(
つづき)
やっとの想いで完成させて、取り敢えず引き出しの中にあった単1乾電池の電圧を測ってみると…、液晶表示の一部が欠けている…(涙)。
これは液晶パネルの初期不良か。それとも、何度か床に落としたり、力任せに基盤で押さえ込んだりしているうちに壊れてしまったのか…。7セグメントの他の線は表示されている、ということは、半田付けの失敗や特定のパーツの故障が原因ではないと思うが…。
考えてみると、基盤と液晶パネルは電気的に「接続」されていないのに、何故表示が出るのだろう? 基盤と液晶パネルの間には2枚のゴム板のようなものが挟まれており、強いて言えば、それを介して「接続」されているとも言えなくはないのだが…、あれ電気通すのか…? 液晶表示が何故浮かび上がるのか謎である(笑)。
おそらくこの表示は「1.55V」なのだろうと思う(「9」はアルファベット小文字の「y」みたいに表示される)。しかし、引き出しの奥から引っ張り出して来たこの単1アルカリ乾電池、いったいいつ買ったのかすら憶えていないような代物である(何と側面に「使用推奨期限(月-年)07-2010」と印字されている!)。かつて自宅で大きな懐中電灯を使っていたことがあったが、そのときに4本組でも買って使わなかった残りなのか…。おそらく10年以上前に買った乾電池、いくら未使用でも放電しているハズだが(現にキットに含まれていた9V乾電池は全く使い物にならなかった)、それが「1.55V」を示す、なんてことがあるのだろうか?
そう言えば…、「調整済みテスター」と測定結果を比較する最終工程を行っていない(「調整済みテスター」が手元にないため行えない)。この調整は基盤上の可変抵抗を回して行うのだが、試しに回してみると180°分回転するようだ。「キットで遊ぼう電子回路 基本編 vol.1」に含まれていた抵抗の抵抗値を測りつつ、この可変抵抗を回してみたのだが…、結果が変わらない(笑)。これで正しいのか、可変抵抗の半田付けがうまくいってないとかそういう問題なのか、今のところわからない(涙)。
ちなみに、抵抗値のわかっている抵抗の抵抗値を測り、その正しい抵抗値が出るように調整すればいいのでは?とも思ったのだが、抵抗には(正規分布に従う(笑))個体差があるため、うまくいくかどうか…。
あ、でも、今回のキットで使われていた抵抗を調べてみると、誤差の許容差(それは「カラーコード」を見ればわかる)が±0.5%、±1%、±5%、の3種類があり、許容差±0.5%のものであれば、それほど大きな個体差はないワケか。そういう抵抗を使って調整できるのかな?
ちなみに、キットに含まれていた(少なくとも12年前の)9V乾電池の電圧を測ってみたところ…、「0.85V」と。これ「8.5V」の間違いではないよな…? 8.5Vだったら正常に動作するだろうし。0.85Vにまで電圧が落ちていたので、全く反応しなかったのだろうと思う(ダイヤルをどの位置に回しても、何も表示が出なかった)。
まだ、全ての機能を試したワケではないけど(直流電圧と抵抗しか測っていない)、取り敢えず完成したんじゃないでしょうか!
これでようやく「キットで遊ぼう電子回路 基本編 vol.1」の学習を(12年振りに)再開できるようになった!かな!

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