読売新聞の投稿欄
「USO放送」の
県内投稿者で作る親睦団体
「福島USOくらぶ」の
第4回大会が
8月25日(日)、
午後1時から
福島市の
読売・民友会館ホールで開かれた。
「USO放送」は読売新聞の社会面と地域版に掲載されているもので、
1950年にスタートし、
ユーモアと
風刺を交えた
世相を斬る作品として親しまれている。
第1回発足記念大会は
3年前の12月、第2回大会は一昨年7月、第3回は昨年6月に開催されている。
第4回大会には県外組を含め
21名が参加した。さらに、
出題者となる
読売新聞東京本社福島支局長の
Iさんを来賓に迎えた。午前中に開かれた
三行コントフォーラムに参加した会長の
「レッツ剛」さん、
「やぶ石屋」さん)、
「車輪の上」さんと
「エンピロ」の
会津勢、
「ハジメ」さん(福島市)、
「アッチャン」さん(福島市)、
県外組は
「あのね」さん(北海道)、
「半風子」さん(愛知県)、
やせうまさん(静岡県)、
ワンワンさん(静岡県)、
野菊さん(長野県)、
和辛子さん(東京都)、
つと無双さん(東京都)、
杉の子さん(高知県)の
14名。
当日参加組は
「赤べこ」さん(会津)、
望楼さん(会津)の会津勢、さらに、
「田舎者」さん(福島市)、
「タンポポの綿」さん(女性:福島市)、
「シッタカブリ」さん(女性:郡山市)、
「ピリ」さん(女性:郡山市)、
仲よしさん(東京都)の
7名。なお、
仲よしさんは東京からの
日帰り参加となる。
大会は
事務局長の
赤べこさんが
進行役を担当した。
レッツ剛会長、
I読売新聞福島支局長、県外組参加者を代表して
和辛子さんが
挨拶した後、それぞれが
自己紹介をした。
エンピロは
ペンネームの由来と
ブログを立ち上げていることも
PRしながら自己紹介をした。
「宿題」が
2つ出されていて、既に作品が提出されている。そして
当日に
「席題」が
1つ出され、
計3題で作品を競い合った。
「宿題」の
題目は
「交代」(支局長出題)と
「新規」(会長出題)で、これに絡んだ
三行コントを作成することになる。
「交代」で
一席(1位)を獲得したのが
仲よしさんの作品。
2位が
車輪の上さん、
3位が
レッツ剛さんだった。なお、今回は
特別賞として
佳作を
2つ用意した。
4位に
赤べこさん、
5位に
ピりさんが入った。
選者は
I支局長。
金言
交代は後退となり後悔する
−安倍首相
(仲よし)
参議院議員選挙では与党
自民党が勝ち、
安倍首相の
続投となった。安倍首相は更に勢いが増し鼻息が荒くなったと言ったところか。この作品は
交代・後退・後悔と
韻を踏んだような歯切れのよい
リズミカルな表現が実によい。安倍首相の自信に満ちた
弁舌を巧みに捉えた秀作である。よく
選者から
「ダジャレはダメ」などの
評を耳にすることがあるが、この作品は決して
ダジャレではない。秀逸な
掛詞(かけことば)、
言葉もじりであり、
支局長もそのあたりを的確に
評価したのだろう。ちなみに、
交代と後退を使った作品が
4つあった。
「新規」では
半風子さんが
一席に選ばれた。
2位が
和辛子さん、
3位が
仲よしさんだった。また、
佳作の
4位に
赤べこさん、
5位には
やぶ石屋さんが入った。
選者は
レッツ剛会長。
新規人材募集
改憲のための若干名
特典・ポストの用意あり
−政府
無所属議員殿
(半風子)
自民党はあの手この手で
改憲賛成議員を増やす算段をしている。
無所属議員は恰好の“
人材”であり、そのためには
忖度も必要となる。また、それ相応の美味しい
エサも用意しなければならないだろう。かつての
“ムショ族議員”まで手を伸ばすこともありか。
駆け引きが巧みな
自民党政府を皮肉った秀作と言えよう。
なお、選者である
レッツ剛会長から成績発表前に、選考に関する
「お断り」を交えた
説明があったので付しておきたい。
「応募作品にほぼ同じ内容、あるいは似たような作品があった場合は、喧嘩両成敗で選外とする」とのことである。今回の作品にこのケースに該当するものがあり、
「作品としては面白いが選外佳作とさせて頂いた」との
補足があった。確かに
新聞のコント欄のように
1作品を選定するならば、似通った作品は
両方ともボツも仕方がない。しかし、
本大会で佳作を含め
5作品を選ぶのであれば、
4位、
5位に入賞させる
手立てもありかと思える。もちろん、それらの作品が
上位に入るに値するものであることが条件となるのは言うまでもない。
講評では
I支局長から
「ボツにする言い訳」の説明があった。 メモを取っておいたので列記してみたい。
1
ネタが被ったとき(同じ内容中身)
2 時事が1週間・10日程度経過したもの(
タイムリーでないもの)
3
読売新聞に掲載されていないもの。取り扱っていないもの
4
テーマが同じもので連日同じネタを続けることはできない
5 個人を
攻撃・中傷するようなもの。事件性のあるもの、病気等。
まとめると以上のようになる。参考にして頂きたい。
つづく

打ち合わせをするスタッフ。会津から当日参加となった赤べこさんらが合流し準備に取り掛かる。

名札などの小道具を準備

トロフィーや盾などの賞品が並ぶ。

パソコン入力、印刷を担当する車輪の上さん。手際よい処理には驚くばかり。

やぶ石屋さんと車輪の上さんがコンビニから弁当を買い求めてきた。エンピロが頂いた
カツカレー。成績は
「勝つ」には至らなかった。

司会進行を務める赤べこさん。

大会は県内外から21名が参加。

主催者挨拶をするレッツ剛会長。

宿題「交代」の作品。

宿題「新規」の作品。エンピロの作品と似たものがあった。2つとも選外となる。誰だかはわからないが、残念がっていたことだろう。

講評を述べるI支局長。
「ボツの言い訳」は今後の参考になる。

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