2020/7/7

肥満は新型コロナで重症化し易い?・・・IL-6の暴走  新型コロナウイルス
 

■ インターロイキン6の暴走・・・なぜ肥満や基礎疾患がある人が重症化し易いのか ■

日本医師会の新型コロナウイルスのページが秀逸なので、紹介します。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はサイトカインストーム症候群である 日本医師会


1) 感染初期にT細胞が減少する
2) サイトカインの一種であるインターロイキン6(IL-6)が上昇
3) IL-6は炎症を起こさせるサイトカイン

4) 健康な人ではT細胞が増加に転じてウイルスが減少する

5) T細胞の減少が止まらない人はIL-6が増え続ける
6) IL-6の増幅が止まらなくなり、自分の細胞が破壊される
7) サイトカイン・ストームによって劇症化する

8) IL-6は脂肪細胞で作られる
9) 基礎疾患など、慢性的な炎症を持つ人はIL-6が恒常的に高く重篤化し易い可能性が有る


ざっとこんな内容です。


■ 液性免疫の抗体では無く、細胞免疫のメモリーT細胞に駆逐されていた新型コロナウイルス ■

最近の研究では、新型コロナウイルスが流行する前に採取された血液に新型コロナウイルスを入れると、ウイルスが免疫反応によって駆逐される事が分かってきました。

これは、新型コロナウイルスに感染した事の無い人も、ある程度の免疫を予め持っている事を示しており、過去に感染した風邪などによって得られた免疫が、新型コロナウイルスにも有効に働いている事を示唆しています。これを「交差免疫反応」と呼びます。

新型コロナウイスに感染しても症状の出ない人では、抗体値が上昇しない事から、免疫の主役は細胞性免疫、要は白血球と総称されるリンパ球が新型コロナウイルスを駆逐している。

リンパ球には色々な種類が有り、好中球や好酸球などの顆粒球、単球、T細胞、B細胞、NK細胞んどに分類されます。

新型コロナウイルスはT細胞に感染する能力が有り、感染初期にT細胞が減少します。しかし、過去の風邪に感染の記憶を持つメモリーT細胞が、選択的に新型コロナウイルスを攻撃する事で、ウイルスが減少し始めると見られています。

糖尿病などではT細胞の働きが低下する事が知られている様に、基礎疾患の有る患者は細胞免疫のの働きが低下する傾向に有ります。又、T細胞が作られる胸腺は、最も早く老化する組織と言われており、高齢者はT細胞の働きが低下します。

糖尿病などに基礎疾患や、高齢者はT細胞の働きが鈍く、新型コロナウイルスの感染によってT細胞がさらに減少するので、体はサイトカイン分泌による炎症反応でウイルスに対抗しようとする様です。ところが、サイトカインの分泌が一定以上を越えると、サイトカインの分泌が加速度的
に増え、自分の細胞まで破壊する様になります。これが「サイトカインストーム」で、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザなどの感染でも発生します。又、蜂に刺されて発生する事も珍しくありません。

サイトカイン・ストームは、免疫に調整が効かなくなる状態で、強いアレルギー反応と考えれば分かり易い。

■ スペイン風邪もサイトカインストームだった ■

ウイルスの恐ろしさを「宣伝」する際に登場する「スペイン風邪」はインフルエンザの一種で、「H1N1型」の一種です。

H1N1型のインフルエンザはスペイン風邪の流行以前から存在しましたが、スペイン風邪の流行まで、しばらくの間、流行していませんでした。結果的に若い世代を中心のH1N1型への免疫を持っていなかった。

サルを使ったスペイン風邪の感染実験では、サイトカインストームによる重症化が確認されており、スペイン風邪の重症化の要因は免疫異常を引き起こす事と分かって来ましたが、過去に感染した事のある高齢者はスペイン風邪で重症化し難かった様です。

これは先般の新型インフルエンザA(H1N1)型で、若者が感染し易く、高齢者に感染者が少なかった原因と同じです。A(H1N1)方に高齢者は過去に感染して免疫を持っていた。

スペイン風邪の被害を増大さた要因は、サイトカインストーム以外にもいくつか指摘されています。第一次世界大戦の後で、各国の国民の栄養状態が悪かった事。当時、実用化された解熱剤のアスピリンの投与によってインフルエンザ脳症などになった事。さらには、1日30gと致死量超えるアスピリンの投与によって「アスピリン中毒」によって死ぬ人も多かった事などが指摘されています。


■ 細胞性免疫は過去の感染の記憶を持っている ■

抗体と呼ばれる「液性免疫」は、感染の初期に免疫グロブリンの一種のIgmが最初に上昇し、その後IgGが作られ、感染は収束に向かいます。Igm、IgGともに抗体検査で検出し易いので、免疫獲得の目安とされてきました。

IgmはIgGが生産され始めると低下して行きます。IgGも数か月から数年で低下するので、同型のウイルスに再び感染すると考えられています。

しかし、スペイン風邪や新型インフルエンザでは、相当に昔の感染によって得られた免疫が有効働く事が証明されています。これにはメモリーT細胞などの細胞免疫が関与している可能性が高い。

今回の新型コロナウイルスでも、過去に感染した別のコロナウイルスの感染によって得られた細胞免疫が有効に働き、殆どの人が感染しても無症状で終わっています。


■ 被害が大きな国は肥満が多い? ■

先に新型コロナウイルスで重症化を引き起こすサイトカインの一種のIL-6は脂肪細胞で作られると書きましたが、「肥満」の人が重症化し易いとの研究結果も多く発表されています。

そこで、WHOが発表している各国の「肥満度」と新型コロナウイスるの「死亡率」を比較してみました。肥満度はBMI30以上の人の割合。死亡率は人口100万人当たりです。グラフ化するに当たり、肥満度は10倍にしています。青線が肥満度、オレンジが死亡率です。

クリックすると元のサイズで表示します

上のグラフで肥満度と死亡率には相関が有る様にも見えますが、実はそれよりも地域差の方が有意に大きい。東アジアやオセアニアの死亡率が欧米に比べてケタ違いに低い。

各国、医療体制も違うので単純に死亡率は比較出来ませんが、肥満の方が重症化し易い事は、同じ国民同士では有意に認められとしても、国家間では地域差の方が圧倒的に影響を与えています。


東アジアはコロナウイスの発生地に近いので、過去に様々なコロナウイルスに感染する機会が多く、その結果、新型コロナウイルスに対抗する、何らなの免疫を持っている可能性が高い。

さらに、ヨーロッパの国でも人工の密集度の高い国で死亡率が高い傾向が有る様です。又、アメリカなどは、明らかに医療体制や貧富の差が被害を拡大している。

この様に、様々な要因によって各国の死亡率には差が出ていますが、東アジアに関しては、医療体制の脆弱な国でも死亡率は顕著に低いので、これは何等かの免疫の存在無くしては説明出来ません。


■ 結局、同じ環境ならば高齢者と肥満、基礎疾患はハイリスクとなる ■

感染初期から言われていた事ですが、同じ環境ならば高齢者と肥満、そして基礎疾患の有る事は「ハイリスク」となりますが、東アジアは欧米に1/100程度の死者数なので、インフルエンザに比べても新型コロナウイルスの危険性は低い事は確実です。

要は、一部の人以外には「単なる風邪」にも満たない・・・そもそも感染しないか、感染しても症状すら出ないのですから。


■ 国の分科会は、一般人にPCR検査を増やす事はしない ■

政府の新型コロナ対策会議(解散しました)も、新たに組織された分科会も、一貫してリスクの少ない人へのPCR検査の拡大を否定しています。

これは、このウイルスが一般の人にとって「全く脅威とはならない」と最初から確信しているから出来る対策です。

「夜の街」で集中的にPCR検査を行っている東京都えは、感染者が連日大量に見つかっていますが、これは従来はPCR検査をしなかった人達にPCR検査をして、いたずらに「無症状の感染者」を掘り起こしているに過ぎません。

多分、オフィスで働いている方に同様にPCR検査を行えば、あなたのオフィスも「クラスター認定」されてしまうでしょう。当然、職場は閉鎖して消毒、社員は2週間の自宅待機です。こんな事をしていたら、日本の経済はクラッシュします。「ただの風邪」で国家が滅亡なんてシャレにもなりません。

だから、新しく出来た分科会も、PCR検査の対象を限定したい。PCR検査を増やす事は、企業や国家に対するテロ行為に等しいのですが、再選した小池都知事はPCR検査を1日1万件まで増やせるようにすると発表しています。‥…テロリスト認定して良いでしょう。


11

2020/7/14  5:53

投稿者:人力
777さん

日本においては交差免疫反応によって、集団免疫に近い
形が流行初期から形成されていたと考えるべきかと。感
染はするけれど、無症状か極めて軽微な症状しか出ない
のですから、ワクチンを接種した状態と一緒。

高齢者以外で重症化する方は、本当に「運が悪かった」
としか言い様がありません。糖尿病や喘息を持っていた
り、何等かの原因で下気道や肺の細胞にACE2が多く発現
するとか・・或いはストレスなどで免疫が低下している
とか。

アメリカでもドクター・ファウチをトランプが攻撃し始
めましたね。感染初期の彼の発言をコピーしてホワイト
ハウスに配っているとか。「〇十万人死ぬ」って脅して
いたアメリカの8割オジサン。ウイルスの被害を過大に
評価した事が問題になっている。

一方、公平な情報を公開していた京大の山中教授は、何
故か突然、西浦教授と対談して、「何も対策しなければ
10万人死んでもおかしく無い」と言い出した。研究費
の増額で釣られたかな。

2020/7/12  19:54

投稿者:777
厚労省が研究開始 7%が苦しむ新型コロナ「後遺症」の
深刻 2020/07/12 日刊ゲンダイ

 10日厚労省が、新型コロナウイルスの「後遺症」につ
いて8月から研究を開始すると発表した。

 後遺症の症状は、発熱や頭痛、息苦しさ、倦怠感、味
覚障害などさまざま。NHKの5月時点の調査によると、
7%が後遺症に苦しんでいるという。PCR検査で陰性に
なり退院した後も、社会生活を送れないケースもある。
どうやら新型コロナは陰性になったらオシマイ、という
病気ではないらしい。

 21歳の男子学生は、退院後も2カ月近く、37度5分前
後の発熱や倦怠感、息切れ、嗅覚障害が続き、休学を余
儀なくされているという。

 また、10代の男性は、血液検査や肺のCT検査では異
常は見つからないのに、発熱や頭痛といった症状が消え
ず、倦怠感の強い日はベッドから起き上がれないとい
う。体重は8キロも減った。

 イタリアの呼吸器学会は、新型コロナから回復した人
のうち3割に呼吸器疾患などの後遺症が生じる可能性が
あると指摘している。

 どうして、陰性になっても重い症状が続くのか。原因
として“肺線維症”や“免疫暴走”“ウイルス残存”な
どが考えられている。

 新型コロナに限らず、肺炎には“肺線維症”という後
遺症がある。肺が萎縮して肺組織が硬くなってしまい十
分に酸素を取り込めなくなり、息切れが起きてしまう。

 また、PCR検査では陰性でも、ウイルスが臓器に残
っている可能性も考えられるという。

「新型コロナは、通常の風邪とは違うということです。
このウイルスは、肺だけでなく、全身に影響を与え、炎
症を起こす力がある。炎症が回復する過程でさまざまな
症状が出ているとも考えられます。もちろん、肺線維症
や免疫暴走、ウイルスが体内に残っている可能性もある
でしょう。」

2020/7/10  6:44

投稿者:777
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の一部の患者で、
ウイルスに対する抗体がわずか数週間で消失したため、
新型コロナウイルスに対する集団全体の免疫は「達成不
可能」である可能性が示されたという報告書が発表され
ています。

この報告は、スペインで実施された大規模調査に基づい
たもの。

この調査が注目しているのは、新型コロナウイルスに対
する集団免疫の有効性です、集団免疫とは、コミュニテ
ィの中で免疫を保有する人が増えることで、ウイルスの
感染拡大が食い止められることを意味します。新規感染
者を出さないためには、コミュニティの7〜9割が抗体を
持って免疫を獲得することが重要です。

しかし調査の結果、全体のおよそ5%の人しか新型コロ
ナウイルスに対する抗体を持っていなかったことが判明
しました。研究チームによれば、スペイン人の大部分
は、特にCOVID-19の感染率が高い地域においてさえ、新
型コロナウイルスに対する血中抗体反応の多くが陰性だ
ったとのこと。

さらに、以前に抗体を持っていたと診断された人の14%
が、2回目のテストで抗体が検出されなくなったことも
わかりました。つまり、感染して新型コロナウイルスに
対する免疫を獲得しても、数週間から数カ月の時間経過
で抗体が失われてしまう可能性があるというわけです。

「今回の研究から、自然感染によって集団免疫を達成す
るというアプローチは、極めて非倫理的であるだけでな
く、達成不可能です」

集団免疫に期待できないことから、再び感染が爆発的に
拡大する可能性も指摘しています。
https://gigazine.net/news/20200709-covid-19-antibo
dy/

2020/7/10  2:24

投稿者:大友秋生
えらい アバウトな論文


>COVID-19と診断された入院患者と感染疑いの患者
合わせて43人の神経系の症状を調べたところ


神経系の症状がみられた患者はいずれも、脳脊髄液か
ら新型コロナウイルスは検出されず

2020/7/9  16:36

投稿者:777
新型コロナ、軽症でも脳に損傷の恐れ 英研究
AFPBB News 2020/07/09


【AFP=時事】コロナウイルス感染症(COVID-19)の重
症患者に神経系の合併症リスクがあることは知られてい
るが、英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UC
L)の医学研究チームは8日、せん妄や神経系の損傷、脳
卒中など命の危険がある合併症は当初考えられていたよ
りも一般的で、軽症の患者にも深刻な問題を引き起こす
恐れがあると警鐘を鳴らした。

 学術誌「ブレイン(Brain)」に発表された論文によ
ると、COVID-19と診断された入院患者と感染疑いの患者
合わせて43人の神経系の症状を調べたところ、一時的な
脳機能障害が10例、脳の炎症が12例、脳卒中が8例、神
経系の損傷が8例見つかった。

 脳の炎症が確認された患者のほとんどは、急性散在性
脳脊髄炎(ADEM)と診断された。

 UCL神経学研究所(Queen Square Institute of Neuro
logy)とUCL病院NHS財団トラスト(UCL Hospitals NHS
Foundation Trust)に所属するマイケル・ザンディ(M
ichael Zandi)氏は、「脳の炎症など神経系の症状のあ
る人が予想以上に多く、それは呼吸器症状の重症度とは
必ずしも相関していないことを確認した」と述べた。

 神経系の症状がみられた患者はいずれも、脳脊髄液か
ら新型コロナウイルスは検出されず、ウイルスが脳を直
接攻撃していないことが示唆される。

 研究チームは、恐らく重要であろう点としてADEMの発
症は「COVID-19の呼吸器症状の重症度とは関連していな
い」と結論づけている。


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