2020/9/15

激走!オリンピックコース・・・東京2020を走る  自転車/マラソン
■ そうだ! オリンピックを走ろう!! ■

今年の酷暑で千葉県の平地を走るのは危険です。そこで、2週連続で奥多摩方面に遠征していますが、行き帰り電車輪行は楽ですが、「ルートを楽しむ」というロードバイクの楽しみと、「長距離を走りぬく」という達成感に乏しい。

そこで、「達成感の得られる涼しいロングライドは無いものだろうか?」と考えている内に、「東京五輪のコースならば長距離で涼しいのでは無いか!」という結論に至ります。

府中を出発して「尾根幹」「同志みち」を走って山中湖に至り、「三国峠」を走り「富士スピードウエィ」ゴールの男子のレースコースは距離約244km、獲得標高:約4,865mの強烈なコースですが、ゆっくり走ればブルべのコース設定に似ているとも言えなくも有りません。山岳ブルべならば300km、獲得標高6000mなどというイベントも有りますから・・・。

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■ とりあえず浦安から自走で山中湖まで行って、天気が良ければ富士山に登ろう ■

実は東京五輪の自転車コースは、富士山周辺で自動車専用道路や富士スピードウェイを走る為、素人がコースを正確に辿る事は出来ません。

そこで、前半の「尾根幹」と「道志みち」を走り、山中湖を目指した後、脚が元気で天気が良ければスバルラインで富士山の5合目まで登るルートにチャレンジする事にします。涼しい時間に尾根幹を抜けたいので浦安から自走します。出発時刻は午前2時半。

自転車はロングライドで体に優しいクロモリのレモン君をチョイス。フロントシングル42T、リア12−27Tで、ちょっと登り向きでは有りませんが・・・激坂は無い様なので、多分、大丈夫でしょう。

先ずは東京の自転車乗りの聖地「尾根幹(おねかん)」を目指します。尾根幹は正式には「南多摩尾根幹線」という調布市と町田市を結ぶ道路ですが、道幅が広く、ゆるやかな起伏が続く為、多くのサイクリスト達がトレーニングに使っています。今回のオリンピックコース選定では、ロードバイク愛好家が日頃走るコースを、オリンピック選手が走るという大サービスをしてくれるのです。

夜中の都心を抜け、新宿から甲州街道をひた走り、電気通信大学の交差点を左折すると、多摩川が現れます。この辺りで空が白み始めます。40km程走りましたが、都内は信号が多くて時間が掛かりました。食事をせずに家を出たので、牛丼屋で朝食を取ります。

早朝の尾根幹に自転車乗りの姿は有りません。噂通り、ほとんど登っているか、下っているかの道ですが、山や谷の部分に必ず信号が有って、何故か殆ど引っ掛かります。多分、ある程度の速度で走れば信号に引っ掛からないのかも知れまませんが、本日は後半の山岳コースに脚を残したいので、ゆっくり走行・・・。

尾根幹の南側は多摩丘陵の自然が残っています。北側は新興住宅地が広がります。そして、道沿いには国士館大学や大妻女子大学などが有ります。道は現在も整備中で、周辺もこれから開発が進んで行くのでしょう。

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「尾根幹」を走ります。時刻は5:30頃。

少々、登り下りと信号に飽きた頃、短いトンネルが現れ、そこを抜けると、一気に町田街道に向けて下って行きます。ここ小山沼陸橋というのだそうですすが・・・wikipediaで後から調べたら「軽車両通行禁止」だそうです・・・。自転車は軽車両です。

尾根幹は町田街道に突き当たって終わりますが、ここからは「道志みち=国道413号線」を目指します。国道16号線に出て413号に入るコースが分かり易いのですが、交通量が多い市街地を通過するので却下。

早くも気温が上昇して来ているので、地図を頼りに相模川を渡り、中津川沿いを北上して国道412号線、そして413号線を目指します。


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米軍座間基地の輸送機でしょうか?ルート上にも相模総合補給廠という米軍施設が有りました。6:15

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高田橋で相模川を渡ります。多摩丘陵から相模原台地、そして相模線の線路に沿って崖が有、さらに相模川沿いに崖が有ります。この付近は相模川の扇状地で、浸食によって3〜5段の河岸段丘が観られます。7:15


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中津川沿いの県道53号線。愛甲郡・愛川町を走ります。厚木や橋本からほど遠く無い場所ですが、丹沢山系に入ると、「ここが神奈川?」という雰囲気が漂います。7:35

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県道53号線の登り坂を上ると国道412号線に突き当たります。自転車乗りには有名な「オギノパン」を通過して、しばらく走ると「道志みち(国道413号線)」の交差点が現れます。ここを左折すると、後は山中湖までは一本道。8:22


■ 灼熱の道志みち ■

暑くなる前に標高を上げようと思っていましたが、ここまで信号が多くて9時を回ってしまいました。日向は既に30℃を越えていそうです。ダブルボトルの一本を体に掛ける水用にしていますが、ボトルが直ぐに空になってしまいます。

道志みち、最初の頃は緩やかな勾配ですが、とにかく上り下りが多い。登ったと思ったら直ぐに下り坂で、なかなか標高が上りません。セブンイレブンを見付けて、ペットボトルの冷水を頭からぶっ掛けます。ガリガリ君を食べたら、だいぶ体が冷えました。「午後は雨になりそうだ」と言いながら、自転車乗りの方が急いで出発して行きます。ガチな人達は、早くも練習を終えて東京方面に向けて爆走しています。

道は道志川に付かづ離れず進みます。地道に標高を稼いで来たのに月夜野で、一気に川まで下ってしまいます。そこからは結構急な登りが始まります。ここら辺が神奈川と山梨の県境。

道志村入ると、道は川沿いを走ります。川幅も広がり、いくつもの橋が架かっています。道志村役場には『自転車ロードレース競技』の大弾幕。オリンピックを機に、「道志みち」を自転車乗りの聖地にしたい・・・そんな街の意気込みが伝わります。

道志村に入っても気温は高く、何度、道端の川に飛び込もうと思った事か。もう暑くて限界・・と思う頃に「道の駅 どうし」が現れました。「水源の町」を売りものにするだけあって、冷たい水が巨大な石のオブジェから流れています。冷たくて気持ち良かった!!

道の駅でお昼休憩とします。名物はクレソンらしい・・・。暑さで頭がボーとしていて、ザル蕎麦大盛を注文してしまいました。


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橋のはるか下を道志川が流れています。8:35

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川幅がだいぶ狭くなり、「渓流」の風情が有ります。10:02

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「涼」を取りに川まで下りてみます・・・暑い・・・。10:12


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道志村役場、オリンピックへの期待の大きさ感じます!!10:24


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道の駅には自転車ラックが多数設置されていますが、自転車は僅かに4台。時間が遅すぎるのでしょうか。10:45


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道の駅の裏手は道志川が流れています。そして、河童の像が・・・。これ、ネットの自転車乗りの記事で観た事有る!!

■ 山伏峠を抜けると、そこは山中湖だった ■

道の駅を過ぎると、道志川の源流域に向けてひたすら登り坂が続きます。斜度が10%を超える事は無いので、大した登りでは無いのですが、ここまで随分と脚を使わされたのと、暑さの影響で思う様には登れません。

道志川は次第に小さな沢になって、分水嶺が近づいて来る頃、唐突にトンネルが現れ登りが終了します。ここが山伏峠、標高1100mの道志みちの最高点です。

トンネルを抜けると、そこは山中湖村。道は山中湖に向けて下って行きます。道志側と比べて随分と涼しく感じます。まさに高原の空気。

浦安を出る時には、オリンピックコースと同等に獲得標高を狙って、スバルラインを5合目まで登る気マンマンだったのですが・・・既にそんな気力は欠片も残っていません。速攻で観光モードに移行です。


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突然に山伏トンネルが現れ、ようやく登り坂が終わります。12:37


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湖上のボートや、湖畔の小洒落た店が点在して、リゾート感が漂います

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富士山は雲の中で見えません

■ ザ・ベスト・オブ 「残念観光地」の忍野八海 ■

すっかり観光モードに入り、一度行ってみたかった忍野八海を目指します。富士の湧き水のら立ち上る朝霧の幻想的な写真で有名な観光地。

富士山に降った雪や雨は溶岩層にしみ込み、約20年の歳月を掛けて、忍野村周辺で溶岩の隙間から湧水として地上に沸きだします。

有名な忍野八海の周辺にも、この様な湧水池が点在しており、「浅池」もその一つ。食事処の敷地内にある湧水池で、庭園は良く整備されています。

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池の中に水草がたなびきます

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コスモスが高原に初秋を告げます・・・まだ、平地は酷暑ですが

忍野八海は観光客で賑わっていましたが、以前写真で観た様な「ひなびた景色」の欠片も有りません。

池の上にまで土産物屋がせり出し、周辺も売店がひしめき、中国語が飛び交います。コロナ騒動で一時は少なかった観光地の中国人ですが、いつのまにか戻って来ました。現在は2週間の自宅待機を経れば普通に日本で生活出来ます。観光地としてはインバウンドが戻って来てホットしている事でしょう。

しかし、民有地だとは思うのですが、もう少し景観を考えた開発は出来なかったのでしょうか?湧水を中心とした公園整備と、少し離れた場所のお土産屋や飲食店通りに分けるべきだと思います。尤も、地元の人にすれば、自宅の庭や裏に湧水池が昔からあった訳ですから・・・「ここで稼ぐにが何故悪い?」って感覚なのでしょう。

忍野八海に中国人観光客が増えたのは2013年頃からだそうです。富士山が世界遺産に登録された時期。それまで中国人観光客は都会で「爆買い」をする為に日本に訪れていましたが、それが一巡すると、日本の様々な観光地に出かける様になります。そして、その体験をSNSで拡散して、それを見た人達が押し寄せる。忍野八海は中国人が日本で訪れたい場所の一つとして人気スポットになりました。

それまで、この地を訪れる日本人は僅かでしたから、地元としては嬉しい限りですし、ほとんど来ない日本人を相手にしているよりも、中国人観光客の満足度が優先するのは当然の事です。観光客も来ない観光地よりもマシです。

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GoToトラベルの始め頃は、激減していた中国人観光客。今は各所で観光を楽しんでいます。コロナで暗い表情の日本人よりも活気があるので、ある意味ホットします。

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忍野八海の中心部から先の川筋には人影もまばらです。ここもなかなか風情が有りますが、ここまで足を延ばす中国人は殆ど居ません。


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綺麗に整備された庭園ですが、入場料を200円取るので、何と観光客は皆無。



■ 富士吉田駅っていつから「富士山駅」になったの? ■

忍野八海を一回りしたら、小腹が空いて来ました。適当な蕎麦屋に入って本日二回目のソバ・タイム。・・・「忍野八海の瑞で打った蕎麦」が売りですが・・道の駅の蕎麦の方が風味が良かったかな。

ちょっとトホホな観光も終わったので、最寄り駅から輪行します。「富士吉田駅」を目指しますが、駅が地図に見当たらない。まあ、だいたいの方角は分かるので、鳥居下トンネルを通って、富士吉田市街に下って行きます。

ところで、日本の道って、ほとんど自転車乗りを殺す気マンマンですよね。峠道のコーナーのゼブラ塗装は、自転車の細いタイヤのグリップが抜けてしまうので本当に怖いのですが、道路の白線のデコボコ塗装はもっと怖い。

鳥居下トンネル、結構長いトンネルで歩道もしっかり整備されているので自転車は歩道を走るkとが前提なのでしょうが、トンネル内の白線にブロック塗装がされています。これに乗り上げるとハンドルを取られて超怖いのですが、狭いトンネル内だと車道側を車にブロックされるので、白線に乗らざるを得ない時が有ります。

鳥居下トンネルは忍野側からは下りなので、結構なスピードが出ますが、これでブロック塗装に乗り上げると、自転車は一瞬でバランスを失います。もう怖いのなんのって・・・良く、転ばなかったと神様に感謝しています。

国交省の方、峠でコーナーを攻めて崖から転落するバカな峠族の命と、路肩を遠慮して走るロードバイク乗りの命、どちらが大切でしょうか・・・・。

そんなこんなで、国交省を呪いながら富士吉田市街に到着。適当な交差点で左折したら、見覚えのある浅間神社の鳥居が現れました。ここから先は昔の記憶を辿って富士吉田の駅に到着です。・・・・って、駅名が「富士山駅」に変わっていました・・・。どうりで富士吉田駅が地図に無い訳だ。

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蕎麦畑が広がっていました。

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久しぶりに見る浅間神社の鳥居。もう、富士山に走って登らなくなってから10年程になるでしょうか。



■ オリンピック選手はバケモノだ ■

走り終えてみれば150Km,獲得標高2069m。オリンピックコースには遠く及びませんでした。

この季節に道志みちを越えて富士山周辺のヒルクライムを複数繰り返す事など、私にはとうてい出来ません。オリンピック選手の超人ぶりを実感した一日でした。


日頃、オリンピックなど興味も無い私ですが、道志みちを失踪する超人達の姿は観てみたい。オリンピックが仮に中止になったとしても、自転車レースだけ同じコースでやってくれないかな・・・・。



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2020/9/20  7:48

投稿者:人力
フルビーさん

府中を通過する時に「ここら辺かなー?」なんて思いながら走ってたけど、尾根幹の近くでしたか。そうと知ってれば、突撃朝ごはんだったのに!

2020/9/18  18:22

投稿者:フルビー
去年の模擬レースを観て、本番も休暇を取って観る予定でした。
多摩川を渡って坂を上りきって尾根幹にぶち当たったあたりに住んでいるので
事前に連絡くれれば街頭応援できたのに残念でした。
でも早朝だったから厳しかったかもね。

2020/9/16  7:05

投稿者:人力
777 さん

真空管アンプ、男のロマンですが・・・夏場は熱い。

涼しい高原だからこそ、優雅に美音に浸れるのかも知れ
ません。しかし、励磁型のスピーカーって未だに現役な
んですね。

カトレアのアンプ、ネットで調べたら意外に安いんです
ね。高級な自転車のフレームと同程度の値段・・・あ
れ、買えないや・・・。

2020/9/15  18:47

投稿者:777
山中湖といえば真空管アンプの「カトレア」

真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/

「ペンションすももの木」に行ってきました。

アルテックのヴォイスオブシアターより少し大きな小池
さん設計のフロントロードホーンに、

ドイツ製でオイロダインの元になったという励磁型の4
0pウーファー、
ドライバーはヴァイタボックスのS−3、
これにヴァイタボックスのホーン(クロス450HZ)
ツイーターは、なんとヤマハのJA0506・・・当方
の愛好品(クロス4000HZ・・記憶が曖昧です)以
上LCネットワークです。

モーツアルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交
響曲(五嶋みどり盤)、弦楽五重奏曲(スーク+スメタ
ナ四重奏団)がほんとにいい音で再生されます。音場も
ナチュラルで心地いい。
次の展開が驚きでした。ムターの弾くツゴイネルワイゼ
ンの時に、小池さんが「アンプを換えますね」といった
後のヴァイオリンの音が絶品でした。
きめが細かく、柔らかく、澄んでいて、伸びやかで、音
像の定位もきまっている!! こんなヴァイオリンは初
めて聴きました。B&Wの802Dなら出るのか
も・・・。
換えたアンプはKRのPX25、交流点火。

アンプによる変化にはびっくりしました。

300Bも素晴らしいと思って聴いていましたが、この
PX25のヴァイオリンには思わず拍手でした。
小池さんのお話では、LCネットワークのSPシステム
を練り上げて、ジャズには300B、クラシックにはP
X25、それと大編成用に大型真空管のアンプと、計三
種類のアンプで音楽をカバーするのが楽しいとのことで
した。

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