読売新聞の
投稿欄「USO放送」の県内投稿者で作る親睦団体
「福島USOくらぶ」の
第2回大会が
7月16日(日)の
午後1時から
会津若松市の
ワシントンホテルで開かれた。
「USO放送」は読売新聞の
社会面と
地域版に掲載されているもので、
1950年にスタートし、
ユーモアと
風刺を交えた世相を斬る作品として親しまれている。第1回となる
発足記念大会は
昨年12月4日に開催されている。
エンピロは開始時刻を午後1時30分と勘違いして15分ほど遅刻をしてしまった。
第2回大会には
10名が参加した。今回も
出題者となる
読売新聞福島支局長の
Kさんを来賓に迎えた。
会津からは
「レッツ剛さん」、
「赤べこさん」、
「笑い茸さん」、
「車輪の上さん」、
「望楼さん」と
エンピロが参加した。
「望楼さん」は
初参加となる。
福島市からは
「ハジメさん」と
「アッチャンさん」、
白河市から
天馬改め
「羽音さん」が昨年に続いて加わった。
郡山市からは
「シッタカブリさん」が今回初めて駆け付けてくれた。大会は
赤べこさんの
進行により進められた。
K支局長、
レッツ剛会長が
挨拶した後、それぞれが
自己紹介をした。
エンピロは
遅刻したことについて
釈明しながら
お詫びをした。
「宿題」が
2つ出されていて、既に作品が提出されている。そして当日に
「席題」が
2つ出され、
計4題で作品を競い合った。
「宿題」の題目は
「新顔」(支局長出題)と
「世界」(会長出題)で、これに絡んだ
3行コントを作成することになる。
「新顔」で
一席(1位)を獲得したのが
笑い茸さんの作品。
2位が
ハジメさん、
3位が
車輪の上さんだった。
選者は
K支局長。
衆院区割変更
あの人誰?
− 西郷村有権者
(笑い茸)
福島県の
ローカル色が強いが、実に世相をうまく捉えた作品と言える。中通り地方県南(3区)の
西郷村が
4区の
会津に
区割変更になることが決まった。馴染みのない候補者を選ぶことになるであろう将来を端的に表現している。最終的に、
違憲とかの
裁判所の判断で、ちょこちょこ選挙区が変わることに戸惑うのは
国民である。有権者数ではなく
人口だけで片付けていいものかと疑問が残る。
「世界」では
望楼さんが
一席を獲得。2位が
赤べこさん、
3位には
シッタカブリさんが入った。
選者は
レッツ剛会長。
風を読み違えた
EU離脱・総選挙敗北
− イギリス首相
(望楼)
英国の
キャメロン首相は
EU残留を目指して、荒海に向かう
船出ともいうべき
「国民投票」を実施した。
「国民投票」の結果は
逆風が吹いて
EU離脱となった。
航海において重要な風向きを読み違えたばかりか国民の不満を読み違えたと言っていいだろう。キャメロン首相の危険な
決断が裏目に出た
世界的な出来事である。
席題は
俳句の
「句会」のようにその日に題を出されるが、
制限時間が一題に対して
10分間で、2つで
20分となる。短期決戦での
即興が求められる。
エンピロは
親父ギャグ、
ダジャレを取り入れた
アドリブは得意分野であるが、この日は不調でこれと言った
傑作が浮かばなかった。この日の
お題は
「国産」(支局長出題)と
「バトン」(会長出題)であった。
席題は自分の作品以外に、一席(1位)、二席(2位)、三席(3位)を無記名で投票するもので、
参加者全員の採点となる。
「国産」で一席を獲得したのが
レッツ剛さんの作品。
2位が
笑い茸さん、
3位には
シッタカブリさんが選ばれた。
真似ばかりの中国
これは正真正銘の国産です
−黄砂
(レッツ剛)
中国は真似事というよりは
盗作、
パクリを得意とする国である。確かに
黄砂や
PM2.5などは純粋な
国産品と呼ぶにふさわしい。
招かざる客が偏西風に乗って飛来する
日本にとっては迷惑な話だ。さすがは日頃から国内外に目を向け情報を収集している
レッツ剛さんならではの作品と言っていいだろう。
「バトン」で
1位になったのは
羽音さんの作品。
2位が
車輪の上さん、
3位には
望楼さんが入った。
バトン
未来につないでいきたい
−USO放送投稿者
(羽音)
「バトン」を出題された
レッツ剛会長の思惑としては、
都議会選挙結果などを踏まえた
「政権交代」や、テレビ、ニュースで報道されている学校設立絡みの
騒動での
「トップ交代」が強かったはずだ。さらに、
バトンとなれば、
リオデジャネイロ五輪の
日本チームの活躍が脳裏にあっことも想像が付く。筆者はそれを意識して作品を作った。実際にそのような作品が多かった。
羽音さんの作品は女性らしい温もりを感じさせる。
「USO放送」が長く続いて行って欲しいという投稿者の偽りのない
総意と言っていいだろう。
読売新聞だけでなく、どこの紙面の
投稿者も
高齢化が進んでいるのは隠せない事実。是非とも
若い人に
「三行コント」の面白さを知って欲しいと願うのは筆者だけではなかろう。
グランプリ(総合優勝)は
5点を獲得した
笑い茸さんがに輝いた。今大会では
エンピロは
4作品とも3位まで入らず、
得点0の
最下位に沈んだ。
リベンジを果たすべく精進していくしかあるまい。しかも、
「USO放送」には数多く投稿しているが、2ヶ月以上掲載されていない。赤べこさんが自己紹介で話されていた
「あせらず(あせらない)」、
「おごらず(おごらない)」、
「あきらめず(あきらめない)」の
「3ず主義(3ない主義)」で邁進していきたいと考えている。
●関連記事
エンピロのネタ箱2「福島USOくらぶ発足大会」(2016.12.7付け)

今回の参加者は支局長を含め11名。

トロフィー、楯がたくさん用意された。だが、エンピロは一つもゲットできなかった。

自己紹介を望楼さん(岩手県出身)。初参加で一席を獲得。

手振りを交え自己紹介をするハジメさん。

2席と3席に入り楯を受け取る車輪の上さん。

投票数を記入する赤べこさん。

シッタカブリさんは3席に2つ入った。

1席を獲得した羽音さん。
大盤解説?するレッツ剛会長。

グランプリに輝いた笑い茸さん。

K支局長を囲んで集合写真。エンピロは入賞できずトロフィー・楯の代わりに大会創刊号を持ったw

待望の
「福島USOくらぶ誌創刊号」が発行された。30ページに及ぶ。
【追記】7月27日
なんと本日
読売新聞朝刊の
地域版に
エンピロの作品が掲載された。記事をアップした瞬間に掲載されるのも何かの縁だろうか。25作品ほど投稿していたにもかかわらず2ヶ月以上掲載されなかったので、半ばやけになっていた。これを機会に投稿に励みたい。

0