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欠番だったものも昨日全て入荷しました。
ロカビリーのバイブル的オムニバスCD、
THAT'LL FLAT GIT IT! VOL.1〜26
楽音舎にてお求め下さい。
毎度のことながら、ドイツのベア・ファミリーは本当に親切なお仕事をなさいます。
一枚一枚、メーカー/レーベルごとに編集したその意味というものは、単にまとめやすい、仕事しやすいという目的ではなく。「このレーベルだとスタジオの空気はこんな感じだったんだよ」とか、更に豪華ブックレトを見てみると、「例えばRCAレーベルだと初期はこういうレーベル・デザインだったんだよ。後にこうなってああなって・・・」ととっても判りやすく解説されているところです。写真が多いので英語が苦手な人も大丈夫だし、なにより相当にこだわった音質の処理に音楽への愛情を感じるのです・・・
以下、余談ですが・・・
オムニバスCDを作る作業で最も大変な点ってご存知ですか?
それは、テープ・デッキのバイアスをその都度それぞれのテープに合わせるという実に細やかな作業のようです。
昔と違うのは、世界中のスタジオのどこもがそれほどの台数のテープ・デッキを所有していない、というのが現状でしょうが、テープの左右をしっかりバランスよくヘッドで拾うようにする。
これって想像しただけでも大変そう。
一曲終わったら次の曲、次の曲・・・ってエンジニアは相当なベテランじゃなきゃあ勤まらないでしょうね。
それだけに僕は、しっかりとした目標を持った、目的としてどんなユーザーが聴く物か、はっきりとテーマを持ったメーカーが好きなのです。
日本の大手メーカーは適当なものを作りすぎている感もありますが、アメリカのライノ、イギリスのエース、そしてドイツのベア・ファミリー、今後も応援していきたいものです。
THAT'LL FLAT GIT IT!
ルーツ・ロカビリーを知りたい方は必聴です。

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