先日の土曜日は、小学校での夜市の仕事で夜まで駆り出されていたのですが、あまりにも綺麗に晴れていたので、ナノトラッカーで自宅裏に出撃。ちょうど前日だかにナノトラ用の極軸望遠鏡が届いたばかりだったので、そのテストも兼ねて。
いくら田舎とはいえ、町内のLED街灯や向こうの国道を走る車のヘッドライト、加えて加齢よる極端な目の衰えで、昔ほど星が見えなくなりましたが、天の川の存在も何となく分かる位の空の状態。上弦の月も西にかなり傾き、結構好条件でした。
という訳で、天の川に向けて自動追尾。いやぁ、極望でのセッティングは超楽です。
まずは、カシオペア座やアンドロメダ座の方角。北天はそれほど天の川は濃くないですが、カシオペア座は意外にも天の川の中にあるのです。そばにアンドロメダ銀河もあるし。そいえば、俺が幼少の頃は「アンドロメダ星雲」だったけど、いつから変更になったんだっけ? 天文趣味の約30年ブランクは大きいです(笑)

『北天の天の川とアンドロメダ銀河(M31)』
2015/08/22 22:58〜
OLYMPUS E-PM2, M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
14mm, F3.5, ISO:1600, 30秒露出(ナノトラッカーで自動追尾)×4枚コンポジット
次は、織姫や彦星の夏の大三角を収めてみました。つか、夏場はこの方向ばっかりなんだけど(笑) この辺りの天の川は銀河の中心方向なので濃いですねー。

『夏の大三角と天の川』ver.1
2015/08/22 23:10〜
OLYMPUS E-PM2, M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
14mm, F3.5, ISO:1600, 30秒露出(ナノトラッカーで自動追尾)×4枚コンポジット
で今回、画像処理の基本部分を某所で学んだので実践してみたら、びっくりする程星々が浮び上がってきました。初歩中の初歩の部分で先は遥かに長いのですが、今迄は勘でデタラメに処理してただけなので(結果にも現れてなかったし)、ちょっとだけ進歩です。
翌日には撮影条件を変えて、倍の60秒露出してみました。前日以上に写りましたねー。カブリとかとの兼ね合いもあるんだけど、これ位は最低限必要みたいです。絞りも開放だと収差や周辺減光が目立つので、一段絞ってみましたが、更にもう一段かなぁ?

『夏の大三角と天の川』ver.2
2015/08/23 23:50〜
OLYMPUS E-PM2, M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
15mm, F4, ISO:1600, 60秒露出(ナノトラッカーで自動追尾)×4枚コンポジット
次は台風も近づいているしで、暫くは天気も悪そう。秋分までは季節は夏ですが、夏の星座はもう終わりですね。

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