2019/7/12

最後の花火が上る・・・バブルと中東情勢  時事/金融危機
 

■ ダウ2万7千ドル越え ■

FRBの利下げ示唆によって、ダウが2万7千ドルを超えて来ました。

世界経済が失速気味、米中貿易摩擦の加熱、イラン情勢の緊迫と、株価にプラスになる様なニュースは無いのですが、とにかく金利が下がると見るや、市場は一気にリスクオンムードに突入です。

アカラサマな値動きなので、FRBが0.25%程度の利下げをした所で、利確売りする気満々。そして、しばらくは、さらなる利下げの「おねだり相場」でジリジリと下がるのでしょう。

これで市場が一気に崩れる事はありませんが、こんな荒い値動きを繰り返している内に、何かを切っ掛けにどこかで底が抜ける。これがバブル崩壊。

■ マッチポンプのイラン情勢 ■

バブルもそろそろ弾ける頃合いで、当然準備されるのが戦争。

バブル崩壊の責任論などは、中東でイランを巡る戦争が始まれば吹っ飛んでしまいます。バブル崩壊で信用問題に発展するドルも、原油価格の上昇で需要が確保され安泰。

トランプが仕掛け、イギリスが相乗りしている所を見ると、本気でやる気かも知れません。フランスが同調する様ならば結構ヤバシ。

■ 有志連合へのお誘い ■

イランと軍事衝突になれば、イランは躊躇せずにホルムズ海峡を通過するタンカーを攻撃するでしょうし、機雷も設置する。

こうなる前に、アメリカを始めとした有志連合で、ホルムズ海峡の安全確保の派兵が行われますが、偶発的戦闘が起きれば、そのまま、イランとの戦争に発展する事は、予定された筋書き。

その有志連合に当然、日本の自衛隊もお誘いが掛かっていると思いますが、選挙を前に自民党は当然ダンマリを決め込みます。

■ 後方支援と掃海作業でお茶を濁したい日本政府 ■

仮にイランとの武力衝突が発生して、自衛隊の派遣が決定しても、自衛隊の直接戦闘へのハードルは限りなく高い。政権を揺るがす程には・・・。

そこで、安倍政権は改憲できる議席を獲得したとしても、改憲発議はしないハズ。

従来通り、後方支援と、哨戒艇によるパトロール、機雷が敷設された場合は掃海作業で勘弁してくれとアメリカに申し入れる。

これをトランプは「腰抜け」とTwitterで罵るだろう。

日本国民も、イランの兵士に銃を向けるよりも、「腰抜け」と呼ばれる事を望むでしょう。(一部、勇ましい?ネトウヨを除いて)

■ マッチポンプの軍産複合体 ■

かつて世界の警察として武器を消費する事で米国の軍事産業は潤っていましたが、今は財政状況がそれを許しません。

だから、出来るだけ多く仲間と一緒に戦って、仲間にも応分の負担をお願いしたい。行動を共に出来ないのなら「金を出せ」というのはいつもの事。但し、今回は「武器を買え」と「貿易交渉お幅に妥協しろ」という要求だった可能性も高い。

■ イランの本心も見えない ■

イラン制裁を受けて、イランはウランの濃縮率を20%に上げると、国際社会に圧力を掛けています。

これも、マッチポンプにしか見えない・・・・。

まあ、双方が結託して腹芸を披露しているならば、大きな戦争にはならないのですが、もしマジのバトルだとすると、切羽詰まったイランは、サウジアラビアやイスラエルにミサイルを撃ち込む事も辞さない。

或いは、そういうストーリーで、イランがフルボッコにされるのか・・・・。


とにかく世界は怖い。
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2019/7/4

韓国へのネトウヨ的報復・・・その裏側を妄想する  時事/金融危機
 

■ 「ホワイト国」って何? ■

安倍政権が打ち出した、韓国への「ホワイト国」待遇の停止。

1) 武器の転用や開発に繋がる品目や技術の輸出を規制する「輸出品目管理令」
2) 規制品目をリスト化して規制する「リスト規制」
3) リスト外の品目をまとめて規制する「キャッチオール規制」
4) キャッチオール規制は規制リスト外の品物や技術が軍事転用されない証明を要求
5) 輸出管理が厳格に実施されている27か国はキャッチオール規制の対象外(ホワイト国)

ちょっと分かり難いですね。

「リスト規制」規制は、大量破壊兵器などに利用される技術や物品に当たる為、全ての国への輸出に際して、ルールに基づいた輸出許可申請が必用です。

「キャッチオール規制」に該当する物品や技術は、軍事転用される可能性が有るが、「リスト管理」の品目程重要度の高くない品目や技術で、食品や木材などを除く、ほぼ全ての輸出品や技術が該当します。輸出に際しては経済産業省の許可が必用です。

要は、貿易相手国が日本からの輸出品を不用意に大量破壊兵器や通常兵器に転用する事、或いは、日本からの輸出品を第三国に輸出して、第三国が兵器転用する事を防ぐ国際的な取り決めです。

端的に言ってしまえば、イランや北朝鮮を経済制裁する際に、輸出規制する為に用いられる法律だと考えると分かり易い。

しかし、この法律を全ての輸出相手国に適用すると、輸出の許可申請が膨大になり支障を来すので、日本同様に武器輸出の管理が徹底していう27か国(=友好国)は、キャッチオール規制を緩和して、一々、煩雑な許可申請をしなくて良い事になっています。


■ 韓国は何故ホワイト国待遇から外されたの? ■


今回、韓国に対してホワイト国待遇が外されのは、「韓国が北朝鮮に日本から輸出された物品や技術を横流しする可能性が有る」事を問題視したとされています。

ただ、これは建前に過ぎません。今回規制された品目は以下の2点です。

A)テレビやスマートフォンの有機ELディスプレーに使われるフッ化ポリイミド
B)半導体の製造過程で不可欠なレジストとエッチングガス(高純度フッ化水素)

フッ化ポリイミドとレジストは日本が世界の全生産量の約9割、エッチングガスは約7割を占める。要は、日本からの輸出が規制されれば、韓国の有機EL製造や、半導体製造分野に打撃を与える事が出来るという内容です。

これ、対北朝鮮向けの輸出規制というよりは、韓国の半導体分野に対するイヤガラセですね。

■ 実効力は持たないだろう ■

右派のメディアやネトウヨは「韓国の半導体産業に打撃」と大喜びしていまうが、実体はほとんど影響は無いハズです。今まで一々輸出申請しなくても、包括的な申請で3年間輸出されていた2品目が、1回の輸出毎に輸出許可申請が必用になるだけ。

経済省が事務的に、申請に許可を出していれば、多少面倒ではありますが、輸出量は現在と変殻らず、韓国の需要に応じて輸出が可能です。

但し、日韓関係が極度に険悪になった時には、「輸出申請を許可しないぞ」という「脅し」にはなります。


■ 日韓阿吽の選挙対策 ■

今回の規制強化が韓国に大きな影響を与えないであろう事は、韓国政府とて理解しています。しかし、韓国政府は例によって「過剰に反応」しています。

これ、「日本政府と韓国政府の阿吽の呼吸」ですね。安倍政権は参議院選挙を前に消費税増税延期というカードを切れないので、ネトウヨ層に何等かのアピールをしたい。

韓国政府は日本が売ったケンカに、果敢に対抗する素振りを見せる事で、安倍政権に恩を売り、かつ国内の政権支持率アップに繋げたい。



■ 本気で適用すれば国内企業の首を絞め、韓国や中国の技術開発を後押しするだけ ■

今回規制対象になった「フッ化ポリイミド」「レジスト」や「エッチングガス」も日本が大きなシェアを誇っていますが、その理由は安定して安く供給出来るから。これらの物を韓国や中国が作れない訳ではありません。製造プラントを作るよりも、日本から買った方が安いから輸入しているだけ。

仮に、日本が韓国に輸出規制を発動したら、韓国は政府が補助金を出して、韓国国内に製造プラントを作るだけの事です。

確かに、製造プラントが稼働するまでは、半導体産業に影響はありますが、そもそも、日本の市場占有率が7割と9割ですから、現状でも代替えの入手先が無い訳では在りません。


■ 「安倍政権=経済産業省政権」的なイヤガラセ ■

今回の韓国への嫌がらせ、経済産業大臣の認可権で適応する範囲で発動した事がミソです。

安倍政権を裏で操るのは、首相秘書官の今井尚哉氏ら、経済産業省ですから、彼らのコントロールし易い範囲内で、韓国のイヤガラセが行われています。

経産省的に本気で日本の企業の国際競争力を削ぐ意思はありませんから、関連企業とも阿吽の呼吸で連携して行われたイヤガラセでしょう。


■ 裏では北朝鮮や韓国と仲良し?の安倍政権 ■

以前は、日本の選挙前になると、北朝鮮が援護射撃とばかりに「ミサイル発射」を行っていましたが、最近は米朝会談もあるので、ポンポンと弾道弾を打つ訳には行きません。

そこで、韓国に一肌脱いでもらって、日韓で猿芝居を打った・・・。陰謀脳としては、こんな構図を妄想しています。

まあ、ネトウヨには、安倍政権と朝鮮半島の繋がりなんて想像だにしない事と思いますが、「仲が良い」から安心してケンカ出来るんですよ。もう、これ、どんだけ親友なんだよってレベル(陰謀脳的に)。
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2019/7/1

今期アニメ 全滅  アニメ
今期アニメ、実は全滅でした。「盾の勇者」と「ワンパンマン 2期」だけは通して観ていますが後は大体3話切りか1話切り。

歳とってアニメが面白く無くなったのかと思いもしたのですが、「僕だけが居ない街」とか「SHIROBAKO」とか「Re:creaters」などの旧作をAmazonで観始めると、寝食を忘れて一気に観てしまうので、やはり今期アニメに面白い作品が無いという結論に。

仕方ないので、「新約 とある魔術師の禁書目録」(後一巻で既刊フルコンプ)と「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の13巻を読んでました。(12巻の記憶がほぼ丸っと抜け落ちてるので、こちらも再読)。

「俺ガイル」のアニメ3期決定ですね。楽しみですが、1期の軽快さは原作的にも期待薄。しかし男性作家がここまで女子高生の心の機微を描けるものかと舌を巻きます。特にイロハちゃんがいい味出してます。今回はガハマさんも頑張ってます。

「インデックス」は内容的のはどーでも良いお話ですが、毎巻、あの手この手で趣向や表現を変えながら読者を楽しませてくれます。キャラクター小説ですから、読者のほとんどが人間関係や恋愛関係の進展に興味があるのですが、そこを微妙に外して来るのはサスガです。


そうそう、映画は「青ブタ」は観ました。劇場の9割が野郎で、すすり泣きが聞こえる映画ってコエーよ。内容は面白かったのですが、映画館で上映する内容かと問われれば、全否定です。TVシリーズをキッチリこの内容で終わらせるべきでした。私なら「シスターパニック」をTVシリーズから抜いて、尺を作ります。

「海獣の子供」は原作の大ファンなので劇場へは行きません。白黒の細い描線から色彩や動きや風までも生み出す五十嵐大介の魔術的表現力を、アニメーションに再構成する事は無粋に感じられます。多分、ストーリーやテーマ的には未消化になる事が分かっていますから、綺麗な映像だけの作品になっているはず。

「このスバ」の劇場版は観てみたいです。だって全然劇場でやる意味無い作品ですから、むしろ興味が湧きます。爆裂魔法をフルスクリーンで観たい気もしますし。

何れにしても、今期は全滅でした。


この記事をあまりの気乗りの無さに、寝転がってスマホで書いてます。
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2019/6/28

GWアドベンチュアーライド・・・高岡・城端編  自転車/マラソン
 

■ 高岡と城端に向かってGO!■

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ゴールデンウィークのアドベンチャーライド。3日目は富山から高岡経由で城端という町を目指します。

朝6時に富山市内のホテルを出発し、高岡を目指します。距離は20km程。

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富山湾沿いの工業地帯を遠望します

富山県の第二の都市の高岡は緑豊かなキレイな都市です。中心部に高岡古城公園があり、美術館などの文化施設も充実しています。

実は高岡市は『ドラえもん』や『おばけのQ太郎』で超有名な漫画家「藤子・F・不二雄」氏の出身地。美術館の2Fには「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」が開設されています。となみに、相棒の「藤子不二雄A」氏の出身地は、すぐ近くの氷見市。

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建築家の内井昭蔵氏が設計した「高岡市美術館」

高岡城は前田利家の長男で、初代加賀藩主の前田利長が築城します。元々、隠居の為に造られた城でしたが、1615年(元和元年)には一国一城令によいって利長の死後に廃城となります。しかし、加賀藩の防衛の拠点として、、米蔵・塩蔵・火薬蔵・番所などが置かれ、軍事拠点としての機能は密かに維持された。

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現在は緑豊かな公園として整備された、高岡城跡

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水堀が現存しています

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城の裏手にある護国神社

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何故か北陸の神社の境内には馬が居ます・・・

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令和天皇即位でした

本日の目的地は、公園の外れにある日露戦争の忠魂碑の前にある噴水。これで分かっちゃう人はアニメファンですね。

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この噴水が目的で高岡に来ました

そして、高岡第二の目的地はこの建物・・・・。これらが何であるかは、明日記事にします。

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たこ焼き屋さんです

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高山古城公園の最寄駅は氷見線の越中中川です


高岡は富山第二の都市だけあって、駅前はビルが立ち並び、路面電車も走っています。一方で、開発が進んだ為、古い建物は少ししか残っていません。

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意外に都会(失礼)な高岡市街

■ 城端を目指す ■

高岡を後にして、城端を目指します。全く土地勘が無いので、なるべく城端線に沿ったルートを選びます。先ずは国道156号線で砺波に到着。

砺波はチューリップの球根の生産地として有名です。ちょうど、「チューリップフェアー」が開催されていました。

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砺波駅前の街燈のデザインもチューリップです

福野を通過します。古い街並みが残っていますが、先を急ぐので、ちょっと覗いただけ。

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昨晩まで、祭りが開かれていた様です

実は福野は「夜高祭」で有名です。5月1・2日の宵祭りには夜高行燈の練り廻しが行われ、7mもある「ねぶた」の様な行燈を引き回します。その際、隣合わせた行燈を壊し合う「引き合い」が行われ、「けんか山」として勇壮というか、かなり暴力的な祭りの様です。

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昨晩来れば見る事の出来た「夜高祭」 (写真はネットから)

道は城端線に並走していますが、何と、「忍者ハットリくん」のラッピング電車が走っていました。城端線に接続する氷見は「藤子不二雄A」の出身地。この車両は氷見線の車両です。

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氷見線名物「ハットリくん」車両


福光を通過します。善徳寺(現在は城端に所在)の門前町として栄えますが、砺波南部から金沢に向かう交通の要所でもありました。駅前に宗像志功の版画のレリーフが飾られています。宗像志功は1945年、戦時疎開のため富山県西礪波郡福光町(現南砺市)に移住。1954年まで在住し、多くの作品を残しました。この地方の自然をこよなく愛したといいます。

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宗像志功ゆかりの地の福光駅前

■ 城端に来たどぉーー!! ■

とうとう、今回のGWアドベンチャーライドの目的地、「城端(じょうはな)」にやって来ました。

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五箇山地方の平野部に位置する城端。飛騨国境の高い山に囲まれています。

まずは城端駅に行ってみます。

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?!・・・・・
間違えました。こちらが城端駅です。

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駅の中をちょっと覗いてみましょう。

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!? 何か見てはいけないものを見てしまった様な・・・

ホームを覗いてみます。

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・・・間違えました。

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丁度、電車が入って来ました。出迎えの人達が居ます。

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間違えました・・・。

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そう、ここ城端こそが「真野山」なのです。アニメ『サクラクエスト』の聖地


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『サクラクエスト』より

ちょっと町中を散策してみましょう。

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・・・「セフレ」って名前のスーパー・・・・あり得ないわぁーーー。(ちょっと赤面)

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『サクラクエスト』の中では、さすがに「セフレ」はマズイと思ったのか「セレブ」。

そして、こちら・・・

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この夜景の「セフレ」、この作品に出てきたワァー。

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『 true teas 』 より


そう、ここ城端こそが「麦端町」なのです。アニメ『true tears』の聖地


アニメ製作会社の「P.A.WORKS」が本社を構える富山県南砺市城端(以前は城端町)。初期の作品『true tears』の大ヒットで、会社の名前と、脚本家の 岡田麿里の名前が世に知られる様になります。

『true tears』は架空の地方の街「麦端(むぎは)」を舞台にした高校生達の物語でしたが、背景は城端の景色が多く使われていました。作中の街のモチーフも城端そのものでした。

この作品に心奪われたファンの一部は、「本物の麦端」を見たくて、城端を訪れる様になります。これが「アニメ聖地巡礼」の最初期。城端が初期の「アニメ5大聖地」の一つとなります。

ちなにみ「初期・アニメ5大聖地」は次の通り

1.鷲宮神社・・・『らき☆すた』

2.木崎湖・・・・『おねがいティーチャー』

3.豊郷小学校旧校舎・・『けいおん!』

4.尾道 ・・・・『かみちゅ』

5.城端 ・・・・『treu tears』



現在ならば『ガールズパンツァー』の「大洗」、『君の名は。』の「飛騨古川」が上位に来るはずです。『俺の妹がこんなに可愛いわけがないや『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の千葉市も外せません。・・・おーーーと忘れていました『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の秩父もテッパンです。


ちなみに「アニメツーリズム」が選出した88か所の聖地はこちら

訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)


個人的には『輪廻のラグランジェ』の千葉県鴨川市を推したい。一時はNHKが「聖地の押し売り」的に取り上げた事から「大失敗聖地」の代表地とされてしまいましたが、スタッフが何度も鴨川を訪れ、ファンと交流を続け、大量の製作資料一式を郷土資料館が保管するという、新しい試みも行っています。作品から生まれたドリンク「鴨川エナジー」は、ご当地ドリンクとして完全に定着し、コンビニに並んでいます。

シャッター商店街に描かれた絵は、今では風化に任されていますが、それもアニメというハヤリモノの一つの姿です。


■ アニメの聖地以前に、歴史と自然に溢れる素晴らしい街だった ■

聖地巡礼記事は改めて書くとして、今回は「越中の小京都」と呼ばれる城端の魅力をお伝えします。

城端は富山県南部の街です。富山平野が終わり、山岳地帯が始まる傾斜地に市街地と水田が広がっています。東は飛越国境の山並、南は五箇山というロケーション。

私が訪れた5月4日は、「城端曳山祭」の当日でした。各町会が保有する曳山が通りに出され、飾りつけの最中でした。曳山祭りの本番は夜です。このお祭り、「麦端祭」として『true tears』の作中にも出て来ます。

城端には秋に「麦屋祭り」という祭りも開かれますが、『true tears』の主人公の造り酒屋の息子は「麦端節」の踊り手として稽古に励みます。実際の「むぎや節」は「こきりこ節」と並ぶ、五箇山地方の民謡です。


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豪奢な山車は、城端がかつて豊であった事を物語ます

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昼間は山車の飾りつけなどの準備、夜が本番です

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飛越国境の山並み。山の向こうは庄川

城端は五箇山地方の生糸を絹織物に加工して栄えた街です。京都西陣の川島織物の創業者・川島甚兵衞は城端出身です。

さらに、城端別院善徳寺の門前町として栄えます。善徳寺は1471年に創建された浄土真宗の寺ですが、開闢の地から何度か移転を繰り返し、福光を経て、1559年に、城ヶ鼻城主荒木大膳の招請により城ヶ鼻(城端)へ移り、城郭に寺域を定めます。その後、加賀藩の庇護のもと、越中国の真宗寺院の触頭役(ふれがしらやく)として隆盛を誇り今に至ります。創建以来、火災に遭う事もなく、当時のままの建物が残ています。

山門を飾る木彫が見事ですが、「井波彫刻」と呼ばれます。井波彫刻は井波にある別院瑞泉寺が何度か火事で焼失したおり、本願寺が派遣した宮大工が木彫の技術を井波の大工に伝えた事に端を発し、現在では欄間彫刻などの美術彫刻としてその技が継承されています。

別院善徳寺は浄土真宗のお寺ですが、1年365日、毎日欠かさず朝夕二回のご法話がある珍しいお寺としても知られています。


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山門は耐震修理の最中でした

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井波彫の素晴らしさに目を奪われます

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本堂も立派です

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ちょっと失礼して本堂の中を撮らせて頂きました

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ビンテージオーディオで聴くジャズの音楽会なんてシャレた企画もある様です


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門前には仏具屋が並びます。城端仏壇は丹塗りを特徴とした豪華な仏壇


■ 傾斜地に豊な水田と、1000級の山並みを遠望する自然環境 ■

実は「聖地巡礼ブログ」で城端は沢山紹介されていますが、どれも「聖地」の写真だけで、城端やその周辺の写真はあまり見かけません。

ですから、私も実際に行ってみるまで、こんなに自然が素晴らしい場所だとは知りませんでした。周囲を飛越国境の1000m級の山並みに囲まれ、街全体が傾斜地に築かれています。

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飛越国境の山並み。所ところ残雪が見られます

傾斜地に水田が広がりますが、25%程度が酒蔵米の「五百万石」を作付けているそうです。水が豊富なイメージがを受けますが、かつて水源は山田川しか無く、城端西部では干ばつの度に水争いが起きていたとか。麦畑をみつけましたが、「麦屋節」というくらいですから、水の工面に苦労した当時は麦が多く作られていたのかも知れません。

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麦の穂が風に揺らいでいました

■ P.A.WORKS の本社を見付けました ■

『サクラクエスト』のチュパカブラ王国のある「桜池」は、「桜ヶ池」がモデルです。城端地区の干ばつ対策として、陸軍の野設砲の演習地に作られた溜池です。ここは本当に日本なの、ヨーロッパじゃないの?と一瞬思ってしまう景色が広がります。

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ここは本当に日本?

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桜ヶ池の周囲は公園として整備され、家族連れで賑わっていました


桜ヶ池からほど遠く無い場所にP.A.WORKSの本社があります。タツノコプロ出身でProduction I.Gでプロデュサーをされていた堀川憲司氏が、2000年に地元富山で設立したアニメの製作会社です。wikipediaによれは、家族との約束で地元富山に戻るも、富山にアニメの制作会社が無かった為にご自身で会社を一から立ち上げたとか。今では押しも押されぬ、アニメ業界の重鎮企業。

『ture tears』『花さくいろは』や『凪のあすから』など岡田磨里と組んで名作を生み出す他に、『SHIROBAKO』や『サクラクエスト』などの「働く女の子シリーズ」が人気。近年では『有頂天家族』や『ウマ娘 プレティーダービー』などの良作も生み出しています。


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休日で残念ながら閉まっていました。是非仕事場を拝見したい・・・。


■ 城端から飛騨高山に輪行でGO! ■

実は、今夜は家内の実家の飛騨高山に泊まる予定です。城端からは100km程度の距離ですが、五箇山、白川郷を越と1000m級の山を越える必要があります。道も不案内なので、今回は城端駅から輪行する事に。

丁度、ホームにはJR西日本が富山県内で運行する観光電車「ベル・モンターニュ・エ・メール」が入線していました。通称は「べるもんた」。

これは予約が無いと乗れないみたいなので、私はその隣のオレンジ色のキハ47に乗ります。城端線は電化されていので、気動車です。

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高岡で第三セクターの「あいの風とやま鉄道」に乗り換えます。「あいの風」とは富山県の日本かい沿岸に吹く「恵をもたらす風」だとか。

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車両は新型です

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手描きの社内注意書き。地方鉄道の楽しみの一つです

富山で高山本線に乗り換えますが、ホームが分からずギリギリで滑り込みセーフ。高山本線の富山側は、飛騨古川までしか行った事が無かったので、ワクワクします。

ところで、高山本線ですが、富山から猪谷までがJR西日本、猪谷から名古屋までがJR東海が運行しています。「本線」と名は付いていますが、実は地方鉄道。


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猪谷まではJR西日本の車両

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猪谷からはJR東海の車両。さすが東海は儲かっているので車両が新しい

富山平野を過ぎると、宮川(神通川の支流)に沿って進みます。沢山のトンネルと、沢山の橋梁が楽しめる、風光明媚な路線です。結局、城端から高山まで4時間近く掛かりました。東京からの時間と大差有りません・・・。

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宮川沿いを進む高山線


GWアドベンチャーライド、高岡・城端の聖地巡礼。ちょっと最後は駆け足になってしまったので、夏に家内と再訪する事にしました。桜ヶ池の畔に、アクアスパとオーベルジュの施設を見付けたので。『サクラクエスト』は家内も好きな作品なので、夫婦で「聖地巡礼」です!!

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2019/6/27

GWアドベンチャーライド2日目(後編)・・・親不知を駆け抜けろ!!  自転車/マラソン

■ 親不知を抜けて富山を目指せ!! ■

GWのアドベンチャーライド。二日目の富山編の後編です。少し間が空いてしまいましたが・・・。

ちなみに、前回の記事はこちら。

東京-直江津 ワンデイライド
GWライド二日目・・・日本海って美しい!!

直江津から富山を目指すアドベンターライド二日目。日本海に沿って走る久比岐自転車道からの景色があまりにも絶景で、写真ばかり撮っているので、中々富山に着きません。

前回はトンネルの駅「筒石」を見そびれた所まで書きました。そこから、しばらく進むと、大きな風力発電のプロペラが見えて来ます。「能生海洋公園」という場所みたいです。


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能生海洋公園。漁港の周辺に道の駅やマリンミュージアムが有ります

漁港の先に有る「弁天岩」。鯉登がメザシの様に並んでいました。

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「弁天岩」

糸魚川を渡ります。フォッサマグナの西側の端です。フォッサマグナとは、「中央地溝地帯」の事。西端は「富士川―糸魚川」、東端は「柏崎ー銚子」の間は、本州が中国大陸から離れた後に、太平洋側からプレートで押される力で、東北と、西日本の間が引き裂かれて海底に没します。その再び東北と西日本に押されるか経つで、隆起します。その時に中央アルプスなどの高い褶曲山脈が形成されます。

フォッサマグナの境界線では、地層が完全に分断されています。フォッサマグナは海底で堆積した地層ですが、その東西は古い岩石の地層です。落差のある断層が形成されているので、絶えず崩落が続いている場所も有ります。

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糸魚川を渡ります

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新潟と富山の県境にある白馬岳・・・でしょうか?

糸魚川周辺はヒスイの産地として有名です。ヒスイはナトリウムとアルミニウムを含む単斜輝石で、化学組成は NaAlSi2O6。深い地下で高圧で生成された緑色の半透明の鉱石です。非常に硬いので石器として利用されましたが、宝石としての珍重されます。英名はジェイド。中国では「玉(ぎょく)」とも呼ばれた。

糸魚川周辺の海岸では、川によって運ばれたヒスイが見つかる事で有名です。

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この一帯の海岸はヒスイが見つかる事から「ヒスイ海岸」と呼ばれる

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こんなキレイなヒスイも見つかる様です(ネットから)

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私的には「ジェイド」と言えばこの方(「宝石の国」より)


■ 激走!親不知 ■

糸魚川市街を抜けると、道は登りとなり、やがて洞門(岩や雪崩除けのシェルター)が連続して現れます。そう、ここが有名な「親不知」です。

断崖絶壁に道路が張り付く様に作られています。ほぼ全区間が洞門かトンネルか海にせり出した端という、日本の土木建築技術の見本市の様な場所です。

ただ、実際に自転車で走るとなると、狭い洞門やトンネルは怖い。自転車乗りの多くがここを回避する為に内陸側の山道を選ぶ様です。

私は千葉で狭いトンネルには慣れていますから、スリル満点のここ区間はGoPro7で全記録を取りながら、アドレナリンをガンガン分泌して通過します。(楽しかった!!)

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自動車の方には申し訳ありませんが・・・スリル満点で最高でした


洞門・トンネル区間が終わり、下り坂を降りると、「親不知海水浴場」に到着します。

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「親不知海水浴場」


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何故かの「カメ押し」・・・浦島伝説でもあるのでしょうか?


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海側から見る北陸自動車道・・・巨大土木建築萌え〜

国道8号に復帰して、道は登り坂、そして再び洞門とトンネルが始まります。登り切った場所に展望台と遊歩道がありました。

この道、実は明治6年に作られた道で、それまでは潮が引いた時に海岸を歩いて渡っていました。波が荒い時などは、海にさらわれる事もあったので、ここを渡る間は「親不知、子知らず」と言われる様に、とにかく自分の命は自分で守れといった、交通の難所。

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眼下に紺碧の日本海が広がります

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ここに道を切り開いた先人は素晴らしい

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海水浴場方面を振り返ります。道が崖に張り付いている

■ 人生初、富山県 ■

親不知を抜けると、直ぐに新潟-富山県境です。車が無いので遠くに旅行に行く機会の少ない私にとって、記念すべき「人生初富山県」です!!

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祝! 人生初富山

越中宮崎の手前で「あいの風とやま鉄道」と並走します。旧北陸本線ですが、上越新幹線の開業によって、JRから第三セクターに経営が移行されます。直江津から糸魚川市の市振までが「日本海ひすいライン」。富山県内は「あいの風とやま鉄道」。石川県内は「IRいしかわ鉄道線」となって金沢でJR北陸本線に接続します。

「あいの風」とは、日本海沿岸で春から夏にかけて沖から吹く北東の風の富山県内での呼び名で「あゆのかぜ」「あえのかぜ」とも呼ばれており、古くから豊作や豊漁を運ぶ風として県民に親しまれている(Wikipediaより)

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あいの風とやま鉄道

越中宮崎駅の手前から、国道を離れ海沿いのサイクリングロードを走ります。親不知とはガラリと景色が変わり、砂浜が続きます。

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平野部に水田がはてしなく広がります。入善という町です。黒部川の伏流水が豊富に湧水する地帯で、一大穀倉地帯です。

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田んぼの中にお墓があるのが印象的

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入善は湧水地帯として有名らしい

追風なのに、スピードに乗らないと思ったらハンガーノックです。慌てて国道に復帰して、ラーメン屋さんに飛び込みます。しかし、富山に入ってから熱い・・・。テーブルの冷水を何杯も飲みます。

満腹になった所で、国道を進みます。
黒部川を渡ります。いよいよ富山は近い!!

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黒部川を渡ります

■ 今年初、熱中症 ■

富山県内に入ってから、国道8号のバイパスは道幅も広く、追風も手伝って時速40km/hなんてスピードが度々表示されます。気持ちがイイので、ガンガンとペダルをぶん回していたら、なんかボワーとして来ました・・・・この感じは熱中症です。

本日は暑い。気温は30度を超えていそうです。富山と言えばフェーン現象・・・。

コンビニに飛び込んで、冷たいペットボトルの水を買って、頭からガンガン被って冷却します。それでも、ボーと眠気が襲って来るので、市民体育館の日陰で30分程、休息して軽い熱中症が収まるのを待ちます。

午後4時を過ぎると、だいぶ涼しくなって来ました。再び、スピードに乗って富山市街を目指します。遠く、上越新幹線の高架が見えて来ました。富山市街はすぐそこです。


■ ここって・・・ラブホだよね・・・■

唐突に本日のホテルを道路脇に見つけます。富山の中心部はもう少し先ですが、本日はこれにて終了。


しかし、どう見てもラブホテルです・・・・。
実は、直江津の宿はGWの2週間程前に予約していたのですが、富山行きはGW直前に決めたので、ホテルがここしか無かった・・・。

「ラブホじゃん!!」って気づいてましたが、予約サイトの評価を見ると「広くて、設備もキレイで大満足です」とか「一人で泊まるのは勿体ない」なんてコメントが多数。ものは試しと、予約してみました。1室8900円(素泊まり・二人まで同料金)


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外観はどう見てもラブホテル。「休憩2時間」なんて看板も有るし・・・

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ロビー!! マジっすか!! 噴水あるじゃん!! ラブホじゃん!!

とまあ、妙にテンションアゲアゲで部屋に入ります。ベット回るかな・・・とか、天井鏡貼りかな・・・なんて期待していましたが、室内はリゾートホテル並みの内装。とにかく広い。一人で泊まるのは勿体ない。(だってラブホだもん)

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リゾートホテル並みの設備。アメニティーやタオル類も高級感が有りました。

そして何よりも嬉しいのが、ジャグジー!!
もう、二日間の疲れが完全に取れました。

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光の色が変わる「オーロラジャグジー」

近くに食堂もコンビニも無く、自転車も輪行袋に収納してしまったので、ピザハットのケイタリングと生ビールを注文します。

大きなTVでカラオケでもしようと思いましたが、残念ながらカラオケの設備は外されていました、。ただ、amazon Prime Video が見放題。何か映画でも観ようかと思いましたが、地方放送局のTVをユルーく観ているうちに、夢の国へ。


翌朝、チェックアウトの時に従業員に方に伺ったのですが、元々はラブホテルで、オーナーが先日変わって、一般の宿泊客の取れる様にリニューアルしたそうです。GWはほぼ一般客で満室だとか。

多分、外国人観光客目当てだと思うのですが、日本人でも充分満足です。いえ、むしろラブホなんて行く事が無いので、興味深々。ロビーは外人も大喜びで、記念撮影をされていくのだとか。


という訳で、GWのアドベンチャーライド二日目。人生初富山も無事に達成しました。

走行距離は120km程度。観光三昧のユルポタでした。







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