昨年、初めて目にしたシモツケコウホネの花を見に、日光市の自生地に行って来ました。
今年は、昨年よりも一週間近く遅く行ったので、花が咲き残っているか心配でしたが、無事に観察することができました。
赤みがかった柱頭盤が花の特徴です。
日本でも、栃木県にのみ自生しているシモツケコウホネ。
今年も、美しい花を見せていただくことができました♪
それにしても猛暑の日でした。
ときおり流れに手を入れて、涼しさを求めました。
シモツケコウホネの最大の特徴は、葉が完全に水中に沈む、沈水葉であることなのです。
自生している流れを全て観察しても、すべてが沈水葉です。
「川ワカメ」などと称される沈水葉に、カエルがしがみついていました。
トノサマガエルでしょうか?
シモツケコウホネが自生する貴重な小川の流れ。
地元の方々により、環境が大切に保護されています。
花の見頃には、テレビや新聞でも報道されるようです。
シモツケコウホネは、ここ日光市のほかに、真岡市やさくら市、那須烏山市に自生地があるそうです。
古代の下野國の時代から絶えることなく連綿と生き続けてきた姿に、敬意すら感じますね。
もし、僕が、中世下野國の武士に生まれ変われるとしたら、家紋にシモツケコウホネの花をあしらいたいですね。
葉は流れに沈むとも、いざ合戦の時には、たくましく花茎を上げて花を咲かせる。そんな武将になりたいですね。
時代小説の読み過ぎかもしれませんけど、、、
近くを流れる川。
水が澄み切った清流です。
あまりに暑いので、流れに足を浸しました。
近くで見た、瓜の実。
カラスウリの若い実でしょうか?
初めて目にしたタデ科の植物。
白く小さな花が、蕎麦の花に似ています。
調べたら、シャクチリソバの可能性がありました。
ミゾカクシの花も見ることができました。
田圃では、稲の花が咲いていました。
これだけ毎日、暑く照り込んでいるので、今年は豊作ですね。
近くの駅が、東武日光線の下小代駅です。
ちょうど、特急電車が通過しました。
駅前には、古くからの建物と倉が残されていました。
シモツケコウホネの里は、のどかな農村です。
自然豊かなままで残ってほしいですね。