今日、AKB48の総選挙の発表時の映像を見た。
例えば、ロックミュージックの重要な要素としてコミュニケーションが
どうたらこうたらという話しをよく聞きますが
あんな映像を見てしまったら、かなわんなぁといった感じ。
なんかあんなにアイドルとファンの純粋で理想的な関係ってあるのかしらと
思っちゃうくらい不思議な映像でした。
アイドルがファンに向けて「これからも応援してください」という言葉を
かける光景はよく見るが、こういった総選挙の形をしたイベントだと
その意味が直で響いてくるし、ファンも応援=上位にランクインさせてあげたい
という構造になってくる。
秋元恐ろしや、いろいろ上手すぎる、そして何より、いつの時代もアイドルという存在によって幸せをかみ締めている人は大勢いるのですね。
今日のDommuneは、山本精一さんとphewさんのトークイベントでした。
70年代や80年代NWの話しをするとき、リアルタイムで体験されているようで
当時を思い起こしながら話をされるPhewさんは凄い新鮮で興味深い内容でした。
思えば、Dommuneの開始当初から毎晩チェックしているわけですが
最近になってこそ新鮮味が薄れてきましたが、やはりDommuneすごいです。
なにがすごいのか。
なにがそんなに魅力なのか。
リアルタイム(生配信)ももちろん重要なファクターだし
映像のスイッチングも、音質もレベルが高い。
でも、一番重要な要素って実は
アーカイブされないって事じゃないだろうか。
Dommuneは、アーカイブ映像をユーストリーム上に残していません。
実は、今までのネットコンテンツってアーカイブできることが強みで
いつでも情報を引っ張り出して楽しむことができるって事が重要だった。
最初、ustreamで生配信ってそんなにインパクトを感じなかった。
でも、デリックメイのDommune出演を1万人が見た理由は
生配信かどうかはほぼ全然関係なく、アーカイブされない一度きりの配信だからだ。
考えてみたら、僕自身、ライブに行っても
目の前でバンドが演奏する事の興奮ももちろんあるけど
「この演奏は、今一度きりのものだ。」という要素が集中力をぐんっと高める。
確実に言える事だけど、もしこの先Dommuneが毎回アーカイブを公開する事になったら
つまんなくなると思う。番組自体の意味合いが変わってしまう大きな事なのだ。
Twitterもブログに比べると、アーカイブ(前の書き込み)の重要度が低い。
その手軽さも人気の理由かもしれないなんて思ったりしています。
一度きりのネットコンテンツ、技術的にはむしろ後退しているかもしれませんが
理念としてはすごく面白いです。
以上、雑感でした。

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