2018/4/24
子どもの人権を守るために 読了後感想 読書(感想、気になる本)
◆簡易感想
面白かったです。
経済力、単純に体の力もない子どもの内面を守る権利がしっかりとあるということ。
「大人の強要」は人権侵害であり「批判的精神」は抑制してはいけないということ。
救われたと同時にジレンマが発生しますね。
・子どもの権利条約は守られていない日常が当たりまえ。
・「正しい」を知りたい子どもにとっては大人からの一方的な洗脳を好む場合もある。
以上2つが僕が抱いたジレンマです。
正直、ただ事例を挙げて「どうでしょ、酷いでしょ?」という具体的な策を提案せず感動ポルノとして被害者を消費している感がある章もありました。
◆子どもの権利条約と自分
子どもの権利条約は小学生の時に確か習った筈です。
なのに内容は全忘れしていて、今読むと「人権侵害されていたな」と。
しかし行使したところで、経済力が無い子どもが経済力で脅してくる親にはマイナス効果しかなく。
実際行使するたびに言い負かされ「僕はダメな人間だ」という現在に。
◆批判的精神の行使は推奨させれている
「批判的精神を抑制する=子どもの人権侵害」と本書の中では断言。
本書に沿うと
・批判を抱いても堪えて経験豊富な大人に従う・・・人権侵害を許す
・「何も分かってない」と大人達に説き伏せられても批判を続ける・・・人権行使
「もっと大人になれ」「わがまま言うな」に対して反抗するのは最もなこと。
そして折れて従うことは「人権侵害を許す」ということ。
つまり、周りから白い目で見られてもあのときのまま批判をし続ければよかったな、と。
自尊心を傷つけてまでも子どもにマウントしコントロールしたがる
