夏場に掘った
ジャガイモ(キタアカリ)は
浅いコンテナに入れ、納屋の奥に並べておいた。時折り食べる分だけ持ってきて料理に使ってきたが、この時期になると
芽が出てくるようになる。さらに、
ネズミの
食害を受けたものがかなりの数に上っていた。今月上旬に来宅した
知人などに、ジャガイモの芽を取り除きながら
お裾分けした。今年は
例年に比べ、発芽がそれほど多くないのでありがたいが、農家にすれば、収穫したジャガイモの
発芽を黙って見過ごすわけにはいかない。
4年前にジャガイモの
発芽防止策について
ブログ記事にしたことがある。
リンゴを入れておくことで簡単に解決できるのだから驚く。
キウイフルーツや
渋柿の中に
リンゴを入れておくと、渋みが抜けて甘くなることはよく知られている。リンゴがジャガイモの発芽を抑えることを知っている人は少ないだろう。今更ではあるが、
ジャガイモの芽は毒性が強いので注意が必要。
先日、少し手のいいジャガイモを
大小に選別して、大きな
発泡スチロールに入れ、中ほどに
リンゴを入れた。ジャガイモの発芽防止とリンゴの関連について詳しく書いてある
サイトはいくつかあるので、
ネット検索して頂きたい。リンゴから発生する
エチレンガスによって
発芽が抑制されるという。ご存じでなかった方は是非とも試してみて頂きたい。
目から鱗(うろこ)を実感することができるはずだ。
やり方をまとめてみたい。最初に発芽してしまったた
ジャガイモの芽を手で取り除く。その後、発泡スチロールのケースに並べる。最後に
リンゴを中ほどに
1個入れる。ガスが漏れないように、
蓋を閉めて
密封する。発泡スチロールの中で
ガスが発生しているので、開閉しない限り
効果は維持できるはず。ただ、
通気性が悪く腐ったりする不安はある。試してはいないが、
2個入れれば、より効果があるかもしれない。なお、発芽しているのは
「キタアカリ」であって、今年初めて作付けした
「メークイン」は全く発芽していない。
春先まで持ってくれればいいが、
腐り始めるのは覚悟している。ゲストの皆さんも試してみてはいかがだろうか。

大きめの発泡スチロールを用意。新聞紙を敷いた。

発芽したキタアカリ。

サイズによって2つに分けた。

中央にリンゴを1個入れる。蓋をして密封する。

春先まで腐らずにいてくれればいいのだが…。

ネズミの食害を受けたキタアカリ。

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