毎年この時期(3月)になると、来春受験の生徒さんから年間の学習計画に関するご質問をいただきます。とくに既卒生の皆さんにとっては、予備校などの授業が始まるまでに自分でなるべく頑張ってスタートダッシュをはかりたい時期にあたると思います。そこで、今回は「時節のアドバイス」の一環として、来年度に向けてやっておくべきこと、またその際にどんなことを心がけたらよいか、そのあたりを中心に書いていきたいと思います。
率直に言うと、この時期にやって欲しいのは基礎の見直し。
・・・つまりは「ミニキャンプ」です。
たとえば今春卒業の生徒さんなら、学校の演習授業で使っていたテキストの問題の中で、実はよく分かっていなかったのだけれどそのままにしてしまっていたところが結構あるでしょう?そういう所を、今のうちにやり直しておくのです。もし出来るなら、これをやるのが理想だと思います。
現高2の皆さんに関しても基本的な考え方は同じで、教科書傍用問題集で言えば、まったくの基本は除いて定期試験で差がついたと思われる「少し難しめのところ」を集中的にやり直せばよいのです。
でも、これだけ言って済めば苦労はしないでしょう。個人個人によって、さまざまな事情があると思います。これまでに使った教材がすべて詳しい解答・解説つきで、そのすべてが肌に合うなんてことはまずありません。レベルが高すぎて全く手が出なかったとか、どうしようもない苦手分野が出来てしまったとか。持っている本は分厚すぎるなどの理由でどこから手をつけていいか判断できないという場合もあります。
そういう場合は、やむなくミニキャンプ専用の教材を買い、他の学習と並行しながら進めていくことになります。
※ 以降の内容は、加筆修正ののち「参考書の選び方・使い方」のカテゴリに移しました。
# 詳しくはこちら →
http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/430.html