2018/10/15

長短金利差  時事/金融危機
 

出張などでしばらくアップ出来ないので、
「長短金利差」について、出張から帰ってきたら考察してみたいと思います。

FRBがジリジリと利上を続け、政策金利は2.00〜2.25%の間。
米国10年債金利が3.14%、2年債が2.84%。


FRBがこのまま利上げを続けると、長短金利差が縮小して行きます。

短期の資金の借り換えを続けて利ザヤを稼いでいる投資家達ですが、金利差が小さくなると旨味が少なくなります。
どこかの時点で、リスクが意識されると、安全資産の米国債に資金が集中して、長期金利がポンと下がる様な事が起きます。

ここで、長短金利差が極めて接近したり、或いは一時的に逆転すると・・・投資家達は一斉にポジションを畳んで、資金を返済しようとします。


1) 長期金利の低下 = 将来的な景気の冷え込みが予測される
2) 米国債などの金利低下(価格上昇) = リスク回避の動き
3) FRBの利上げ(短期金利の上昇) = 景気にブレーキを掛ける

上の様な状況が同時に発生するので、トランプ大統領はFRBの利上げを名指しで非難しているわけですね。

一方、FRBは粛々と利上げを繰り返しています。そろそろ金利の均衡点に到達すると予測されていますが、そこからさらに利上げも有り得るとしています。

確かに、緩和マネーでジャブジャブの市場は健全な状態をとっくに過ぎています。FRBが今更、若干強引に利上げを継続した所で、バブルは新興国をはじめ、株式市場でも、債券市場でも十分に拡大してしまっています。

だから、どこかの時点で、FRBの利上げや日欧の緩和縮小は、風船に突き刺さる針の一刺しになります。

一方、先週からの株式市場の下落は、米長期金利の上昇が原因と言われています。米国債金利(10年債)金利が3.3%を超えた事で(価格は下落)、米国債で一儲けしようとする資金が株式市場から流出したとも言われています。このまま株式市場から資金流出が続くかは米国債金利次第ですが、一時期、米10年債の金利3%を巡って似た様な状況が発生していたので、3.5%に金利が近付くと株価が下がる展開がしばらく続くかも知れません。

問題なのは米国債金利の上昇要因で、米中貿易摩擦による輸入物価の上昇や、原油価格上昇によるコストプッシュを織り込んでいるならば、悪い金利上昇を見込んでいる訳で、FRBの利上げが景気に水を差す結果にもなり兼ねません。

しばらく楽天的だった市場は、だんだんと金利にナーバスになって行きます。椅子取りゲームの音楽はなり続けますが、気が付くと椅子が減って来るのが、今後の展開かと。

(新幹線の中でスマホで加筆しました。誤字脱字御免)
3

2018/10/12

株で損するよりは、『若おかみは小学生』を観ない事で人生は損をする  アニメ
 

クリックすると元のサイズで表示します



■ 人生における些事と、一大事 ■

「NYでも株価が大幅下落」とか「世界同時株安」などとニュースは騒いでおりますが、株で損をする事なんて、『若おかみは小学生』を観ない事による「人生の損失」に比べたら些事に過ぎません。

辛口の映画評論家、樋口尚文氏も次の様に絶賛しています。

樋口尚文の千夜千本 第119夜「若おかみは小学生!」(高坂希太郎監督)(是非ご一読を)

<部分引用>


『若おかみは小学生!』はおよそ想定外の素晴らしさが連続する傑作で、アニメ作品という枠を超えて今年観たさまざまな日本映画のなかでも突出した作品である。


事ほどさように、本作は設定とシナリオを考えぬき、アニメ的自在さを自制しつつ着実に物語を組み立て、その果てにほんのひとときアニメ的な歌を唄うような、まことに見事な「ドラマ作品」であった。その丁寧さと的確さは、多くの実写映画が範とすべきレベルのものである。


<引用終わり>



■ 強制的に観させられた娘が・・・100点満点で120点!! と絶賛 ■


これ程の作品は、是非、子供達にも観てもらいたい・・・・。

しかし、以前に原作の1巻を中途半端に読んだ事のある娘には「子供向け作品」という印象が強い様で、頑なに劇場に行く事を拒んでいます。

そこで、新宿バルト9の夕方のチケットを取り(支払いは私)、さらにポップコーン代1000円を与えて、渋る娘を劇場に行かせる事に成功。

夕方、仕事帰りに劇場の客席をチェックすると、娘の隣の席が空いています。たまには父娘で映画も良いなと思い、自分のチケットを予約して劇場へ。(ストーカーでは有りません)


平日の17:20分の回は流石に3割程度の入りでしょうか。仕事を早めに切り上げたと思われるサラリーマン、オタクの男性、中高年、大学生、そして小学生の娘二人を連れたお母さん・・・。

ところが、予告上映が終わっても娘はなかなか現れません。さては、1000円だけ貰ってバックレた?まさかね・・・。

本編が始まる直前に、ホットドックとコーラを持って娘が姿を現しました。隣の席の私を見付けて「来ると思ったんだよね」と・・・。ならば、ホットドックでは無くポップコーンを買うべきだろう!!ちなみに父は塩味派だ。

本編が始まり、配給会社の「GAGA」の文字がスクリーンに表れると、何故か涙ぐむ私。もう、これ完全に「パブロフ現象」ですね。Youtubeの予告だけで毎日3回は泣けます。後半は娘も盛んにハンドタオルで涙を拭っています。


観終わった後、娘に「100点満点中何点だった?」って聞いたら「120点」だって。そういう映画なんです。これを観ないと人生損します



10月11日で上映を終了する予定だったTOHOシネマズ系でも、上映延期を決定する館が増えて来ました。時間帯もお昼や夕方に移すなど、だんだんと大人が観やすい時間帯にシフトしています。さらに、新たに上映を決める映画館が出るなど、ネットの口コミの影響がだんだんと出て来た様です。


マスコミが取り上げていないので、本格的なブームには未だ時間が掛かりそうですが、取り合えず「観たいけど上映が終わってしまった」というケースは避けられそうです。



鷹の爪団の吉田君もお勧めしてますね。




総統閣下も遅ればせながらご覧になられた様です。




皆さんも、話題に乗り遅れないうちに是非!!




グローリー  「株が下がっているって、気にしな〜い!!、オッコちゃんは?」

オッコ    「私も全然、気にしな〜い!!」




ちなみにグローリー・水領様(女占い師)の愛車は真っ赤なポルシェ・スパイダー。ブレーキは100万円以上もするオプション仕様です。きっと、この映画を観たらグローリーさん効果で、投資でも儲かるかも知れません。








4

2018/10/10

米国債金利上昇と強気のFRB  時事/金融危機


『若おかみ』のTwiteばかりチェックしていたら、何だか株が下がってますね。

原因はイロイロと取りざたされていますが、最大の原因は金利がジリジリと上昇している事でしょう。仮に、米国債金利が3.3%を超えて3.5%を伺うようになると、さすがにお尻の下の辺りがムズムズし出す。

FRBも金利の均衡水準を超えても利上げを継続する可能性を示唆するなど、市場に優しく無いスタンスをチラつかせています。

いつもの事ながら上海辺りが真っ先にに値をを下げて、日本株も引っ張られる展開。

FRBのテーパリング以降何度もお目にかかった展開なので、市場が過剰リスクを振るい落としているだけで、又株価は持ち直すと考える強気派も多いでしょう。

米経済は好調と強調されていますが、市場は金利で動いている。雇用統計や経済統計は短期の値動きの材料でしか無く、ファンダメンタルは長短金利差だったり、借り換え金利に影響を受ける。バブル崩壊10年周期説も、長駆金利の周期変動dr説明しようとする人達も居る。

何れにしても、日欧が緩和マネーを絞り始めた影響はジリジリと現れる。FRBの強気の利上げが、米経済がリセッション入りした時の利下げ余地確保なのか、それとも市場を収穫祭に追い込む準備なのか、それぞれの妄想に委ねられている。

北京オリンピックの頃にサブプライムショックやリーマンショックが起きたなぁ〜などと漠然と思い出す今日この頃。
6

2018/10/9

『若おかみは小学生!・・・ネットの口コミと、リアルメディアの影響力』  アニメ
 

クリックすると元のサイズで表示します
『若おかみは小学生!』 高坂監督のストリーボード より


又かと思わず、もうしばらくお付き合い下さい。

■ Twitterで話題沸騰の劇場版『若おかみは小学生!』 ■

twitterなどネットの口コミメディアで劇場版『若おかみは小学生!』の投稿が大量に発生して、「祭り」状態となっています。

公開当初は劇場はガラガラで監督が舞台挨拶なさった、とある劇場の観客は5人だけだったとか。
それが、ネットで話題を聞きつけた人達が劇場に集まり出し、とうとう、新宿のバルト9では、昨日は最大席数433のシアター9を使って、一日6回上映を実施する程の本気モード。

■ 一般人は全く知らない『若おかみは小学生!』 ■


一方で、一般の方々の認知度は未だにゼロに等しいでしょう。

ネットの口コミがトレンド形成に影響力を持つと言われ手も、未だにTVや新聞の影響力は絶大です。

これはネットの口コミが「噂」であるのに対して、メディアの情報が「真実」だと人々が受け取る為です。ワイドショーの情報番組だとしても、TVで放送あれたという事は「真実」のお墨付きが有ると人々は判断します。

だから、ネットでどんなに盛り上がろうが、一般人はその情報を知ったとしても「懐疑的」です。

■ ネット口コミは「きっかけ」に過ぎない ■

ネットの口コミからヒットに繋がった作品として『カメラを止めるな』が有ります。ゾンビホラー映画の低予算パロディーですが、噂が噂を呼んで、たった5館の上映から、全国での上映に至っています。

ただ『カメラを止めるな』のヒットにしても、メディアが取り上げてから一般の人達の知る所となります。結局は、一般大衆を巻き込んだトレンド形成には、未だにTVや新聞などの既存メディアの力は絶大です。

■ 情報の閾値 ■

現代の情報拡散の状況を見るに、それぞれのメディアで「情報の閾値」が存在する様です。

1) Twitterなどで一部の人達が盛んに情報を発信する
2) 1次情報がある閾値に達する(Twitterのランキングで上位)と興味を持つ人が現れる

3) 興味を持った人が体験して、Twitterなどの2次情報を発信する
4) 情報が拡大して、ある程度の人達が体験し、3次、4次と情報が拡大する

5) 有名人がTwitterで情報を発し、多くの人がそれを目撃する
6) 〇〇さんが勧めるなら・・・と、多くの人が体験する

7) Twitterなどネットの口コミメディアが祭り状態となる
8) TVや新聞がこの人気を聞きつけて、情報番組などで取り上げる
9) TVを観た人達が、一気に体験に参加する

10)TVで情報を得て体験した人達は、リアルでも情報を発信し始める
11)ヒットが生まれる


この様な展開が想定されます。

先ず、ネットの口コミメディアの「閾値」は有名人の情報発信です。これはある意味における「真実認定」で、誰もが知る人気の有る人物の発言の影響力は大きい。

第二の閾値は、やはりTVや新聞の報道です。これで「真実認定」は揺らがなくなります。



■ 政治の世界でも口コミメディアとリアルメディアのギャップが存在する ■


政治の世界でも、ネットの口コミと、リアルメディアのギャップは依然大きい。

例えば、モリカケ問題一つとっても、ネットでこの問題が話題になったのは、TVや新聞が取り上げるよりも相当に早い。ただ、その情報にアクセスしていた人達は「阿修羅掲示板」の様に、安倍政権批判の情報を好んで収集する人達で、普通にネットを徘徊していても、これらの情報に遭遇する機会は多くは有りませんでした。

森友学園問題が表面化して世間の知る所となったのは、朝日新聞のスクープからですが、これでこの情報を知る人は、多分1万倍位に一気に拡大したでしょう。

この様に、ネット世界と、リアル世界で情報のギャップが著しく拡大しているのが現代です。そして、トランプ大統領などは、このギャップを逆手に取って、リアルメディアにフェイクニュースのレッテルを貼り、ネットによる情報発信こそが真実だというスリ替えをやってみせます。

尤も、トランプが有名人で、大統領候補だったり、大統領だったりする事によって、彼のTwitterのアクセスがリアルメディアに迫るものであるという事が前提になります。

様は、有名人、著名人のネット発信は、今やTVなどに迫る「真実」と受け止められる様になっているのです。

■ イーロン・マスクのテスラー株の非公開化というガセ情報 ■

先日、テスラーのCOEのイーロン・マスクが「テスラー株を非公開化するかも。資金の目途は付いた」とTwitterでつぶやき、その情報に投資家達が翻弄されました。

実際には非公開化の資金は集まっておらず、既存株主保護の上からも非公開化は中止されます。イーロンマスク氏はこの混乱の責任を取る形で、テスラの会長を辞任し、損失を被った投資家に保障をする様です。

マスク氏は依然よりTwitterなどのネットメディアを通じて情報発信をし、投資家達は、投資判断基準として、彼の発信に注目していました。しかし、その発信の信憑性は、当然の事ながらあまり高くは有りません。

マスク氏は、ある程度の願望や、若干の嘘も織り交ぜて、市場の期待を醸成し、市場を操作しているのです。

トランプ大統領にしても、マスク氏にしても、「ネットこそが真実」と考えている人達を、上手く手玉に取っています。

■ 劇場版『若おかみは小学生!』は、TVが取り上げた時点で大ヒットする ■


私がこれだけ何度も、劇場版『若おかみは小学生!』は名作だと書いてもも、ここの読者の多くは「子供向けのアニメ映画じゃないか」と興味すら持たれないでしょう。

これが「一般人のネット発信の限界」です。さらにこのブログは「陰謀論ブログ」ですから、信頼度の低さは折り紙付きです。

しかし、仮にTVのワイドショーや、新聞の映画情報欄でこの作品が取り上げられ、「ポストジブリの大本命」などと評されたら、多くの方が劇場に足を運ばれるでしょう。

既にネット口コミのフェーズは終了し、有名人が話題にするか、TVで取り上げれば、この作品の大ヒットは約束されています。


私は6月から、この作品のヒットを期待していますが、「現代におけるトレンドの形成のケーススタディー」として、全く無名の作品が、どの様に人々の認知度を高めて行くのか、興味を持って見守っています。




ちなみに配給会社は「ギャガ株式会社」です。現在は「USEN」の子会社みたいですね。
4

2018/10/7

満員の大劇場の観客が泣いた・・・『若おかみはは小学生!』は魂を浄化する  アニメ
 

<掲載写真は『若おかみは小学生!』原画展より (有楽町マルイ8Fで開催中)>


クリックすると元のサイズで表示します


■ 433席の大劇場がほぼ満員 ■

またか・・・と思わず、『若おかみは小学生!』の記事にお付き合い下さい。

『若おかみは小学生!』を満員の劇場で観たくて、新宿バルト9に出かけて来ました。433席のシアター9が満員。

客層は幅広く、中学・高校生ぐらいから80代まで様々な年齢。男性の比率がやや高いのは、子供向け映画としては異例でしょう。半面、子供が少ない。・・・しかし子供の観客が少ない子供向け映画って不気味でもあります。

これまで、公開二日目の上野も、2週目の夜の船橋ららぽーとも、ガラガラの劇場で鑑賞したので、満員の劇場で、周囲の人がどんな反応を示すのか興味津々。

私の右隣は、20代前半との女性の二人組、左隣は、小学生の女の子二人を連れたお母さん。オタクの男性に囲まれなかった事を神様に感謝します。

■ 隣のおねえさん、GOODな反応をありがとう ■

ムサイ50代オヤジの隣で、おねえさんが不快な思いをしたら申し訳ないなと、座席で身を小さくしていましたが、上映が始まるとオネエサンは映画に夢中。とにかく、楽しいシーンで良く笑います。小学生の姉妹も同じタイミングで笑うので、心の澄んだオネエサンなのでしょう。

先日、船橋ららぽーとで観た時には、5歳くらいの子供が大きなリアクションをしいて子供映画らしい雰囲気でした。、オッコがライバルの若おかみとケンカするシーンでは「ピンピン・フリフリーーー」って、スクリーンのセリフを復唱して笑ってしまいましたが、本日は幼児が居ないので、天真爛漫なリアクションが無いのが少し残念です。

アニメが好きそうな男性諸氏の反応は薄めです。彼らは「背景が・・・」とか「動画が・・・」とか、ネットで色々話題になっておるクオリティーのチェックに余念が無い様です。

私はと言うと・・・今朝、朝2時から起きているので・・・時々意識が飛びかけます。暗い所に入ると直ぐ眠くなるんです・・・。

■ 劇場中が泣いているから、心おきなく泣けた ■

3回目の視聴で流石にラストで泣く事は無いだろうと思っていたのですが、何と、衝撃シーンの前から鼻が垂れて来ました・・・。どうやら「パブロフの犬」現象が発生している様です。『若おかみは小学生!』を観ると、条件反射で涙が出る様になってしまった。

さて、問題のシーンに差し掛かると、劇場中から鼻をススル音が聞こえてきます。隣のリアクションの良いオネエサンも盛大に鼻を啜っています。左隣のリアクションの薄かったお母さまも何回も鼻を啜り、涙を手で拭っています。

私はハンカチを準備していたので、鼻と涙を遠慮なく拭います。

ネットの書き込みでは、箱ティッシュ持参で劇場に足を運んだ女子も居る様で、この映画を観る為には、やはりハンカチか小さなタオルは必需品の様です。

しかし、不思議な映画です。今回は劇場の観客の観察が目的の視聴でしたが、周囲の気配に気を取られているのに、問題のシーンになると、ブワンと心の底の方から、何か形容しがたい感動が浮かび上がってきて、涙が止まらなくなります。

■ 終映後はあたかも葬式会場の様だった ■


終映後、あちこちから「私、泣いちゃったよ」とか「これヤバくない」なんて声が聞こえてきます。

真っ赤に目を泣きはらして、鼻を盛大に啜る両親に連れられた子供が「面白かったね。でもちょっと泣いた!!」と親よりも泣かなかった事を自慢しています。

衝撃的なのは明らかに号泣したと思われる中年男性が少なからず居た事。

劇場を出ると、若い方は一斉にスマホを取り出して、TwitterやLINEで感動をネットに放出し始めました。一方、中高年は子供向けアニメで泣かされた事が信じられないのか、茫然示寂といった感じでエスカレーターの列に並びます。

ほとんどの人が目を真っ赤に泣きはらして、鼻をズルズルとやってうるので、何だか葬式の参列者の様になっています。そのまま粛々とエスカレーターで階を下って行きます。

ロビーの売店には長蛇の列が出来ていました。中高年の男女が目立つのが特徴です。ほとんどの方が「若おかみは小学生のパンフレットを下さい」と言っています。その間も鼻をズルズルとやっている方が多い。

■ 魂の殻が厚くなってしまった大人程、浄化される様だ ■

今回、満員の劇場で観客の反応で特徴的だったのは、中高年の男性がボロ泣きしているという点。そして中高年の女性も、上映終了後、結構涙を引きずっているみたいでした。

人生、様々な経験をしている方が若い人よりも「泣かされる」様です。

長い人生で形成された心の厚い殻が、不意に破られて、忘れていた純粋な感情が溢れ出した・・・私自身はその様に感じています。

中高年の女性は、オッコの姿に自分の子供や孫の姿を重ねているのかも知れません。もう、健気で健気で、ひたすら健気なオッコに訪れる試練、そして、それを力強く乗り越えるオッコが、可愛くて仕方無いといった感じでしょうか。

■ 有楽町マルイの原画展で、高坂監督のサイン会が開かれていた ■

劇場版『若おかみは小学生!』は、誰が観ても感動する。そう確信して新宿を離れ、原画展が開かれている有楽町マルイに向かいます。

クリックすると元のサイズで表示します

最近のマルイはサブカルチャーが充実しています。かつてはDCブランドブームの火付け役としてヤングファッションを得意としていたマルイですが、現在は新宿アネックス、渋谷店などでサブカル系のショップを展開しています。

今や、アニメなどのサブカルは若者にとってはファッションの一部となっているのかも知れません。秋葉原や中野ブロードウェイとは違い、ライトにオシャレにサブカルを楽しむ人達が増えているのでしょう。さすがにマルイは若者のトレンドに敏感です。

有楽町マルイの8Fも、かつてはTSUTAYAが入っていた場所が、巨大なイベントスペースとなっており、大型のフィギアの展覧会と、マルイのアニメコマーシャルの原画展が開催されていました。

その隣で、『若おかみは小学生!』原画展が開催されていますが、10月8日までなので、興味ある方はお早目に。

会場に来ているのは、ほとんどが「真性アニメファン」の男性ばかり。ここだけはファッションのマルイとは、ちょっと別空間。マルイさんの会社の方の姿が多いなと思ったら、何と、高坂監督のサイン会が始まりました。

クリックすると元のサイズで表示します

監督は小柄の方ですが、アニメ界きっての自転車乗りです。かつてはツールド・信州で優勝の常連だったとか。色紙にその場で、オッコの絵をさらさらと書く横で、プロデューサーさんが、ファンの相手をしています。最初の男性は、劇場で19回もこの作品をご覧になられたそうです。

サインは何かの抽選に当選した方のみの様なので、私は原画展をじっくり鑑賞する事に。

クリックすると元のサイズで表示します

この作品の見どころの一つは背景美術の素晴らしさですが、手描きですね。背景でクレジットされていた男鹿和雄氏は『となりのトトロ』の背景を担当された方。

クリックすると元のサイズで表示します

絵コンテも展示されています。これはオッコがウリ坊に出合ったシーン。

クリックすると元のサイズで表示します

エンディングの背景の、監督手描きのストーリーボードも展示されています。絵柄はモロにジブリ。

クリックすると元のサイズで表示します

エンディングで気になった妊婦さんとウリ坊の絵。どうやら、オッコを妊娠したお母さんの様ですね。鈴鬼が封印された土鈴に「私にもしもの事があったら赤ちゃんを守って」と願いを掛けています。それを見守るウリ坊。カットされてしまったシーンですが、だから事故の時にウリ坊はオッコを救ったのでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します

これは、オッコの草履の鼻緒を「藍龍」とおう人物?が直している絵。劇場版には登場しない人物です。鼻緒を直す役は鈴鬼に代わっています。

クリックすると元のサイズで表示します

これもエンディングで気になったカット。神楽を舞う前に身を清めるオッコとマツキですが、マツキがオッコに背負われています。その前のカットでも、マツキがオッコのもたれかかっているので、マツキに何か起こったと思われます。ただ、その部分は劇場版には有りません。


5日金曜日のトークショーで監督が「できればディレクターズカットで省略してシーンを加えたい」と語っていた様ですが、90分の尺に収める為に、カットされた設定やシーンも多いのでしょう。プロデュサーは「ヒットしたらそれも有るかも」と応じたらしいので、ちょと見てみたい気もします。


3連休も二日目。東京近郊の方は、是非、劇場で映画を鑑賞した後は、有楽町マルイ8Fで開催中の原画展もご覧にになられては如何でしょうか。
5


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ