楽音舎

店頭のレコード棚を充実させようと日々努力する。

「今日はどんな買取が来るかな？」

と考えているよりも、朝からクルマを走らせる。
「あそこの古道具屋さん、まだシングル盤は見れていなかったなあ・・・」
大した物はやっぱり無かった。けど、松田聖子のシングル盤が美品でいっぱい。

「よし。救出」

店頭から売れていったものは完璧に憶えているわけではないけどダブって結構。
そのうち売れる。

そして松田聖子のCDはリマスター盤が未だに出ないのは事務所、レコード会社との関わり方もあるのだろうな。きっと損をしているのだと思う。
ならば今こそレコードでいいじゃないか。
音質もCD以上。
そしてB面のほとんどがアルバム未収録。

昭和の時代の本気で売れることを貫いた素晴らしい職人集団の仕事が
松田聖子プロジェクトだった。

それは握手券とは無縁の
楽曲で勝負する世界。
これからも、言い伝えられますように。
そして、これからの人にも聴いてほしかったのだった。