栃木に戻ってきて、昨日は、日光市の農村部を歩いてきました。
日光市は、栃木県でも面積が一番広い自治体で、北は南会津町とか桧枝岐村とも接しているのです。
歴史があるだけに、農村部の古い街道沿いには、あちこちに石仏が残されています。しかも、すぐれた彫刻の石仏が見られます。
最初、シモツケコウホネの自生地を観察してから、気になっていた路傍の石仏を拝みました。
オミナエシの花が咲いていて、お盆明けの風情が漂っています。
こんな感じで石仏が並んでいました。
十九夜供養の石仏も見られました。
前には花が植えられ、今でも集落の信仰を集めているようです。
剣を持つ三面の不動明王様の感じ。
台石に念仏供養塔と刻まれていました。
すぐれた江戸時代の彫刻です。
享保年間の石仏。信女の供養塔です。
弥勒菩薩様のようなお姿です。
厳しいお顔の石仏。
ふくよかで優しいお顔の石仏。
文久年間の十九夜供養塔に刻まれた石仏。
この他に、お地蔵様も祀られていました。
これだけすぐれた彫刻の石仏が祀られている場所は、おそらく、古い街道沿いと思われます。ここは、日光例幣使街道と日光街道との間にあり、大沢に向かう道と、文挟から徳次郎に向かう道(猪倉街道)との交差点にあたり、調べれば、それなりの歴史が分かると思います。
このような石仏が残されていることは素晴らしいです。
オミナエシの花に、綺麗な蝶がとまりました。
僕は、蝶の種類は分からないのですが、調べたら、何とかヒョウモンという蝶みたい。
ツマグロヒョウモンかもしれないなと思いました。
続いて、写真の整理ができたら、シモツケコウホネのあたりをアップいたしますね。