※当初「日記」カテゴリに置いていた記事ですが、日付をそのままでこちらに移しました。
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法事等のため、名古屋の親の実家に来ています。仕事も一応持って来てはいるのですが、あまりの暑さのため、クーラーのかかる部屋でうるさい家族の横におらねばならず、甘い考えでした。テレビで高校野球でも観ながら、割り切って休むことにします。
あとは本を何冊か、食事の前後や寝る前、行き帰りの新幹線の中などで読もうと買ってきていたのですが、そちらはかなり消化したので、ここで紹介させてください。例によって、内容的にはかなり偏っていますが、気になさらずに・・・。
○「クイズ 宇宙旅行」(講談社ブルーバックス)
最初のほうは物理の応用問題みたいな内容が続きますが、後半になるに従って徐々にいろいろな分野の問題が出てきて、すべての学問は宇宙に通じるということを実感させてくれます。クイズ形式なので、興味のあるところから楽しめるのもポイント高い。
○「空想科学生活読本」(扶桑社)
柳田理科雄先生の本は「空想科学読本」から楽しませてもらっているが、今回は日常の生活の疑問(その多くは不便さに対するもの)を扱っています。元は雑誌の連載で、節によって話題の方向性、ふくらみ方にバラつきも見られ、そこは少々残念なのですが、過去に著者と同じようなことを考えたことがあり(ヒゲ剃りのところ)、個人的にツボに入りました。
○「ゲームニクスとは何か 日本発、世界基準のものづくり法則」(幻冬舎新書)
個人的に、この夏読んだ本の中でいちばんの当たり。書かれた時期のせいか、DSとWiiの売れた理由に偏りすぎている感もありますが、日本の誇る「人を夢中にさせる」ノウハウが多方面に応用できることが語られています。私自身もついこの間まで熱中していたゲームの楽しみ方と、今やっている「数学参考書レビュー」の視点が一貫している・・・とまではいかなくともかなり似通っていることに改めて気付かされ、ゲームニクスの考え方を応用した参考書を作りたくなりました。
他2冊。まだ全部は読んでませんが・・・。
○「高校物理”検定外”教科書」(宝島社新書)
コペルニクス、ガリレイなど、近代科学の基礎をつくった人たちの業績だけでなく、その失敗や悩みまで紹介、親近感を持たせてくれます。たとえばケプラーは惑星が楕円運動することを発見しましたが、その理由までは踏み込めませんでした。他にもいろいろな人のいろいろな力があってひとつの学問が出来上がっていく様子を追体験できます。
○「スナップ写真のルールとマナー」(朝日新書)
これは私自身が純粋に「必要性」を感じて買いました。私のようなブログ世代はもちろん、最近になって急に「デジカメが欲しい!」と言い出した私の父のような(?)団塊世代にも必携かも知れません。