昨日は、那須烏山市の龍門の滝に行き、近くに咲いている花を観察しました。
お目当てのハグロソウは、ちょうど見頃でした。
独特な花の姿ですよね。上下2枚の唇の形をした花弁で、上の花弁は丸まっていて、下の花弁は、やや幅広いです。雄しべは2個です。
背の低い植物で、花も小さく、接写に苦労しました。
夏の暑いときに花の接写ってやるものではないですね。
汗が滝のように流れました。
すぐ近くが滝。
前日の夕方の雷雨で川の水かさが増し、滝は迫力がありました。
涼を求めて、次から次と家族連れが訪れ、流れに足を浸していました。
あまり近づくと危険なのですが、、
僕も、時々カメラを置いて、流れで涼みました。
上下2枚の花弁しかないなんて、ほんとうに不思議な花ですよね。
汗を流しながら、夢中で観察しました。
なぜハグロソウなのかというと、葉が黒っぽいから「葉黒草」らしいのですが、特に黒っぽくも見えませんでした。
花を超接写したところで、我慢できずに、滝の下の流れで顔を洗いました。
それだけ蒸し暑かったです。
よく見ると、雄しべの付け根とか、花の付け根あたりは毛深いです。
花を横から眺めました。
上の花弁が丸まっているのが良く分かりますね。
ハグロソウはここではかなり繁殖しています。
対岸では、龍門の滝公園の草刈りが行われていました。
ハグロソウは花も小さく、注意しないと雑草と同じく刈り取られる危険がありますね。
ところで、ハグロソウはキツネノマゴ科です。
こちらも独特な名前ですが、
これが、キツネノマゴの花です。
ここでは、ハグロソウと一緒に群れ咲いています。
キツネノマゴは、ここいらでは、もろに雑草扱いです。花が咲いていなければ刈り取られても不思議ではありません。
こんな感じで、いたるところ群生しています。
小さいけれど、近づいてよく見ると、淡い紅紫色の美しい花ですよ。
色彩は、ハグロソウに似ています。
こちらの花は、上唇がカギ形になり、下唇が花びらみたいになっています。
花はハグロソウよりかなり小さく、接写ではピント合わせに苦労しました。
撮影が終わったときには、ほんと、喉が渇きました。
ヤマイモかなと思ったら、オニドコロでした。
まぎらわしいけど、調べるとヤマイモとは花の姿が違いますね。
ちょうど咲いていたので、撮影しました。
三つの翼からなる朔果が印象的です。
ヤマイモの根茎は食べられて美味しいですが、オニドコロは不味いらしいです。
シュウカイドウの花が群れ咲き、満開でした。
そんな季節なのですね。
歴史的にかなり古い帰化植物なのですが、市民権を得たかのように群生していました。
花が美しく、僕も大好きです(^^♪
最後に、滝で涼んでから帰宅しました。
誰もいなければ太ももあたりまで水に浸かりたくなりましたが、次から次に人が来るので駄目でした。
絶好の納涼空間なのですね。
この後、一時間もせずに雷雨が来ました。
油断がなりません。