2019/10/1

過去の二酸化炭素濃度・・・現在の濃度なんて屁みたいなもの  温暖化問題
 

■ 地球の二酸化炭素は減り続けている ■

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上の図は国連温暖化委員会(ICPO)が温暖化詐欺を煽る時に引き合いに出すグラフです。直近1000年の二酸化炭素濃度を抜き出して、「ほら、産業革命以来、こんなに二酸化炭素濃度が上昇しているから、地球はどんどん温暖化しているんだよ」と恐怖を煽ります。

このグラフ、ホッケーのスティックに形状が似ているので、「ホッケースティックス論」などと呼ばれています。

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上のグラフは地球の40億年に渡る二酸化炭素やその他の大気組成の濃度を示すグラフです。二酸化炭素がどんどん減り続けている事が分かります。最近の10憶年の間に、1/1000の濃度に減少しています。

■ 森林は二酸化炭素を吸収しない ■

二酸化炭素が減る原因は、植物が光合成によって二酸化炭素を吸収して、それが石炭などになる過程で地中に固定されたからとの話を聞いた事があるかと思います。だから、森林は二酸化炭素を吸収すると思っている人が多い。

しかい、現在の森林は植物が成長する過程で二酸化炭素を吸収しますが、枯れて微生物などによって分解される過程で二酸化炭素を放出します。実は森林は二酸化炭素の吸収に関しては、長期的にみば、ほぼプラスマイナス・ゼロなのです。(寒冷地などでピートモスなどが湿地で腐敗せずに堆積する僅かな量を除けば)。

■ 二酸化炭素の吸収のほとんどが海洋生物 ■

過去も現在も二酸化炭素の吸収に主だった役割を果たしたのは海洋生物です。大理石は過去の海洋生物の死骸によって出来ましたが、その主成分は炭酸カルシウム(CaCO3)です。貝の殻の主成分も炭酸カルシウム。

海底に堆積したプランクトンの死骸の炭酸カルシウムが長い年月で圧縮して出来たのが大理石や石灰石です。南欧は石灰石地帯ですし、日本でも秋吉台など鍾乳洞が有る場所は石灰石地帯です。東京でも多摩地区に鍾乳洞があります。

植物も石炭という形で二酸化炭素を封じ込めていますが、そのほとんどが「石炭紀」と呼ばれる3億5920万年前から2億9900万年前に形成されたものです。大型のシダ植物が繁茂した時代です。二酸化炭素を吸収する植物が大繁殖し、さらに石炭になる事で二酸化炭素が大気中から取り除かれる事で「氷河期」の一因になったという説もありますが、これはチャンチャラオカシイ。

上に載せた二酸化炭素濃度の長期推移を見れば、植物の繁殖の影響など受けていない事が分かるでしょう。その主役は海洋生物による固定で、その働きは現在も含め延々と継続しているのです。

さらに、氷河期に原因は太陽の活動の変化であって、地球の環境変化では無い事は、二酸化炭素う濃度が減り続けているのに、極寒の氷河期の間に現在の様な、温暖な「間氷期」が挟まっている事でも明らかです。

■ 火山の噴火一つでオーストリア一国程度の二酸化炭素を排出する ■

さらに二酸化炭素の排出源ですが、人間の経済活動由来の排出量は全CO2排出量のうちの2.93%に過ぎず、温暖化対策によって削減される二酸化炭素の量は無視して良いレベルです。その他の二酸化炭素の排出元は自然界です。

例えば、アイルランドにある小規模な火山の噴火で排出される二酸化炭素はオーストリアなど中小国家の排出量に匹敵します。

フィリピンのフィナツボ火山などはもっと大量の二酸化炭素や二酸化窒素など温暖化ガスを走出しましたが、実はフィナツボ火山の噴火によって地球の気温は数年間低下しました。これは、火山が噴出した微細が粉塵が上空に停滞して、太陽光を遮った為です。

この様に地球の気温は太陽のエネルギーに大きな影響を受けます。これは一日の気温変化を見るだけでも明らかです。

■ 雲の量が気温を左右する ■

太陽光を遮るものとして、先ず最初に浮かぶのは雲です。曇りの日が太陽光が遮られて気温が低い。

雲は上空の大気の中で核が形成され、その周囲に主蒸気が凝縮して細かい水の粒となる事で形成されます。飽和水蒸気圧に近い大気でも、雲の核が形成されなければ雲が出来にくい。

雲の核は大気中の細かな粉塵(エアゾル)などが代表的ですが、宇宙線も雲の形成に大きく寄与しています。宇宙線の多くは太陽の活動によってもたらされます。ただ、太陽活動の活性と地球到達する宇宙線量は比例しません。それは太陽に極がある為で、宇宙線は限られた範囲に強く照射されます。

過去の宇宙線量と地球環境に関する研究も盛んになっています。

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上のグラフは宇宙線量と雲の量の関係です。強い相関がある事が一目で分かります。

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上のグラフは宇宙線量と気温の関係です。ここでも相関が見られます。



■ 表層海水温度が支配する二酸化炭素濃度 ■

大気中の二酸化炭素濃度と表層海水温の相関がある事は昔から知られています。

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上のグラフは表層海水温と二酸化炭素濃度のグラフです。海水温が下がると、少し遅れて二酸化炭素濃度が下がり、海水温が上昇すると、少し遅れて二酸化炭素濃度が上層する傾向が見て取れます。

水は大量の二酸化炭素を吸収しますが、吸収量には温度依存性が有ります。冷たい水には二酸化炭素が多く溶け込み、暖かい水には少ししか溶け込みません。

要は、二酸化炭素が増えるから気温が上昇するのでは無く、気温、或いは表層海水温が上昇するから、海水に溶け込んでいた二酸化炭素が大気中に放出され、大気中の二酸化炭素濃度が上昇するです。

二酸化炭素濃度は気温に従属的に変化するのであって、気温変化の主役では無いのです。

そして、海水温度の変化は、深層海水との熱交換も含めて複雑な要素が絡み合って決定されます。エルニーニョやラニーニョなどは、大きな海水循環の結果発生するので、現在の太陽のエネルギーで起こる現象では有りません。

■ 氷河期の原因を妄想する ■

様々な要素によって決定される気温や地球の気象ですが、一番大きな原因となるのは太陽のエネルギーがどれだけ大気中に到達するかです。二酸化炭素由来の温暖化説は「蓄積」に着目していますが、地球に入射する太陽エネルギーは長期的に見ればほぼ100%宇宙空間に輻射されてしまうので、入射エネルギーの大小の影響は「蓄積」の比ではありません。

そして、地球に入射する太陽を効率良く反射するのが雲と雪です。


1) 太陽活動の変化により宇宙線量が増える
2) 雲が大量に形成され、気温が下がる
3) 降雪によって雪原の面積が増える
4) 太陽エネルギーが雲と雪原によって宇宙に反射され寒冷化が加速する


多分、この様なサイクルで寒冷化が進むと考えられます。

■ 地球は周期的に暖かくなったり、寒くなったりしている ■

氷河期までは行かなくとも、歴史的には温暖な時期と寒冷な時期が繰り返されて来ました。縄文時代や平安時代は比較的温暖で、海水面は今より高く、日本でも内陸まで海が侵食していました。

一方、鎌倉時代から江戸時代に掛けては比較的寒冷で、飢饉が頻繁に発生しています。浮世絵に江戸の雪景色の多いのも、その時代に雪が多かったからでしょう。

直近でみても、1940年代は温暖で、真夏に北極点に海氷が無く、潜水艦が北極点に浮上したりしています。逆に1970年代は寒冷で、日本でも冷夏で農作物に被害が出ています。その後、現在までは温暖化の時期が続いています。

歴史的には1645年から1715年の期間は太陽黒点が極端に少なく、「マウンダー極小期」と呼ばれていますが、この期間は気温が低くヨーロッパでは飢饉が発生してぢます。

NASAは今年、太陽黒点の状況がマウンダー極小期と似て来ているとして「寒冷化」への警告を発しています。


■ 寒いよりは暑い方が良い ■

経済的に見れば寒冷化より温暖化が望ましい。

温暖化により干ばつが起きると勘違いする人も多いのですが、地球レベルの水の循環は温暖化の方が活発化します。かつて温暖だった時期には、サハラ砂漠もゴビ砂漠も緑の草原でした。

実際、現在より0.5度平均気温が下がったら、北海道や東北地方は冷夏による不作の心配をする年が増えるでしょう。

二酸化炭素濃度が極端に下がる事は考えられませんが、植物の育成にとっては二酸化炭素濃度は高い方が好ましい。



この様に、「人為的なCO2由来の二酸化炭素による温暖化仮説」など毛の先程も信じていない私ですが、夏は暑い方が良いと思っています。だって、ビールが美味しいから。


我が家にはエアコンが有りません。夏は暑いのが当たり前だから!! そして、もちろんビールが旨いから!!

■ 






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2019/10/15  8:20

投稿者:鍛冶屋
大友秋生さん
ご意見ごもっともです。
>自分の意見を押し通したいならご自分でブログを開くべきです。
これはまさに(他所で)自分も行って来た事ですので、反省しております。
ただ、コメントはあくまでも人力んへのメッセージであり、人力さんとコメント欄を通じ会話を楽しんでいる感覚でありました。もちろん、人力さんを個人的に攻撃するような意図は全くございませんことは、どうかご理解ください。

2019/10/15  2:09

投稿者:人力
大友秋生 さん

鍛冶屋さんとは、まだこのブログの読者がほとんどいらっしゃらなかった頃からのお付き合いなので、ぬるーく見守っていただければと・・・。

基本的にコメントは全て公開する主義ですが、返信はのらり、くらりと書いていますので、物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも知れません。

このブログの読者の方は良識的な方が多いようで、コメント欄が荒れない事が管理者としては非常に嬉しい。

2019/10/14  19:58

投稿者:大友秋生
鍛冶屋さん 個人ブログで深入りするのは野暮ですよ
私の意見はこうです 程度に留めましょう
ここをのぞきに来る人は人力さんの「ものの見方」を
楽しんでいるのです 自分の意見を押し通したいなら
ご自分でブログを開くべきです。あなたのためだけにあ
るわけではないのですよ。

2019/10/13  12:25

投稿者:鍛冶屋
二択ではない。
人力さんをはじめ新・自由主義な方々は、規制撤廃・グローバル・競争・自由・利益の最大化・・・などなどがお好きですが、社会主義実験は失敗であったからと言って、なにも(原理型)資本主義しか道がないわけではなでしょう。”>誰が得をするかと言えば、ルールを破る者です。”・・・が居るのなら、ルール破りをさせないルール・ルールを守らない者からルールを守る者を護るルールを作れば良い。それを、規制や管理・障壁と呼ぶのではないですか。阿らない、日本型の資本主義・日本型の社会主義があって然るべきです(いや、以前にはちゃんとそれがありました)。


>資本主義のルールは・・・「消費せずに貯蓄や投資する」事で個人の利益は最大化します。
利益とは、”消費すること(消費できること・購買できること)・サービスを受けること”で、”蓄財すること”ではありません。消費できずに蓄財すること(しなければならない状況)は、個人の利益を毀損しています。
人力さんのお説で矛盾しているのは、日本企業がグローバル化に晒されながらっと言いながら、デフレでその企業力・国力を衰退させ競争力を削ぐことをなぜ是とするのはなぜなでしょうか。


>MMT的な財政運営とて、仮に失敗して国債金利がコントロール出来なくなれば、若年世代や将来世代の生活が犠牲になります。
ホント、国債金利の上昇(のみ)を恐れていらっしゃいますよね(金利恐怖教・・・とか^^;)。これはもう、MMT・貨幣論他を曲解(失敗するとかしないとか言ってる時点で・・・)なさっておられる所以でしょうから、ご理解が深まるのを待つよりどうしようもありませんよね・・・。


まぁそれもこれも、人力さん仰る財務省と日銀による”スマートな手腕(でしたっけ?)”により、このままデフレ・貧困化政策を続け人口動態が自然に改善されるのを座して待てば解決するのでしょうから、そうそう心配もない・・・んですよね?(その時まで、”日本国”存続していればの話ですが...)。


以前に”合成の誤謬”を頂きましたので、お返しに人力さんには”センメルヴェイス反射”を送り締めさせて頂きます。失礼いたしました/^^)。

2019/10/11  6:40

投稿者:人力
鍛冶屋 さん

例えば社会主義の様な「皆ハッピー」とか「皆そこそこに幸せ」的なルールを作ったとします。誰が得をするかと言えば、ルールを破る者です。

社会主義は「皆で一所懸命に働いて利益は公平に分配」というルールでしたが、「働かない」人が最大の利益を得たり、管理者が賄賂で私服を肥やしました。

資本主義のルールは「一所懸命働いて消費を最大化させる」事ですが、「消費せずに貯蓄や投資する」事で個人の利益は最大化します。さらには「働かずに年金を消費しない高齢者」が増えると、資本主義の貨幣の循環は阻害され、経済の成長が停滞します。

確かに消費を最大化するであろう貧しい人々にお金が回る様にする事が正解なのですが、人件費の上昇は企業収益を悪化させるので、企業間の国内競争や国債競争では不利になります。大企業などは内部留保を金融市場に投資する方が、実業へ投資へ投資するよりも確実な利益が得られます。

日本の国内だけ、法人税を引き上げたり、人件費を法的に引き上げたり、不正規雇用を禁止すると、コスト上昇により国内企業の国際競争力が失われ、空洞化が加速する事で、労働者にしわ寄せが出ます。これはグローバル化した世界の宿命です。アメリカなどでは法人税すらタックスヘブンを利用して払わない企業が多いのですから・・。

現代の政府は、グローバル競争に晒される企業と、国民の利益の間で、バランスを取る事を強いられています。国民は選挙で政府に圧力を掛け、企業は政治資金やロビー活動で圧力を掛ける。

高齢者は選挙に足しげく通うので、彼らは比較的優遇され、選挙に行かない若年層が不利益を被り、さらには選挙権も無い未成年が将来の負担を押し付けられます。

MMT的な財政運営とて、仮に失敗して国債金利がコントロール出来なくなれば、若年世代や将来世代の生活が犠牲になります。




2019/10/9  14:02

投稿者:鍛冶屋
>どこにでも合成の誤謬が存在し、個人の利益と全体の利益は相反します。

その論は飛躍し過ぎです。個人の利益と全体の利益、双方が成立することは十分あり得ます。

”合成の誤謬”を頂きまして、”盗人にも三分の理”とお返しいたします。こころは、”モノは言いよう”ですね。

2019/10/8  12:47

投稿者:人力
鍛冶屋さん

どこにでも合成の誤謬が存在し、個人の利益と全体の利益は相反します。

これを合理的に一致させたかに見えたのが社会主義でしたが、結果は社会に人が押しつぶされて国家が崩壊した。

現在の日本の衰退はハングリー精神の欠如による所も大きい。日本のムラ社会ではアメリカの様なビックドリームは描けません。だから、全体の無意識が縮小均衡を選んでしまいます。

かつて焼野原から先進国を目指した戦後日本では、公共事業が供給するインフラが都市化や産業発展に大きく貢献しました。

また、地方は貧しく、農家の次男や三男は中卒で都会に働きに出る以外に現金獲得の手段が有りませんでした。私たちの世代までは都市部でも中卒で働きに出る人たちが卒業生に何人かは居ました。 

地方に職が無い事は当時も今も大差有りませんが、今のソフトヤンキーなどと呼ばれる人達は地方で皆んなでチンマリ暮らす事を選択します。これが可能なのは税金を通して都会から地方への所得移転が有るからですが、都会の競争力は世界レベルでは低下します。

何事にも正解は有りませんが、54年間生きてきて「誰も犠牲にならない社会」というのが一番胡散臭いと感じています。地球の裏側の誰かの犠牲の上に自分のささやかな幸せが成り立っているかもしれませんし。

2019/10/8  11:21

投稿者:鍛冶屋
>…所得だけの問題では有りません…コンビニ店員や居酒屋の店員の様な仕事を好みます。

”楽な仕事を好む”なんて、なにも今の若者に限ったことではないでしょう。それこそ、何時の時代でも・若者と言わず誰でも、労働は楽な方が好まれるに決まっています。しかし、それでも職人が持て囃されたのは”儲かった”からです。もちろんそれだけではありませんが、賃金は職業選択の大きなファクターです。

人力さん(経営者)側の視点では、短期に結果が出ないと全てNGと見られていますよね。元来日本社会は、”人は会社が育てるもの”であったはずです(少なくとも、我々が仕事を始めた頃まではそうでした)。ところが、今は”即戦力”(のみ)が求められ、結果人力さんのお話でもあるよう職人の奪い合いになっています。
人材に投資するのは、経済が将来的に伸びる予想(希望)あるからです。政府が経済抑制政策を推し進め、企業は自ら将来を投げ出してるんですから、そりゃジリ貧になってくでしょう。


>企業や経営者は短期の視点で国家に要求します。今季儲かるか・・これが株主達の興味の対象だからです。結果として建築業界はロビー団体として政治に要求を突きつけます。「公共事業も増やして欲しいけれど、外国人労働者も解禁して欲しい」と。

まさにコレ!。(人力さん的に、↑のお説と”人口動態改善待ち説”に自己矛盾はなにのですか?)
日本が”デフレ経済”だからこうなったのか?、それともこうするために”デフレ経済にしたのか(しているのか)”?・・・でしょう。


>かつての公共工事は経済成長の基盤として高い乗数効果が有りました。
それは、”たまたま”でしょう(または、よっぽど計画者に先見性があったか)。公共事業はそれがすでに経済効果であり、乗数効果云々を是非するのはナンセンスです。自分は、”ピラミッドは壮大な公共事業であった(農閑期の失業対策)”説を支持します。そのピラミッドも、子々孫々に膨大な”観光資源”を残せたのですから、まさに超先見性の賜物です。


AIによる(選抜された)人類の労働開放が先か、iPS・擬態化技術で人生150年〜不死時代(誰も死なないので、人口動態なんか改善するわけない)が先か・・・。まぁそれ以前に、衰退し切った日本国は何処ぞの属国まで落ちぶれているでしょうから、そんなこと心配する必要もないでしょうが。

2019/10/8  5:41

投稿者:人力
鍛冶屋 さん

下から続きます。

かつての公共工事は経済成長の基盤として高い乗数効果が有りました。しかし、現在は「維持」が限界です。例えば房総半島にアクアラインや圏央道が出来て、半島南部は非常にアクセスが良くなりました。しかし、これで観光客が増えたかと言えば・・・維持かやや減少というのが現状です。

新規に開通した新幹線は、地方の買い物客や、地方の労働力を地方の中核都市が奪う形で、地方のさらなる衰退を生み出しています。

これらの問題を「インフレ」が解決できるのか・・経済成長の結果のインフレならともかく、緩和的金融政策による貨幣現象としてのインフレでは解決出来ません。特に円安を背景とした物価の上昇は実質賃金の低下として労働者を苦しめます。

だから、人口動態が改善するまでの数十年、日本は隠れ財政ファイナンスで「危険な見せかけの成長(バブル)」を抑制しながら、生き延びるしか無いのです。

その間にAI化と自動化が達成され、「人口=国家の重荷」の時代がやって来ます。ギレン・ザビではありませんが「せっかく減った人口です。有効に使わせてもらいます」なんて官僚が考えているかも知れない。

鍛冶屋さんにしてみれば、「ヒットラーの尻尾だな」程度の発想かも知れませんが。

2019/10/8  5:38

投稿者:人力
鍛冶屋 さん

おっしゃる通り、バブル崩壊以降の20年で「職人」は激減しています。ただ、これは所得だけの問題では有りません。現場の職人不足は随分以前から問題になっていますが、現在の日本の若者は、例え所得が低くても現場で汗を流す仕事よりはコンビニ店員や居酒屋の店員の様な仕事を好みます。

大学進学率の上昇がこの様な「職業の需給の不一致」を生み出しました。「大学出て現場の職人はねぇや」と考えるのは普通の事です。

ですから、政府が公共事業を拡大して、労働力の需要が拡大しても、直ぐには職人は増えません。むしろ、短期的には、賃金の上層が民間事業に悪影響を与えます。911以降の資材費、人件費の値上がりは建築業界には悲惨でした。受注金額が決まっている現場では、赤字現場が続出しました。当然、職人の賃金は上昇しています。しかし、それで職人を目指す若者が増えたかと言えば答えはNOでしょう。結局、企業も政府も外国人労働者で需給ギャップを埋める選択をし、結果的に職人の賃金は抑圧され、さらに低下します。

企業や経営者は短期の視点で国家に要求します。今季儲かるか・・これが株主達の興味の対象だからです。結果として建築業界はロビー団体として政治に要求を突きつけます。「公共事業も増やして欲しいけれど、外国人労働者も解禁して欲しい」と。


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