先日、
フキノトウを採って
フキ味噌にして食した。昨年我が家の
転作田に出ていたことを思い出し、確認がてら行ってみた。なんと大きくなって
花が咲いてしまっていた。もう少し早く来るべきだったが、後の祭り。今回も
フキ味噌にして食べた。
1週間ほど
食卓に上がったが、毎日のようにして
おかずにして食べたが、飽きることはない。
きょうの
話題はフキ味噌の話ではない。
蕗(フキ)とフキノトウの関係である。フキノトウを摘んできた日に、丁度
テレビで
「フキとフキノトウは別物なのか」というのを放送していた。結論から言うと、
「別物ではない」が正しい。
蕗(フキ)は地下で
根茎を伸ばして増える植物。
根茎の節に
花芽が出る所と
葉芽が出る所が別々にある。春、暖かくなり初めに
花芽が伸びて地表に顔を出すが、これが
フキノトウである。遅れて別の所から
葉芽が地表に顔を出して
葉柄を伸ばす。これが
蕗(フキ)であり、この
葉柄が伸びた部分を食用にしている。
つまり、
蕗と
フキノトウは
同じものであるが、
別のところから出ているものということになる。
姿や形が全く違うので不思議に思われることだろう。まさに
目から鱗(うろこ)である。何となく
ミョウガに似ている。我々は
ミョウガタケと
ミョウガの両方を食している。
《きょうのまとめ》
フキノトウは蕗(フキ)の花の蕾(つぼみ)にあたる。蕗(フキ)は地下茎で広がる植物であり、春に地下茎から出てきた蕾(つぼみ)がフキノトウの正体でる。
【3月7日】

一面に広がったフキノトウ。気づくのが遅かった。

大きくなってしまった。フキ味噌にするなら葉だけは使える。

フキノトウを湯がいて味噌、みりん、ザラ砂糖で味を整える。

1週間ほど、ご飯の友になった。

フキの炒め物。2019.5.2撮影。

蕗を採ってきて皮を剥くが手袋をしないとアクで手が真っ黒になる。2017.5.13撮影。
【追記:3月17日撮影】
フキノトウと蕗(フキ)のコラボレーション。これは珍しい。

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