2021/8/11
PCR検査を中止する国々・・・ 新型コロナウイルス
■ covid-19は存在する ■
陰謀論者の中には、未だに「新型コロナウイルスは存在しない」と主張する方も居る。しかし、アメリカの昨年1月から10月の超過死亡は30万人程度で、その2/3は新型コロナウイルスによる死者とされています。
アメリカはPCR検査のCt値40としていましたが、これは多くの擬陽性を生むとしてファウチ教授ですらCt値35を推奨していました。NYタイムスの記事によると、Ct値40で陽性と判断された人の50%は
Ct値35で陰性となり、Ct値30回では90%が陰性となります。
マサチューセッツ州、ミューヨーク州、ネバダ州の政府と専門家の調査によると「Ct値40で陽性とされた人の90%はウイルスを保有していなかった」という結果が出ています。
アメリカを始め日本でも死亡した人がPCR検査が陽性であれば「コロナ死」として報告されます。しかしアメリカや日本が昨年まで採用していたCt値40のPCR検査では、「コロナ死」の90%が実際には新型コロナウイルスに感染していなかった可能性も有ります。
これをして「新型コロナウイルスは存在しない」と結論付けるのは早計で、実際に欧米諸国では新型コロナウイルスの感染症状の患者は大勢存在したし、超過死亡も大幅に上昇しています。
■ 今年末でPCR検査を中止するアメリカ ■
PCR検査が擬陽性を量産する問題点はCDCも充分理解しており、「Ct値は35以下が適当」とか「PCR検査は補助的に使うべき」などのコメントを発表していました。しかし、7月21位にCDCは新型コロナウイルスの検査にPCR検査を用いる事を年内で終了すると発表しています。
米疾病管理予防センター(CDC)は7月21日、新型コロナウイルス(中共ウイルス)について、「PCR検査を推奨しない」とする新たなガイドラインを発表した。今後は新型コロナウイルスとインフルエンザを区別できる「マルチプレックスアッセイ」という検査法を推奨するとしている。
新たな検査法「マルチプレックスアッセイ」について、感染症の急性期にある人から採取した「上気道または下気道の検体から、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)、インフルエンザウイルスA型、B型のRNAを検出し、識別できる」と説明している。
■ マルチブレックアッセイとは抗体検査方法の一種 ■
マルチブレックアッセイという検査によって、感染症の急性期にある人から採取した「上気道または下気道の検体から、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)、インフルエンザウイルスA型、B型のRNAを検出し、識別できる」とCDCは発表しています。
マルチブレック・アッセイ法とは磁気ピースに特定の抗体やウイルスのRNAを吸着させる測定方法の様で、高感度で正確な測定が可能な様です。
昨年は新型コロナウイルスが優勢でしたのでインフルエンザは抑制されていましたが、今後、再びインフルエンザの感染が広がった場合、現在のPCR検査では、擬陽性を量産する事でインフルエンザの患者を新型コロナの患者と間違えるケースが多発する可能性が高い。
そこで、CDCはインフルエンザも同時検査が可能なマルチブレックアッセイという検査方法に切り替えるのでしょう。
■ アメリカとは別の思惑で無料PCR検査を終了するドイツ ■
ドイツは今まで実施して来た無料のPCR検査を中止すると発表しています。尤も、こちらは、目的がアメリカとは違い、ワクチン接種促進の為とされています。
ドイツではレストランなどに入る際にワクチン接種か、感染していない事を示さないといけない。その為にワクチン接種を拒否する人が無料のPCR検査を受ける可能性が有り、これを中止する事で、ワクチン非接種者は自己負担でPCR検査を受けなければレストランに入る事が出来なくなります。
フランスを始めヨーロッパ諸国では「ワクチン接種に義務化」に近い制作が取られ始めていますが、ドイツの無料PCR検査の中止は、この一環です。
