北海道で中古車を購入するとき、気をつけなければいけないことがある。
車の走行距離やへたり具合は誰でもチェックするところだが、肝心なのは下回り。そう、塩害で車の腹がやられてないかどうか。できればジャッキアップしてもらって、確認したほうがいい。防錆処理も限界があって、金属の隙間などに塩が入りこんで、徐々に錆がでてくる。特に、排気ガスが通過するエンジンからマフラーにかけては、走行中の熱で熱くなっているところに、塩水をかけると塩だけが金属回りにへばりつき、だんだん錆に侵食される。
20数万円、走行距離10万キロ超えのワゴンちゃんを買うとき、もちろんチェック。本州車だったし、社用車だったので定期的に点検、整備されていたので、下回りはとても10万キロ超えした車には見えないくらいきれいだった。購入してから3年、やはりきておりました、しっかりと。で、整備。
スクレーパーで浮いた塗装面をゴリゴリはがし、そのあとサンドペーパーでさび落とし。きれいになったところで錆止め2回、塗装2回を繰り返して完了。
ぐるぐる回る経済のためには新車購入の方が貢献するのだろうが、どうしても「もったいない精神」が根底にある昭和のおっさんは、乗れるまで直して直して乗り続けたい気持ちの方が強いのであります。只今、14万キロ超えであります。

手製のカースロープに乗せ、仕事をやりやすくする。マスキングは前職お手の物。

寝ころびながら下地の錆止めを塗る。

スクレーパーで削ったところが凸凹してるけど、錆対策はできた。以前、中古車サイトで18万キロのワゴンがあった。年1万キロとして4年は大丈夫か・・。

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