ゴールデンウィーク中に普段使っている小さな目覚まし時計の針が止まってしまったのだが、単三型乾電池を買うお金を惜しんでボタン型電池を買い、やはり電池切れで止まっていた他の目覚まし時計を使い始めた件については、
以前書いた通り。
しかし、この時計も既に10年くらい使っているもので、内部に埃でもたまっているのか、カンジンの目覚し機能に問題があることが発覚した。
昨日徹夜してしまったのだが午後3時半に人と会う約束だったので(母だが…)午後2時に目覚ましをセットして朝寝たら、2時40分に自然に目が覚めたから良かったものの、結局アラームは鳴らなかったのだ。数日前にはちゃんと鳴ったから壊れているわけではおそらくなく、あれ?鳴らなかったよな?と手に取った時計を床にトンと置くとその衝撃でアラームが鳴り始めた。接触が悪いのか…。
僕のような無職生活を送っていても、やはり目覚まし時計は必要である。「携帯電話にアラーム機能がないはずがない」と言われ、メニューを見てみると確かにあるのだが、セットしてみても何故か鳴らないし(僕は結構機械音痴のところがある)、仕方ない、単三型の電池を買ってきていつもの時計をまた使おうと決心した。
ヨドバシカメラマルチメディア札幌店に赴き、最初に驚いたのは、隣のベスト電器札幌西口店が閉鎖されていたこと。閉鎖されていたこと自体よりも、3月28日に閉鎖されてから2ヶ月間もそのことに気づかなかったことに驚いた。と言うわけで、店舗1Fにあったお気に入りのド・トールも3月28日に閉鎖されていた。残念。あそこのド・トールが心の支えになっていた時期があるので…(実は僕はド・トールファンである。イノダコーヒーの入っている紀伊國屋書店札幌本店で行われていたサイエンス・カフェにド・トールのコーヒー買って行ったり、妹の結婚式で横浜中華街傍のホテルに泊まって夕食はド・トールの「ミラノサンドA」だったり、東京行って朝食にミラノサンドAを「わーい」と喜んで食べてて「札幌にもド・トールあるでしょ…?」と呆れられたり…)。
ヨドバシカメラでは最安の乾電池を探して、サンヨーの単三型アルカリ乾電池2本組(170円)をポイント充当して5円で購入。目覚まし時計ならマンガン電池でよいのだろうが、結局安いのはこちらの製品だった(マンガン電池は10本組とか20本組とかばかり)。
さて、自宅に戻ってきて早速電池をセット、秒針が動き出したのを確認し、時刻を合わせ一安心。ところが…、1時間ほどして見てみると、合わせた時刻のまま針が動いていない。
実は…、電池がなくなったのではなく故障したか、あるいは単に針が何かに接触して引っかかっているだけではないか、という気はしていた(10年以上前にも、別の時計で秒針が何かに引っかかって動かなくなってしまう現象が生じたことがある。その時計は秒針を取り除いた状態で今も現役で動いている)。この時計はおそらく2004年に800〜1000円で買ったものだと思うんだけど、今じゃ1000円で電波時計の目覚まし時計が買えるし、
ダメで元々で、分解してみることにした。
世の中には小さい頃から時計なんかを分解しては直せなくなって怒られてしまう機械好きの男のコ(女のコも)なんかがいるのだろうが、僕はそういうタイプではなかった。むしろ正反対の慎重派で(母の影響)、「おかしくなって直せなくなったら困る」と妙なことは一切しない派(だから、携帯電話のアラームもセットできない)。だから、正直、この時計は分解したまま捨ててしまうことになるだろうと思っていた。
ところが、ケースの裏蓋を外し、時計本体のムーブメントを固定しているネジを外し、ガチャガチャやってみると、秒針が動き出した! やはり針が何かに引っかかっていただけなのかもしれない。文字盤側の透明なカバーも外すことができたので、秒針、分針、時針、アラーム針(?)を外し、再び組み込んでみると…、ちゃんと動く。試しに新しい電池を外して古い電池を入れてみても…、やはり動く。カンジンのアラーム機能もバッチリ。
意味なく外してしまった他のパーツを元通りに取り付け、無事時計の修理(?)を終えたわけだが…、結局、今日買った2本の乾電池(170円)も、先日買ったボタン型の電池(190円)も必要なかったわけ? ケチケチ乾電池作戦、360円の負け…?

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