2020/5/24

スエーデンは勝ち組か・・・死者は半数は高齢者施設の老人  分類なし
 

■ スエーデン政府はトリアージの基準を明確にしている ■

世界で唯一、「集団免疫作戦」を取っているスエーデンですが、この方法の問題点は重症患者が短期間に増えると集中治療施設が足りなくなる事です。いわゆる「医療崩壊」が起こります。

そこで、スエーデン政府はICUへ入院する人の優先順位を定めています。

スウェーデンの日刊紙アフトンブラーデットは11日土曜、同国ストックホルムのカロリンスカ医科大学病院の文書に基づき、80歳以上の新型コロナウイルス感染者、また病歴がある60歳以上の感染者が、特別治療病棟の入院優先順位から除外されることを報じました。
この文書の内容は、「スウェーデン政府関係者が年齢グループにより特別治療病棟への入院の優先度を区別し、生存確率の高い人にICUの治療を受けさせようとしている」


1)80歳以上
2)60歳以上の基礎疾患のある人

これらの人達は、ICUに余裕が無い場合は入院の優先度が低くなります。


■ 「老人の見殺し」か「医療虐待の防止」か ■

上の挙げた高齢の方々は、新型コロナウイルスに最も感染し易く、最も重症化し易い方達です。一方で、仮に重症化した場合は、死亡率が一番高いグループでも有ります。

「老人の見殺し」と思われても仕方の無い政策ですが、実は重症化した高齢者に「優しい」政策だと私は考えます。

一般的には新型コロナでICUに搬送される患者は、だいたい呼吸困難に陥っているので先ず気管切開で気管挿管を行い人口呼吸器に繋がれます。そして強制的に酸素と空気を混合したガスを肺に送り込まれます。肺が繊維化して柔軟性を失っているので、これはかなり苦痛を伴います。

アメリカの医師は「新型コロナの患者の多くは高山病の症状に近く、酸欠で夢見心地の様な状態で運ばれて来る」と語っています。彼は気管挿管に反対して治療スタッフから外された様ですが、現在は酸素マスクの自然吸入でも充分呼吸できる事が分かっています。しかし、アメリカでは未だに気管挿管が続けられていると私は推測します。何故なら、その方が医療保険制度のメディケアから病院に支給される金額が高くなるから。これは医療虐待に等しい。

気管挿管による人工呼吸や、様々な効果も疑わしい投薬を行っても、80歳以上の高齢者や、基礎疾患を持つ高齢者が生き延びる確率は極めて低い。又、命を取り留めたとしても肺などの大きなダメージを負っているので、細菌感染などによる肺炎など直ぐにお亡くなりになる可能性は高い。

だから医療資源が足りなくなった場合、高齢者のICUへの入院の優先度を低くするスエーデン政府の政策は合理的だと言えます。その分、若い人が助かるのですから。


■ スエーデンの死者の50%は高齢者施設に入居する老人 ■

この様な政策を取るスエーデンの新型コロナウイルスの死者は現状4000人弱です。このうちの50%程度が高齢者施設に入居している高齢者だそうです。

スエーデンは「集団免疫作戦」を実施するに当たり、高齢者の自主隔離を呼ぼ掛けています。高齢者施設の老人は外出しないので、隔離された状態です。

しかし、高齢者施設の職員は封鎖されていない街で普通にマスクをせずに生活をしているので、高齢者施設へのウイルスの侵入を防ぐ事は出来ません。当然、施設内での集団感染が起きた。

この様な状況でもスエーデンの人工100万人当たりの死者数は318人で、イタリアの502人や、イギリスの465人を下回っています。


■ 医療崩壊を起こしたイタリアではトリアージは医師の判断に任された ■

ヨーロッパで最初に感染が拡大したイタリアでは、医療崩壊が起りました。イタリアは慢性的な財政難なのでICUの病床数が少なかった。

次々に運ばれて来る重症患者を前に、イタリアの現場の医師達は、誰をICUに収容して誰を収容しないかの判断を迫られます。当然高齢者の優先度が低くなりますが、イタリアは高齢者を大事にする国なので、医師達は相当なプレッシャーの中でトリアージを行っていた様です。

ある医師は「酒の飲み過ぎで病気を持っている患者と、一所懸命に生きて来た高齢者のどちらをICUに入れるかは相当に迷う」と語っています。

この様な医師のストレスを軽減する為にも、本来は政府が「トリアージの基準」を明確にするべきですが、「高齢者を見殺しにするのか」という国民の声が怖くて、政府は政治的にトリアージの基準を決める事が難しい。

スエーデンの政府が国民に信頼されているからこそ「集団感染作成」や「トリアージ」が実行できるのです。そして国民は自分自身に責任を持ち、自己判断で危険を回避しています。非常に成熟した社会なのです。


■ ドタバタだけど集団免疫作成を続けるブラジル ■

実はブラジルも集団免疫作戦を実行中です。ジャイル・ボルソナロ大統領は「このままでは経済が破綻する」としてロックダウンの様な強制的な対策を取っていません。

これに対して国際社会は非常に批判的です。メディアも「墓地に新しい墓穴が次々に掘られている」などと煽情的な書き方をして大統領を非難しています。


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上のグラフの一番最後に曲線が立ち上がる薄いオレンジ色がブラジルの人工100万人当たりの死者数ですが、未だピークには達していませんが、人口100万人当たり100人を少し超えた辺りでぴーくを迎えそうです。(季節的にはこれから寒くなるので、もっと増える可能性も有りますが)

ブラジルが死者の正確な数を把握し切れていない可能性は否定出来ませんが、しかし、ヨーロッパ諸国より死亡率が低い事は確かでしょう。これは自然免疫の影響や、高齢者が少ない事などが原因と思われますが、ハイリスクの高齢者が少ないブラジルが集団免疫作戦を実行する事には合理性が有るのです。

世界にはブラジルと似た様な国は多く存在しています。それらの国ではロックダウンを実施するメリットは少ない。


■ 東アジアはもうコロナを忘れてもイイ ■

日本を始めとする東アジアは「ファクターX」によって新型コロナウイルスに社会が耐性を持っている事が確実です(認めたく無い人は一部に居ますが)。

東京も25日(本日)、緊急事態宣言の解除が発表され、明日からは段階的に自粛解除が始まります。感染の再拡大を懸念して、徐々に解除が進みますが、日本の新規感染者数の20人程度などは、世界の別の地域の新規感染者数に比べたら屁みたいな数字です。

カリフォルニアなどは1日の新規感染者数が1000人を超えていますが、既に規制が緩和され始めビーチは人で賑わっている様です。

アメリカ全土で人口は日本の2.5倍程度ですから、日本の状況はアメリカ全土で新規感染者が50人程度発生した状況と同じです。もう、一所懸命に感染者を捜しても見つからない状態が現在の日本です。(PCR検査の数に差がありますが)

韓国も少人数の感染に国民はビクビクしていますが、東アジア諸国はもう新型コロナウイルスなど忘れても問題の無いレベルまで感染は収束しています。


ただ、日本人は潔癖症なのいウイルスが持ち込まれていない病院や高齢者施設が残っているかも知れません。その様な場所で、今後、散発的に集団感染は発生すると思われますが、それが社会全体に広がる事は有りません。・・・元々、「ファクターX]によって守られていたのですから・。
9

2020/5/25  16:28

投稿者:鍛冶屋
バランスを崩すくらい単一種が増えすぎた場合、それを淘汰されようとするのは自然な流れでしょう。もしもこのウィルスが、人力さん他方々のご推察通り高齢者や重度既往症者を狙い撃ちしたモノであったとしたら、かなり温情ある人類補間計画だったのかも知れませんね(いやむしろ、人為的に作られた・計画されたモノであった・・・とした方が合理的かな)。

ウチ収入、 3月¥3K・4月¥0・5月¥0・・・やばい パージされる側だわーー;)

2020/5/25  10:22

投稿者:人力
名無しの一読者 さん

日本のPCR検査は「陽性者を発見しない為の検査」ですよね。オリンピック開催の為にそう設定されたと思います。政府はインフルエンザ同様に春になれば世界中で収束していると高をくくっていた節があります。

発症二日程度前から感染力を持つ事は以前から知られていた訳で、それでもクラスター対策は効果があったというのには無理が有ります。

どうやらこのウイルスはキラーT細胞に感染してその数を減らしてしまう様ですが、高齢者は胸腺がほとんど働いていないので、ある程度以上キラーT細胞が減ると、様々なサイトカインが分泌されてサイトカインストームが発生する様です。基礎疾患が有る方も免疫の低下が起り易いのでしょう。

健常者ではキラーT細胞の減少は限定的で、直ぐに上昇に転じ、軽症のうちにウイルスは駆逐されます。

まさに「高齢者キラー」「病気持ちキラー」の様なウイルスですが・・・これ以上は妄想が暴走しそうなので止めときます。

2020/5/25  10:13

投稿者:人力
ハノイの塔 さん

スエーデンのトリアージの通達は5/11の記事です。それ以前にもトリアージ的な事は現場で行われていたかも知れませんが・・。

年を取るにつれて「死」が現実的なものとなるので「死にたく無い」「一日でも長く生きていたい」という本能的感情(或いは煩悩)が高まるみたいですね。ただ、昔はそう願っても叶える術が無く、人々は寿命を自然に受け入れ、宗教によって恐怖を克服していました。

科学の時代に死は「お金次第で先延ばしに出来るもの」になりましたが、一方で多くの人々は信仰心を失ってしまったので、現代の死は「恐ろしいもの」となっています。

面白いのは、インフルエンザの感染による死は「仕方ない」と諦められるのですが、「新型ウイルスによる死」はとても怖い物として捉えられています。「未知の危機に対する防衛反応」としては当然とも言えますが、人間の理性は、なかなか本能を越えられない様です。

問題はマスコミが「恐怖を煽る」事で、もう少し客観的な報道に徹すれば世界はこんなにも混乱しなかったでしょう。私などはTVの無い生活なので、世間がこんなにもコロナを恐れている事を理解する事が難しい。自分だけブームに乗れない寂しさを感じています。

2020/5/25  3:19

投稿者:名無しの一読者
台湾疾病コントロールセンターの興味深レポートです。

調査サンプルは新型コロナウスルスに感染した100人と
その濃厚接触者2761人ですが、このうち二次感染した
のは22人(0.7%)で、いつ接触したかについての接触
歴は以下に分かれています。
            症状が出る前 ・・ 10人
         発症日から3日以内 ・・  9人
    発症日から4日目ないし5日目 ・・  3人
         5日目以降の感染者 ・・  なし
    ―――――――――――――――――――――
                      22人
22人の二次感染者の約半数、10人が症状の出る前に感染
していること、症状が出てから3日以内までを含めると8
6%が感染していることになります。

またドイツのもっとも危険な病原体を扱える研究所でし
かできないウイルスの定量や分離培養の結果も、台湾か
ら報告された研究と符合しているらしく、さらに中国・
広州医科大などのグループも、新型コロナウイルスに感
染した人が別の人に感染させる時期は、発症の2〜3日前
から始まり、発症前に起きた感染は推計44%で、発症か
ら7日後には急速に感染させにくくなっていて、ウイル
ス量は初日が最も多く21日ごろにはほぼ検出できなくな
っていたとのこと。

これらの研究結果を総合すると新型コロナウイルスは、
症状が出てから1週間経てばすでに感染力を失っている
と考えられるということです。

この台湾疾病センターの報告やドイツの研究成果、中
国・広州医科大などのグループの研究が正しいとする
と、日本のPCR検査を受ける基準は何だったのでしょ
う?
保健所が窓口になっている相談センターでは、発熱など
の症状が表れてから4日以上経過してからとされてきた
わけで、もっとも他の人に感染しやすい時期にはPCR検
査が受けられず、発症後すでに感染力をほぼ失ってから
隔離と治療を行い、感染の危険がほとんど無いにもかか
わらずホテルなどで隔離を継続し、PCR検査で2回の陰性
が確認できないと解放されないという間抜けなことを大
騒ぎして行ってきたことになります。

とにかく新型コロナの法定伝染病指定は一刻も早く止め
て普通の生活に戻るべきだと思いますが、今度はまたあ
まり意味の無いニューノーマルを押し付けられると思う
とウンザリですね!

2020/5/24  9:54

投稿者:ハノイの塔
なるほど。私もスウェーデンの死亡率を見ていて、途中から上がりだしたのは
おかしいと思っていました。集団免疫作戦だから、というマスコミ記事もありましたが、
集団免疫と死亡率の高い・低いは、本来無関係。不思議に思っていましたが、これで納得。
しかしこの集団免疫作戦、年寄りとか病気持ちの人を見捨てるわけで、
情緒的な日本人には不可能でしょうね。私の友人も、集団免疫、と聞いただけで
拒否反応を示します(私は、全然OK)
私は、年寄りよりも若い人を優先して救うべき、派なので、
若い人のために年寄りが犠牲になるのは仕方ないかな、と思っています。
(私はもう、犠牲になるほうの年齢ですが。笑)

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