「石屋製菓」(札幌市)が主力商品
「白い恋人」の
賞味期限を
改ざんしていた問題で、
石水勲社長は
16日の記者会見で、
賞味期限は4カ月と設定しているが、商品の在庫が膨らんだ場合は賞味期限を最大2カ月延ばして出荷していたことを明らかにした。これは
11年前から行われていて、
石水社長も了解していたという。
「白い恋人」の賞味期限は、包装フィルムが新しくなった
1996年に決められた。
社内のテストで
4〜6カ月経過しても重さや味に変化がないことから、
4カ月に設定したという。7〜8割の商品は4カ月の賞味期限で出荷されるが、
夏の観光シーズンの前などは、在庫に余裕を持たせるため、賞味期限を
5〜6カ月に設定していた。
社内でも
「6カ月は大丈夫」との認識は広まっており、石水社長も14日の会見で
「『白い恋人』は本来、賞味期限を記載しなくてもいい商品だ」と発言していた。
また同社は16日、
「白い恋人」を含む
全商品を回収し、商品が安全に出荷できるまでは本社工場の
製造ラインを再開しないことを明らかにした。再開時期は現段階では未定という。
<参考> 8月16日19時45分配信 毎日新聞より
またまた、
賞味期限偽装の
ニュースである。いつ出てきても
お菓子くない出来事にすら感じる。先の
牛肉偽装事件のときも
氷山の一角だろうと話題になっていた。しかし
「白い恋人」は全国に知れわたっている
人気商品だけに、残念で仕方がない。筆者も
北海道には
5回ほど旅行に行っているが、毎回と言っていいほど、
「白い恋人」は
土産に買ってきている。筆者同様驚きとともにがっかりしているファンが多いことだろう。
石水社長は当初
「キャンペーン限定品の賞味期限偽装については、13日に事実を知った」と説明していたが、今回の
賞味期限延長については
「在庫の状況を見ながら日付を延ばしていたのは知っていた。品質には問題ない」と話している。徐々に
白状していくあたり、牛肉偽装のときと似ているではないか。今回も
会社ぐるみとならなければいいのだが。言い訳をすればするほど、
「焼け石に水」の感が強い。
社長の顔を始めてみたが、どう見ても
「白い恋人」のイメージはわいてこない。失礼だとは思うが
「黒い濃い人」という感じである。これまで
「白い恋人」を気に入って買っていた消費者は、心から信じていた
恋人に裏切られた思いであろう。もはや
商品名を変えるしかないものか。そうは言っても
「ひどい恋人」では誰も買うとは思えない。

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