊反射炉で生産された鉄を素材として造られたものでしょう。
水戸徳川家と言えば、紀伊・尾張と並ぶ、徳川御三家の名門です。
藩主斉昭公は、烈公と言われるように、かなり激しい気性の方だったようで、当時の大老であった井伊直弼と激しく衝突し、晩年は、水戸で永蟄居を命ぜられ、不遇の最期を遂げられました。
いつの世も、正論を主張する人は、不遇を余儀なくされるのですね〜
徳川斉昭公を支えた、改革派藩士の藤田東湖(天地正大の気の詩で有名)もそうでした。
魚市場に置かれた大砲を見て、水戸藩第九代藩主徳川斉昭公のことを思いました。
なかなか有意義な一日ではありました♪